部下の女性を好きになってしまった。どうすればよいか？

カウンセラーの回答

その恋あきらめる必要はありません

けん様

はじめまして。カウンセラーの高本明知（こうもとあきとも）です。

片想いは何歳になろうとも切ないですね。
ただ、私はけん様がこの恋を諦める必要はないと思っています。
私はけん様の恋愛の成就を応援します。

ご相談内容を読ませて頂いて、私が考えたことを述べさせて下さい。
もしよろしければ参考にして下さい。

まず、けん様と部下の女性（以下、彼女）の関係に関してですが、「少し公私が混同されている」印象をうけました。
彼女はけん様のおつとめの会社の戦力として入社したのですから、彼女自身も会社から応分の成果を求められます。
けん様が今のような状態を続けていれば、彼女はいつまでもスキルアップすることができません。
その結果彼女は成果を上げられず、そのことを会社に責められることになります。
会社には人事異動もあるでしょうから、彼女の次の上司がけん様ほど優しい方とは限りません。
「今まで何をやっていたんだ！」と彼女を詰問してくるタイプの上司である可能性だってあります。
そうなったときに一番苦しむのは彼女自身です。
けん様が「私」の部分を優先させて、今の状態を続けることは将来彼女を苦しめることにつながる可能性だってあるのです。
そうなったら彼女は、そのことを全部けん様のせいにするかも知れません。
もはや恋愛成就どころではなくなります。
ご自身のためにも、彼女のためにも公私の区別はきちんとなされるべきだと思います。

私は恋愛感情のはじまりは「相手に尊敬の念を抱く」ことだと考えます。
けん様も彼女に「この人すごい！」と思わせることができればしめたものです。

ではどうやって彼女にそう思わせることができるか？

私はけん様が「仕事のできる男」になることが一番の早道だと思います。
けん様は40代で課長職にありますので、すでに「仕事のできる男」なのかも知れませんが、もっともっと結果を出して、部長、役員、社長へとあっという間に駆け上がっていくくらいの「仕事のできる男」を目指してはいかがでしょうか？

ご相談のメールに「ただ、最近は、私が愛情が入っている故、優しい態度しかとらないし、難しい仕事は私がやるので、私の事を舐めているような態度も見受けられるようになりました」とあります。
それを読んで私は、彼女は「仕事のできる男」がタイプなのではないかという印象を受けました。
けん様が彼女に易しい仕事しかやらせないから、彼女は「けん様のやっている仕事もどうせたいしたことはない」と高をくくって、「なめた」態度にでるのです。
まず、彼女には仕事の難易度にかかわらず、やるべきことをさせて、「仕事はそんなに甘くない」ことを分からせる必要があります。
そうすればけん様に「なめた」態度をとることはなくなるはずです。
だいたい「なめた」態度をとるような相手に恋愛感情を持つことはありません。
彼女の「なめた」態度をやめさせること、恋愛成就への道はそこからだと思います。

けん様が今より更に更に「仕事のできる男」になれば、彼女はきっとけん様に「尊敬の念」を抱くようになると思います。
そうなると、けん様との会話の内容が変わってくると思います。
日常生活についてのたわい無い内容だけではなく、少し立ち入った内容の相談を受けることが多くなってくると思います。
人は尊敬していない人間に悩み等を相談することはありません。

そうなれば、けん様も明らかに「自分は頼られている」実感があるはずです。
そういうモードに持ち込めれば、あとは「尊敬の念」を恋愛感情に育てていくだけです。

失礼を覚悟の上で申し上げると、あくまで現時点においては、けん様は彼女にとって単なる「都合の良い男」なのです。面倒くさい仕事はけん様が全部引き受けてくれるし、自分は楽な仕事だけしていればよいのですから当然です。

「都合の良い男」から「恋人」の地位までジャンプアップできればすごいことです。

なお、彼女に接する態度については、依頼する仕事の内容以外は今までどおりで良いと思います。
ただし、仕事の振り方に関しては、急に難しい仕事を依頼したりせずに、徐々に難易度を上げていく必要はあると思います。
急激な変化が原因となって彼女に退職でもされてしまっては元も子もありません。

彼女との関係を恋愛関係に発展させるミッションは、彼女が同じ職場の方であるが故に、かなり慎重に進める必要があります。
失敗すればけん様自身のお立場を悪くしてしまうことだってあり得ます。
しかし、けん様が彼女の気持ちをどうしてもゲットしたいと思うのであれば 、それを乗り越えなくてはなりません。

是非とも頑張って下さい。
応援しています！

ここまでお読み頂きありがとうございました。