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彼の母親に結婚を反対されています。

彼の母親に結婚を賛成してもらえずとても悩んでます。

お付き合いをして6年経ち去年の3月に彼の両親に挨拶に行ったのですが、父親の方は歓迎してくれているのですが、母親は悪い予感がするから賛成できないと後から言われました。母親を説得するため1年以上経ったのですが、今だに気持ちが変ることはありません。

結婚の話を出すと私には関係ないと居なくなります。そして、私は離婚するから、出て行くから関係ないと言い、父親に早く離婚をしてと言ったりするのです。彼の父親にも迷惑をかけてはいけないと思うと彼もあまり強く言えません。

私に会う前からよく思ってはなかったらしく、彼が言うには出身高校など学歴で判断してる可能性もあると言われました。高校は進学高校でもなくレベルも低いほうです。彼の母親は教育熱心で塾の先生をしていて、子供2人をレベルの高い学校に入れたことを誇りに思ってるのかもしれません。

私は高校を卒業した後、美容室で6年間働き自分なりに頑張ってきたつもりです。最近、彼の妹が妊娠をして結婚しました。妹も6年間交際をしていたのですが、両親は一度も会ったことがなかったみたいです。

妹の旦那はまだ学生で今年から社会人になる人です。地方の有名な大学をでています。しかし、遠くに就職が決まってました。母親は妹がせっかくいい会社に入ったのだから子供は諦めたらと反対してました。でも最後には一人だけ反対しててもと結納は出席しました。

しかし、その後にした私達の両家の顔合わせには来ませんでした。今もこの結婚はダメだと先祖、守り神が言っていると言います。もう待ってられないので母親は置いといて結婚の話を進めているのですが、時々考えると悲しくなり涙がでます。

再来月には結納もするのですが、来てくれるのか分かりません。希望としては結婚式も挙げたいのですが、片親だけでは挙げれないと思うので今のままではできない状態です。

今後どのようにしたらいいのかアドバイスを頂けたらと思います。宜しくお願いします。

女性

26歳

2009年5月18日

カウンセラーの回答

まずは相手の話を聴き、それから自分の素直な気持ちを伝えてみて。

ピコさん、はじめまして。カウンセラーの會澤 真理(あいざわ まり)と申します。
結婚は人生において、とても重要な出来事ですよね。その結婚に不安がおありなのでは、さぞかし心細くお思いのことでしょう。
ピコさんの心に寄り添いながら、一生懸命回答させていただきます。どうぞよろしくお願いしますね。

まずは、ご結婚おめでとうございます。
ピコさんと彼は6年もの交際を経てのご結婚なのですね。6年と一言で言ってしまうとあっという間のようですが、小学生が入学して卒業するくらいの年月ですから、その間お互いの意見が合わず、喧嘩をしたり、すねてみたりと楽しいことばかりでは無かったのではないでしょうか?今回ご結婚されるということは、すべてにおいて順風満帆とはいかなかった年月をお二人の力で乗り越えてこられ、お互いを尊重し深く理解し合えたからこそのご結婚なのだろうと私は感じております。

さてピコさんは今、お付き合いしている彼との結婚のお話が進んでいる最中ではあるのですが、彼のお母様がこの結婚に反対されていているという状態とのこと。そしてその反対理由がどうも自分の学歴があまり高くないからなのではないかと思われているわけですね。
自分なりには美容室で6年間働き、頑張ってこられたという自負があること。
このままでは結婚話が進まなくなってしまうので、彼のお母様はひとまず置いておいて結婚話は進めてはいるのですが、時々彼のお母様のことやご自身の結婚のことを考えると涙が出てきてしまうほど、悲しいお気持ちになってくるのですね。

彼のお母様に結婚を反対され、お母様を説得するため1年もの間、結婚話が足踏みしてしまったのでは、さぞかし心細く、悲しいお気持ちになってしまいますよね。
自分なりに頑張ってきたつもりなのに認めてもらえないという、戸惑いや寂しいお気持ちもあるのではないかと思いました。それから彼のお母様に認めてもらえないまま話が進んでいくことに、心苦しい思いがあるのかもしれませんね。

