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自分にあう仕事かどうかわからない

現在22歳で大学を出たばかりです。
自分の気持ちをうまく伝えられるかどうか分からないのですが、よろしくお願いします。

私は、忙しい時などよくテンパってしまい自分でも訳がわからなくなると手首などを無意識に掻いてしまう癖があります。

3月の半ばぐらいに歯科助手の仕事がやっと決まり働き始めたのですが、毎日仕事が終わったら泣いてしまい(頭では頑張らなきゃと思っていても心がついていかず)自分でも甘いとは分かっていたのですが5日間で辞めてしまいました。

この仕事をしている間に、(歯科助手が決める前)からあるお店の選考が進んでいて、歯科助手を辞めた後に採用が決まりました。
しかし、そのお店で働く日が近づくにつれて、
「自分に合っていなかったらどうしよう。
もっと自分に合った仕事があるんじゃないだろうか」
と不安に思う気持ちが大きくなっていたのですが、一度歯科助手を辞めてしまった手前誰にも相談できず、とうとう働く日が来ました。

実際今働いてみて、覚えることが多くて理解出来ないとパニック状態(落ち着いて物事が考えられなくなる)になってしまいます。

まだ働いて2週間ぐらいなのですが、私には違う仕事が合っているのではないかとも思います。

考え方が甘い。まだ2週間で何を言ってるんや。とは分かっているのですが、誰にも言えなくてモヤモヤした気持ちが続いていてどうかアドバイスをいただけませんでしょうか。

女性

22歳

2010年5月11日

カウンセラーの回答

「具体的に」対策をねりましょう

こんにちは。
カウンセラーの杉元信代です。
さやか様、メール拝見いたしました。

学生から社会人となったばかりなのですね。
さやか様の今のお気持ちに少しでも応えられるよう、せいいっぱいお返事させていただきたいと思います。よろしくお願いします。

さやか様はこれまでも忙しい時などよくテンパってしまい自分でも訳がわからなくなると手首などを無意識に掻いてしまう癖があるということですね。
ぎりぎりの状態になったとき、一杯一杯の状態になったときは、自分でも思いもよらない行動をとったりすることがある人は多いのではないでしょうか。
さやか様はご自分のそんな状況下での行動をよくわかってらっしゃるのですね。
よくご自身のことを見つめてらっしゃるのではないかと感じました。

さやか様は大学をでて、歯科医院に歯科助手として就職をされたのですね。
3月の半ばぐらいに歯科助手の仕事がやっと決まり働き始めたということですから、ぎりぎりで決まったということで、安堵の気持ちと共に急に決まって心の準備もできないまま仕事が始まったということだったのではないかと推測します。

そんなお仕事も、頭では頑張らなきゃと思っていても心がついていかないで毎日仕事が終わってから涙がでてしまうような状況だったのですね。お辛かったですね。

歯科医院という職場はおそらくさやか様にとって、まったく知らない世界だったでしょうし、ここからは私の推測もありますが、一般的に歯科医院というところは研修期間をゆったりとる余裕がないところがほとんどですから(ぎりぎりの人数で仕事をしているところがほとんどだと考えられます)周囲から「一日でも早く仕事を覚えてばりばりと仕事をしてほしい」という期待も大きかったのではないでしょうか。

そんな環境でよけいに「早く仕事を覚えて一人前にならなければ」という風に自分を追い込んでいってしまったのかもしれませんね。
5日間で辞めてしまったことで、もしかしたら、就職先に申し訳ないという気持ちと共に、「こんなことではいけない」「次はきちんとやらなければ」という気持ちがさやか様のなかで余計に大きくなっていったのではないでしょうか。

そんな中、以前より選考が進んでいたお店に就職が決まったのですね。
就職先がすぐに決まったということで、喜びもあったとは思うのですが、「自分に合っていなかったらどうしよう。もっと自分に合った仕事があるんじゃないだろうか」と不安に思う気持ちが大きくなっていったのですね。
一度歯科助手を辞めてしまったという気持ちから、この不安な気持ちについて誰にも話すことができないで、不安な状態のままでお仕事が始まったのですね。

実際、不安な気持ちを抱えながらもはじめたお仕事は、自分で想像していたよりも覚えることが多く大変だったのですね。
実際にどんなお仕事を担当されているのかは想像しかできないのですが、お客様とじかに接するお仕事なのかもしれませんね。

