人の目が気になる

カウンセラーの回答

自分が楽チンな状態を覚えておきましょう

沙耶さん、はじめまして、こんにちわ。カウンセラーの伊吹知子と申します。
こちらにご相談いただき、ありがとうございます。

沙耶さんは小学校の高学年くらいから、人の目を気にするようになり、今は身体的症状に腹痛があるということですね。

沙耶さん自身、その腹痛は心の問題として受け止めたり、またそれを自分で理解しよう、という熱い気持ちを持っていらっしゃるのだな、と沙耶さんの文章から感じたし、何より「治したい」という言葉に胸を打たれました。

沙耶さんが自分の痛みに耳を傾け、それを伝えてくれたことに、大きな意味があるのです。もしかしたら沙耶さんは今、健康であることの素晴らしさを今までになく、実感しているかもしれませんね。

身体の痛みというのは、一つのサインだと私は思っているのです。そのサインから、今まさに沙耶さんは普通であることの素晴らしさを学んでいるのかもしれません。「治したいという気持ち」どうかこれからも大切になさってくださいね。

ここで一つ沙耶さんにアドバイスですが、何年かかけて今の症状に至っているとのことですので、治すことにも時間をかけてあげてほしいのです。早く治したい！という気持ちは痛いほど解りますが、そのことで焦りや不安を感じてそのことがまたストレスにつながってしまう場合もあります。

ですから、少しづつ時間をかけて治していくといったように、沙耶さんの今のストレスを少しでも和らげたり、少なくしていく方法を身につけていったらいいのではないかと思います。

まず、沙耶さんが最もストレスを感じている場面は、主に初対面の人やあまり面識のない人と一緒に何かをする時のようですね。
何か自分の文句を言っているのではないか？と感じたり、人の目を常に気にしている状態では、その場にいることが辛いでしょうし、疲れますよね。人の目を気にせずに済む方法があれば、今より少し楽になるかもしれませんね。

では、沙耶さんが楽ちん♪と感じる場面を思い浮かべてみてください。家でくつろいでいる時でしょうか。何か好きなことに集中しているときでしょうか。こんな風に自分が楽チン♪と感じる状態を覚えておくといいと思います。

気になってしまうというのは、大抵嫌な場面や自分の苦手な部分が多いものですね。だからどうしても好きな場面や自分の得意な部分に目がいかなくなってしまうのです。

人が自分をどう見ているかなど、その人にきいてみないと解りませんし、そんなことを毎日聞いて回るより、自分が人や周りを見て何を感じ、今何をしたいのかを考え、やりたいことを自由にやっている方が楽しいし、楽チン♪だと思いませんか？

沙耶さん自身が楽しく楽チンでいられることを少しづつみつけてそれを実行してみてください。もっともっと自由であることを実感して、いい気分をたくさん味わってみてください。今は自分がいい気分♪になることを何よりも優先してみてください。

沙耶さんは思い切り凹んで開き直る性格とのこと。凹んだ状態に自分が気づいているからこそ、元気を取り戻せるのですよね。また自分でいい状態にしていけるのだとしたら、それは開き直るとは違って、立ち直る方法を知っているのではないですか？少なくとも「立ち直る力」を沙耶さんが既に持っているということです。どうかその力を信じてあげてくださいね。

考えるのが面倒くさくなったら、考えない。こんな風に自分が楽になる方法を身につけていくのはとても大切です。そのことが、解決へとつながっていくからです。自分のやることにはちゃんと意味があるのです。

自分が感じたこと、考えたこと、行動したこと、これからはそのすべてをやさしく見守ってあげてください。

今回沙耶さんが、自分の心と身体に興味を持ち、今まで誰にも相談できなかったことをこうして伝えてくれたことに心から感謝しています。そして沙耶さんがどんな場面でも沙耶さんらしく生きられるよう私は信じ続け、応援しています。

ご相談いただき、ありがとうございました☆