過去の記憶に悩まされています

カウンセラーの回答

自分の心を癒やすことが本当に大切です

初めまして、カウンセラーの相作　桃香と申します。
この度は無料カウンセリングにお問い合わせいただき、ありがとうございます。

hiro様からの相談を読ませていただきました。お母様が統合失調症で、幼い頃のhiroさんは、人間として親から暖かい庇護が必要な成長期の時に、反対に「扱いの難しい事情」と懸命に闘って生きてこられたのですね。それは、言葉では表せないほど本当に大変なことだったと思われます。hiroさんにとっては、その長い間、選択肢が無いまま、心の病のお母様と一緒に生活を強いられていて、寄り添っていないといけなかった状況だったことでしょう。

子供心に、「どうして、私がこんな目に。」と思われたことも何度もあったでしょうし、理不尽な状況の中で、自分の存在も嫌になったこともあったのではないかと充分察しています。そして心の中では色々な葛藤があったにせよ、それを何とか乗り越えられた今現在、結婚されて普通に生活しておられていても、過去の記憶がふと蘇って、こころが支配されてしまうというのは、とても良く分かります。ここまで良く頑張ってこられましたね。

人生には、どんな人にも、陽と陰があると言われています。Hiroさんが、今回、無料相談に書かれたことは、「陰」の部分であり、カウンセラーとしては、hiroさんと一緒に「2人で抱える」事柄だと思います。人間は、通常、過去の記憶について、思い出したくないことに関しては、忘れようとします。それが、言われているようにフラッシュバックが、前触れも無く起きhiroさんに嫌な過去を思い出させるのであるのであれば、ご自分で、その時の事があり、それを経験したからこそ、今の自分がある、というように複雑な体験をした自分を前向きに理解することや、苦しくとも受け入れる必要があるのです。

その為、hiroさんが、今回、ここに今までのご経験を書かれたことを第一歩と考え、心療内科等で自分に合うカウンセラーと一緒になって、当時のことをhiroさんが語ることによって、自分の中での納得感や気づき等を経てhiroさん自身が自分の心を癒やすことが本当に大切です。そうすることを実践する事により、hiroさんが幼い時に経験したお母様の怖かった顔も、hiroさんが抱いたお母様への殺意も心の中では、最終的には許すことが出来るでしょう。

今のままでも、生活に支障は無いと思いますが、今回、このように相談をされたということは、何かを思われたからでしょう。匿名とは言え、ここに自分の辛い経験そして心の中の葛藤を包み隠さず書かれることは、とても勇気のいることだったと思います。そのhiroさんの正直な気持ちを受け入れ、且つ、このような「扱いの難しい事情」も充分に理解して、hiroさんが心の平安を得るには専門家の助けとある程度の時間が最低限、必要だと思われます。それを踏まえ、今回は敢えて、hiroさんの３つのトラウマや、苦しみから解放されるであろう道筋についての私のアドバイスを、お伝えすることは出来かねます。その理由は、メールでのご相談の場合、あくまでも一方的な情報であること、今回のご相談内容では、相談の過程で起こるhiroさんの気持ちの変化に対して、その都度対応が必要なので、このメールでのご相談では、それが不可能だからです。そのことを、何卒ご了承ください。従いまして、一日も早く専門家の方に、お会いしてお話をされることをお勧めいたします。

さらなる質問や、今回の相談の答えに対する気持ちが不完全燃焼の場合、また、この件に関して、もっと自分の悶悶とした気持ちを吐き出したい場合は、ご連絡いただけますと、hiroさんの悩みの解決にもっと近づけるお手伝いが出来るかもしれません。

相作　桃香