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家族のトラブルから母が寝込んでしまいました。
弟が借金をしているのを知った母が、ショックで寝込んでしまいました。
父が借金をなんとかして片つけ、弟も反省し仕事もがんばり始めたのですが、
半年経った今でも母は、ご飯もあまり食べず、寝てばかりで、
「わたしがしっかりしていないから、みんなに辛い思いさせて、ごめんね」
と泣いています。
ネットで調べると、鬱病のような感じなのですが、病院に連れていったほうがいいですか?
母は、前のような母にもどりますか?
女性
25歳
2013年2月22日
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カウンセラーの回答
じっくりと、お母様が安心して胸の内を吐き出せる「心理の専門家」とのセッションを!
グリーンさま
こんにちは、カウンセラーの山口です。
今回のご相談に回答させて頂くにあたり、まずはグリーンさまへ、
ご自身を責め、塞ぎ込んでいるお母様を見守っているのは、非常にお辛いことと思います。
よくご相談くださいましたね。
ご相談内容を拝見いたしました。
完結なご相談内容で主旨は非常にわかりやすい反面、
お母様の状況を把握しよりお役に立てる回答をするには、もう少し詳しい情報を伺う必要があるのですが
読み取れる範疇で「交流分析」という心理療法の考え方を元に、
ご家族に対するお母様の関わり方(自我状態といいます)に着目してみますと、
親としての責任感が強く、今でも息子さん(弟さん)を
「1人の自立した男性」としてではなく「子供」としてみている為、
弟さんの借金という「1つの問題」が起きたことに対し、
「(親としての)自分の責任だ」と思い込んでしまわれているということから、
「P(parent)」=常に「親」の自我状態(自分の中の傾向)をお持ちで、
(お母様の)ご両親の影響を強く受け継いだ思考・感情・行動が人と関わる際の基準となっている
と考えられ、
またお母様は、
「自己否定・他者肯定型→私はnotOK、あなたはOK」というスタンスを取りやすく、
「他者よりも自分が劣っていると常に感じ、心配や後悔が多く、
逃げ出したい気持ちや時間に追われているような感覚に囚われがち」
と、考えられます。
専門的には「人生態度」というのですが、
幼少時にでき上がるといわれている「人とのふれあい方」「対人関係形成」の傾向によって
積み重なっていたストレスやプレッシャーが今回の1件で限度を超え、
張りつめていた糸が切れてしまったのではないでしょうか。
それが、
「わたしがしっかりしていないから、みんなに辛い思いさせて、ごめんね」という言葉、
半年以上も「ご飯もあまり食べず、寝て、泣いて、謝ってばかり」いるという行動に
繋がっていると考えられます。
この状態を解決するには、まずは
①お母様がこの状況から抜け出したいと思われること
②安心して胸の内を吐き出せる専門家に、今感じていることや
今までの人生を振り返ってみること、ご自身についてどう思われているかなどを、
お母様のペースで吐き出すこと
③そういった思考傾向やスタンスに至った経緯を専門家に話すこと
④それは正しい思考傾向であるかを一緒に見直し、改善すべき点を自覚し、
行動に移す練習から始めること
この4つの工程を通して、
「自己肯定・他者肯定→私もOK、あなたもOK」という理想的な対人関係の取り方に
すこしずつ、変化させていくことができれば、現状の問題解決はもちろん、
お母様の今後の人生にも良い影響を与えるのではないかと思います。
相談先は、心療内科外来などで、定期的に外出させ、話す習慣をつけさせるのも1つですし、
病院に行くこと、身元を知られること等に強い抵抗があるようでしたら、
この「エキサイトお悩み相談室」のような、ご都合の良い時間に、匿名で
ゆっくりご相談頂ける機関を、
お勧めしてみてはいかがでしょうか。
また心理療法も、今回は「交流分析」の基本的な考え方から回答させて頂きましたが
他にも複数の心理療法がありますので、お母様が安心してお話できる専門家、
いわゆる「信用できる第三者」におまかせしてみるのが良いかと思います。
最後に…
グリーンさまにお願いなのですが、
誰にでも、鬱に近い状態になることはありますよね。
その時大切なのは、一番身近にいる家族だからこそ変に気を使ったりせず、
お母様が回復されることを信じていること、愛情をしっかり伝え続けることが
肝心です。
どうぞ、お母様の持つ力を信じ、見守って差し上げて下さいませ。
また何かございましたら、ご相談くださいね。
お母様が早く回復されることを、心から願っています。
エキサイトお悩み相談室
カウンセラー 山口 愛乃