もしそのようなお心でいるのであれば、とてもピコさんは心のお優しい方なのだと私は感じました。彼のお母様を1年以上も説得し続けているなんて、ピコさんも彼もお母様のことを大切に思っているからこそできるのだと思いますよ。とても辛抱強くていらっしゃいますよね。それだけ彼を愛し、信頼しているのだと感じました。そしてピコさんも彼から愛され、信頼されていますよね。

さらにピコさんと彼との結婚話と重なるように、彼のご両親の離婚話がでてきているのでは、不安は増すばかりですよね。彼もお父様に迷惑をかけてはいけないと思い、強く言えないご様子。彼もとてもお優しい方なのだと感じました。お二人ともお母様のこともお父様のことも、とても心配していらっしゃるのですね。
私はこんな印象をメールの文面から感じました。

ピコさんは高校を卒業した後、美容室で6年間働いているのですよね。ピコさんご本人もおっしゃっておりますが、私もよく頑張っているなぁと思いますよ。私なりに美容室の仕事を想像してみたのですが、毎日朝から夜まで立ち仕事であること、水仕事や薬品による手荒れ、カットやパーマの技術はもちろん、接客業ですからお客様とのヘアースタイルのカウンセリング、作業をしているあいだのトークなど、それからお店が終わってからの道具の整理やメンテナンス、お店の掃除やカルテの整理などお仕事は多岐にわたりますよね。このように美容室のお仕事は知識や技術以外の気遣いや心配り、さらには段取り力が要求される、難しいお仕事のように思います。もちろんお仕事はこれ以外にもあると思いますが、体力的にも精神的にも大変ながらもやりがいのある美容室のお仕事を6年間も続けてこられたピコさんは、とてもまじめで、頑張り屋で、お仕事にも熱心に取り組む方なのだと思いました。彼もそういうピコさんの良さを認めて、愛しているのかもしれませんね。
ですから私はピコさんに美容室で働いていることを誇りに思ってほしいのです。
学歴はその人の一部ではありますが、すべてではないのですから。

さて、結婚のお話を彼のお母様のことはひとまず置いておいてお話しを進めているとのこと。でも、彼のお母様の賛成を得られないまま結婚話が進んでいくことを考えると涙が出てきてしまうほど悲しいお気持ちになるのですね。

では、その悲しみはどのようなお気持ちからくるのでしょう?
・お母様をのけ者にしているようで、申し訳ない。
・自分の頑張りを認めてもらえていないように感じ、寂しい。
・1年以上も説得したのに無駄な努力に終わっ てしまうのでは?という、無力感、不安感。
・自分の結婚話が祝福してもらえず、汚されているように思ってしまう。

私なりに想像したお気持ちですが、他にもいろいろな感情が渦巻いていることでしょう。
もちろん結婚は人生の大きなイベントです。何一つ問題なく話しを進めたいお気持ちもわかります。でも、何事もすべてが完璧に揃ってからでないと物事は動き出せないのでしょうか?私はそうは思っていません。不安材料は少ないに越したことはないですが、不安が全くなくなることなどないからです。むしろその不安があるからこそ、周りの人と話し合い、一つ一つ問題と向き合っていくことによって、お互いの絆が深まっていくのではないでしょうか?ピコさんと彼がお付き合いしている時から行ってきたことと同じです。
ですからお互いが理解し合うための努力は、今回のことに限らず結婚後も彼や彼のご家族、ピコさんのご家族ともおこなっていってほしいことです。もしかしたら1年前に何事もなく結婚をしていたのでは手に入らなかった彼との絆が、今、手に入っているかもしれませんよね。
彼のお母様との関係ももちろん大切ですが、まずは彼との絆の再確認をしていただきたいな、と思いました。これから夫婦となるお二人です。今は結婚という大きな目的に向かい二人が力を合わせて努力をしている真っ最中です。夫婦生活を営む上での予行練習をしているのかもしれませんね。

それから彼のご両親の離婚話が持ち上がり、彼もお父様に気を使い、あまり強く言えなくなっているとのこと。また彼の妹さんの結婚もお母様がピコさんと彼との結婚を反対する理由の一つにあるのではないかとのお考えですよね。

