ストレス〜開放されたくて気づくと自傷をしています

カウンセラーの回答

ご自分に少し優しくしてみませんか？

初めまして、カウンセラーの相作　桃香と申します。この度は無料カウンセリングにお問い合わせいただき、ありがとうございます。

あお様からの相談を読ませていただきました。小学校高学年の頃から、自傷癖があり、何度も止めようと思ったけど、止められないでいるということですね。ご自分ではいけないと思っていて、この癖を直したいと思っていても止められないので困っているというのは、とても辛いことでしょう。あおさんが、そう思いつつの９年間はとても長いと思います。そのため、ご両親に「止めなさい」と言われても、「あんたに何が分かるのさ。」という感情を抱いてしまうことも分かります。

でも、そのような時に、素直な気持ちを表現出来ないながらも、今回、こちらに勇気を持って相談してくださってありがとうございます。匿名とは言え、あおさんが、ここに自分のことを、ある意味では、客観的に書かれたということは、自分の行動や心と向き合う第1歩なので、とても勇気がいることだったと思います。そして、あおさんと同じように悩んでいても、その自分とまだ向き合えないでいる方にも自分と向き合う機会を与える事が出来るかもしれない勇気を与える行動をしてくださいました。

自分でも止めたいのに、逆に自分を追い込んでしまうような行動をしてしまうのは何故なのでしょう？その事を考えたことはありますか？私が今まで出会った、血が出るまで、爪を噛んだり、むしったりしてしまう方達は、人よりも強くストレスを感じてしまいがちで、普段の生活でも頑張り屋さんが多く、その結果として自分に必要以上に厳しい方が多い傾向があります。今回の相談でも、あおさんが、子供として失格だと思いますと仰っていますが、そんなに自分のことを厳しく責めなくても大丈夫だとお伝えしたいです。人間は、機械と違い、毎日毎日正確に間違いのない行動を継続して行うことは、誰もできません。また、あおさんが自分の皮膚の中から白いものがでてくるのが楽しくて癖になっていると表現をされていますが、爪を噛む人達も、爪の味や皮膚の味が美味しく癖になっている方が殆どです。そういう意味では少し似ていますね。

今のあおさんは自殺をしようとは思われないようですが、自傷行為をしている時には、そのことが頭を、よぎるということと言われていますので、自分だけで解決しようと思わずに、心療内科や精神科等でカウンセリングを受けることをお勧めします。ただし、カウンセラーとの相性の問題もあるので、何人かの先生に会ってみて、その中で、あおさんに合うと思う先生にカウンセリングを受けられたら良いと思います。また、療法によっては、家族療法といった家族の方も交えたカウンセリングの可能性もあります。繰り返しになりますが、ご自分に合った療法、先生を、選択するのは、あおさんの自由です。

最後に、あおさんはストレスから解放されたいと仰っていますが、具体的にどのようなストレスを特に感じているのか、また、本当にそのストレスが現在のあおさんに起きている自傷行為の直接の原因なのかもカウンセリングを通して、分かると思われます。ちなみに、ストレスは、時間がかかって蓄積されますので、一気にそれが、無くなることは、ありませんが、正しい対応を行って行けば、ストレスの対処も出来るようになります。

さらなる質問や、今回の相談の答えに対する気持ちが不完全燃焼の場合、カウンセリングについて、もっと知りたい等思われましたら、その時は、ご連絡いただけますと、あおさんの悩みの解決にもっと近づけるお手伝いが出来るかもしれません。

相作　桃香