悩み相談・人生相談ならエキサイト【お悩み相談室】電話カウンセリング
  • 閲覧履歴
  • よくある質問
  • 使い方

人から舐められやすく、見下されると感じてしまいます

お悩み種別人間関係

人間関係・仕事・メンタル・片思い・不倫・性など…周りの人に相談しにくいお悩みや不安に、毎回人生経験豊富なカウンセラーが回答します。

今回は、人間関係についてのお悩みに、人間関係のご相談に対する知識や経験が豊富な伊藤憲治カウンセラーがお応えします。

今回のお悩み

私は、友達や姉妹、職場の同僚から、必ず舐められます。見下されていると感じることも多くありますが、不快の気持ちを上手く伝えられずにストレスが溜まる一方です。自身が気が弱いことは理解していますし、きつい人にはなりたくありません。人に優しくありながら、舐められないためにはどうすれば良いのでしょうか?

あかね(女性 27歳)

自己肯定感を高め自信を持つ方法

伊藤カウンセラー(以下伊藤):ご相談いただいた内容では、人から見下されている状況が物理的に起こっている、あるいは、あかねさんが被害妄想的に過敏に感じてしまっている、どちらかの可能性が考えられると思います。

もしあかねさんが育ってきた家庭環境で、親に否定ばかりされていた、もしくは学生時代にいじめられた経験などがあると、人からどう見られるかを異常に気にしてしまい、被害妄想的になってしまうことがあります。

また、あかねさんは自分の気持ちを伝えるのが難しいとのことなので、そもそも自己肯定感が低い可能性があります。過去の出来事でトラウマなどがあり、自分の意見を言ったら人から嫌われてしまうという思いが強く、周りと馴染めずに成長してきたのかもしれません。

その場合は、あかねさんが自己肯定感を高め自信を持てるようにしていくことが必要になってくるので、その方法をお伝えしますね。

人間は3つ以上のコミュニティを持っているとバランスが取りやすいと言われています。例えば、家庭・仕事・趣味など、切り離されたコミュニティの中でそれぞれ満足感や充実感を得られるようバランスをとることが大事です。そのバランスが崩れているケースも多いので、その場合は一つでも自分のことを認めてくれる・満足感を得られる環境を作っていくようにしましょう。

趣味や好きなことがない人は、行き詰まりやすい傾向にあります。

人との関わりが苦手な人は、新しい環境が苦手で習い事や社会人サークルなどは避けがちになり家に籠ってしまい、その結果彼氏に依存してしまうということも。その場合は、できる限り人とのコミュニケーションが少ないものや、負担にならない趣味や好きなことを見つけられると良いと思います。

ある程度の満足感や達成感があると自然と自信が持てるようになり、自己肯定感が上がり普段の行動が変わってきます。そうすると、攻撃されることや見下されることが少なくなり、解決の方向に進むはずです。

また、社会に出て間もない20代の頃は、わからないことも多く周りから教えられたり怒られたりして精神的に落ち込みやすいこともあり、それも影響しているかもしれません。時間の経過と共に経験値が上がると、職場でも自信が持てるようになってくると思いますよ。

「ビッグファイブ」という心理分析の方法

伊藤:次に、被害妄想ではない場合についてです。その場合は、どの環境でそれが起こっているのかが重要です。

人から見下され、舐められる環境とは、いじめの構造と同じです。集団化の中で、周りの性格と突起して合わない部分がある方がターゲットになりやすい傾向にあります。

例えば、職場の場合は面接などがあるので、ある程度同じような性格や考えの人が集まっているはずなのですが、その中で特別な性格の人がいると、その人が攻撃されやすくなることがあります。その場合は、転職することをおすすめします。

性格が周囲と合わずに弾かれてしまっている場合、自分が周りと同じような性格にならなくては、と思うかもしれませんが、それは現実的に難しいことです。あまり無理せずに、自分に合う職場で働くことを考えたほうがいいでしょう。

また「ビッグファイブ」という心理分析の方法があります。

他人との協調性や誠実性、神経症傾向が強いか低いか、クリエイティブ性が高いか低いかなどを見ながら、その人がどういう特性が強く・どういう特性が低いのか分析した上でバランスがいい環境を探すという方法です。
色々なパターンがでてくるので、その人に合った環境を一つひとつ見つけていくことができます。

これは、自分で考えたものと他者がどうみているかの2つを比較する必要があるので、できれば第3者と話合い比較しながら一緒に探していくのが一番良い方法です。

あかね:きつく思われないように気をつけることはありますか?

伊藤:外見や話し方を気をつけることで、ある程度カバーできると思います。例えば、早口にならない、あまり高い声になりすぎないように気をつけてみてください。

化粧は、アイラインをきつくしない、口紅の口角をあげる。お洋服はパステルカラーなどふわっとした雰囲気のコンサバティブなものを選んでみましょう。

特に話し方は重要なので、ぜひ気をつけてみてくださいね。

今回のカウンセラー

伊藤 憲治 カウンセラー

年間約3,000件を超える豊富なカウンセリング経験や相談実績があり、性格や行動から細かく分析し不倫、復縁、職場でのストレスなど人間関係全般のお悩みをご一緒に紐解きます。

記事一覧