確かに、お母様の中ではお母様ご自身の離婚話もご自分の娘さんの結婚の進め方も問題となり、ピコさんと彼との結婚話に反対されているのかもしれません。
お母様ご自身の心配事にまで心配りをし、お気遣いされているご様子は、とてもご両親思いの彼とピコさんなのだろうと感じております。
しかしながらこれはお母様の問題であって、ピコさんと彼との結婚話とは別のお話のように私は思います。
「そんな、別の話と割り切れないから悩んでいるのではないですか!」とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、こればっかりはお母様ご自身で解決してもらうしかないのです。
もしかしたらお母様ご自身、ご自分の考えがまとまらず、お困りなのかもしれませんね。

さらに1年以上もお母様を説得しているのに、お母様の気持ちが変わらないとのことですね。“『説得』とは、よく話して納得させること。”と辞書にはあります。お母様は納得をしていないから反対されている可能性があるのかもしれませんよね。

そこでお勧めするのがお母様のお話しを“聴く”ということをしてほしいのです。
「そんなこと、今までだって散々してきています!!」と、またまたお叱りを受けてしまうかもしれませんが、“聞く”と“聴く”とでは意味合いが違ってくるのです。

“聞く”は耳から入ってくる音すべてをさします。ですから相手の話を聞いているだけでは、相手の本当に言いたいことまでは理解しようとせずに、聞き流している可能性があるのです。
もしかしたらお母様も彼もピコさんも、自分の思いが伝わらないと感じ、悲しいお気持ちになっているのかもしれませんね。
それに対し“聴く”は、「相手の本当に言いたいことはなんだろう?」と考えながら心を込めて話しを聴くことです。これを心理学では『傾聴』といいます。

では、傾聴のもたらすメリットをお話しますね。
・自分の話を途中でさえぎることなく聴いてもらえると、深い安心感を覚えます。 「自分のことを理解してもらえた」とか「自分の存在を認めてもらえた」と感じるわけです。
・心のうちにため込んでいた気持ちを話すことで、心が解放された気分になります。
・モヤモヤした気持ちを聴いてもらうことで、気持ちや考え、問題点などが整理されてきます。

というように、傾聴には閉ざしてしまった心を解放する働きがあります。

そしてこのように相手の話を聴いていると今度はピコさんの中で疑問や引っかかるものが出てくると思います。そんなとき今度は自分の心の声を傾聴するのです。一見難しく考えてしまいがちですが、要は素直に自分の心の声に耳を傾けるということです。人は(特に日本人は)自分の感情を後回しに考えてしまう傾向があります。決してそれは悪いことではないのですが、あまりやりすぎるとストレスになり、自分にも周りにも優しくないですよね。

そして自分の感情がどのようなものかがわかったら 、今度はその感情を相手に伝えます。

この時のポイントです。
・「私」を主語にして、自分の気持ちや要望をいう。
・相手の立場を尊重して穏やかにいう。

これを『アサーション』といいます。
アサーションの本はいろいろ出版されていますので、よかったら読んでみてください。

『傾聴』も『アサーション』もはじめは難しいかもしれませんが、心がけるだけでも変わってきます。
周りの人たちに優しい気遣いができ、心配りができるピコさんや彼ならば、きっと習得できると思いますよ。

それからもし彼のご両親が離婚ということになったとしても、それでお母様とのご縁がなくなってしまうということはないですよね。だって、お母様は彼にとって唯一無二の母親なのですから。「再来月の結納までには・・・」とか「結婚式までには間に合って・・・」と焦るのではなく、ゆっくり少しずつ歩み寄っていってはいかがですか?

今回のご相談は彼のお母様のお話が中心でしたが、『傾聴』や『アサーション』は他の人にも通用するコミュニケーションの方法です。いろいろな人と試してみてください。

優しく、まじめで、心配りができ、辛抱強いピコさんはきっと素敵な女性なのでしょうね。そんな素敵な女性と結婚できる彼は、きっと幸せ者ですよ。

あまり期限を決めず、焦らずゆっくり彼のお母様とも対話していってみてください。
ピコさんにはそれができる、根性と大らかさがありますよ。

今回の回答で少しでもお母様との関係が良好になれれば嬉しく思います。
そしてピコさんが、彼と、彼のご家族と、ピコさんのご家族とも末永くお幸せに過ごせるよう、陰ながら願っております。

ご相談、ありがとうございました。

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