正社員登用前提のはずが、いまだに派遣社員です

カウンセラーの回答

これまでの仕事の経験に自信をもってください。

初めまして、カウンセラーの相作　桃香と申します。
この度は無料カウンセリングにお問い合わせいただき、ありがとうございます。

まちこ様からの相談を読ませていただきました。転職活動をしていた所、当時、仕事でお付き合いのあった営業所長に正社員登用をするので派遣社員として来て欲しいといわれ、５年経つ。来年３月の抵触日を前に、「正社員の登用は、ここ数年していなかったみたいだ。」と言われてしまったのですね。また、所長は、だからと言って派遣社員から契約社員にする等、何か自分のためにしてくれることもないので、怒りや不安が募っているようです。折角、最後の転職活動をしていた所を止め、この会社の仕事を頑張って続けてきたのに、このような態度を取られてしまうと、まちこさんのように不信感等の気持ちがわいてくるのは、当たり前のことです。まちこさんから見ると、仕事をきちんとこなしていない上司を見ると、本当に腹が立つことでしょう。

さて、２０１３年４月１日から1年や半年単位で契約する有期雇用で、働いた期間が通算5年を超えた場合、労働者が希望すれば、正社員やパート、派遣、嘱託、契約社員など雇用形態にかかわらず、期限を定めない無期契約に転換できる制度が出来ていることを、まちこさんはご存知でしょうか？ここで大切なことは、あくまでも「本人が希望すれば」という事です。まちこさんは、営業所に働いているとのことですが、この件について、本社の人事や派遣社員という事なので、派遣先と話してみたことはありますか？また、まちこさんの労働契約は、どのように取り交わされているのでしょうか？再度、それを見直すことが必要になってきます。
以上のことを踏まえて、本社の人事および、派遣先との話し合いや、必要であれば、労働基準監督署に相談することが、可能になってきます。

それとは別に、この会社に正社員として働きたいという気持ちがあるのか？という事も、真剣に考えなければなりません。まちこさんが、この会社に、いないといけない状況があるのでしょうか？この会社に移る時に最後の転職活動をしていたと述べられていますが、今はもう転職活動が出来ない理由があるのでしょうか？もし、まちこさんの答えがＮＯなのであれば、この会社にしがみつくことなく、まちこさんの意思で、転職活動を再開する必要があると思われます。その場合でも、今まで頑張ってきた今の会社での５年のキャリアも無駄では無いと思います。ここに書かれた情報のみですが、少数しか居ない営業所で仕事をしているのは２人との事ですので、まちこさんも書かれているように、書類の代行作成、管理や諸経費の管理など、色々な幅広い責任のある仕事もされてきたようです。それに対しては貴重な経験として自信を持ってください。なお、真面目な、まちこさんから見ると全く仕事をしていない上司を毎日見ていて呆れていたかもしれませんが、そのおかげで、通常なら出来なかった仕事をこなす経験が出来たということも忘れないでください。その為、この５年が無駄ではなく、次のキャリアアップも考えられるということになります。自信を持って、この会社に残る残らないも含め、今後の仕事に向かって行って下さい。

さらなる質問や、この件に関して、もっと話したい等思われましたら、その時は、ご連絡いただけますと、まちこさんの悩みの解決にもっと近づけるお手伝いが出来るかもしれません。

相作　桃香