そうなると仕事を覚えることと共に、さまざまなお客様に対応しなければいけないということでとても大変だと思います。
お客様と直接対応する仕事でなくても、常に顧客目線を意識してのお仕事になるかと思いますので大変なことには変わりないですね。
覚えることが多すぎて理解出来ないとパニック状態(落ち着いて物事が考えられなくなる)になってしまいますとありますが、働きはじめて2週間、そうなったとしても私はもっともではないかと思います。

何年もその仕事をしている人と、仕事を始めたばかりのさやか様が「同じぐらいにできる」わけがありません。
それだけ覚えること、理解しなければいけないことがたくさんあるのですから、そんなにすぐに全部を覚えることができるとはおそらく仕事の先輩や上司も考えてはいないでしょう。

「まだ働いて2週間ぐらいなのですが、私には違う仕事が合っているのではないかとも思います。」とありますが、まずはもうすこし今の仕事を続けてみてはいかがでしょうか。

不安や辛いお気持ちを「我慢すべき」といっているのではありませんよ。

今の仕事を辞めて新しいところを探すことはいつでもできると思うのです。ですが今のこの「不安な気持ち」をそのままにしたままで新しいところを探しても、きっと同じことになるのではないかと思います。
まずは、「今は完璧にできなくても当たり前。少しづつ覚えていけばいい。」と開き直っていきましょう。

それから、具体的に対策を練りましょう。

お仕事のことについて不安やぐちを吐き出せる相手を見つけましょう。「しんどい 」ときに「しんどい」と話すことはとても大切なことです。
もし周囲に気を使ってなかなか話せないのであれば、われわれのような場所を活用してもらうのもひとつの手です。

今回、さやか様はこうしてご相談のメールをいただけたということはとてもすばらしい行動だと思うのです。
辛い気持ちは表にださないとどんどん自分の中で「発酵」してきてしまうものだからです。
できるだけこまめに「吐き出す」こと、大切なことです。

そして、「しんどい」「辛い」がたまったときに、「発散できる行為」がなにかあればとてもいいです。
よくストレス発散には、友人と遊ぶや食べる飲む・・・いろいろ言われていますね。ですが、相手や時間やお金が必要なものは、そう毎日できるものでもありません。
そんなときに、「一人で」「いつでも」「毎日でも」「お金もそんなにかからない」ストレス発散方法があれば、とてもとても心強いものになるのです。

私自身は、出張のときは「かならず朝風呂」に入ることを楽しみにしています。
また、DVDを見たり、入浴剤を入れてお風呂に入ったりもします。
友人には、携帯ゲームをする人もいます。一人でドライブして歌いまくりの人もいます。
そんな風に、「毎日ストレスプチ対策」を意識してできるようになればしめたものです。

次に、お仕事の「どこの部分がどんな風に理解できないのか」を具体的に上司や先輩に相談するようにしましょう。
「こんなことを聞いて恥ずかしい」となかなか小さな疑問を聞くことができずに放置していませんか?
不安や疑問は「できるだけ小さなうちに」解決しておくこと、そしてそれをきちんとメモして同じことを繰り返さないようにすることがとても大切です。
そして、こまめに仕事の状況について報告をするようにしましょう。

最初はだれでも新人なのです。小さなことを積み重ねて仕事を覚えていくものなのです。
小さなことを「具体的に相談し、指示を仰ぐ」ことができる新人や後輩は、たとえ今は仕事が思うようにできていないとしても、けっしてマイナスの評価をうけることはないと考えられます。

そして最後に、一日仕事が終わったら、まずは自分に「よくがんばった」「おつかれさん」と言いましょう。
もしかしたらいろんな「できなかったこと」「失敗したこと」「辛かったこと」ばかりが思い出されるかもしれません。
反省し、それを次回に生かすことはとても大切です。
ですがまずはその前に「よくがんばった私」「おつかれさん私」と自分をいたわることが重要なのです。

こんな風にすこしやってみませんか。そして、少しづつ、「仕事」を覚えていきましょう。
さまざまな仕事があります。ですがどんな仕事でもこれらのことをできるようにしておくことが、仕事を覚える上でも、そして自分自身の人生を自分らしく生きるうえでも、とても大切になってくると思います。
転職を考えるのはそれからでも遅くないと思うのです。

さやか様のこれからを心より応援しています。
ご相談ありがとうございました。

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