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車上荒らしで受けた痛手

43歳の主婦です。昨年12月に車上荒らしにあい鞄を盗まれ、被害総額13万円でした。

貴重品を置いてしまった自分の愚かさが悔しくてたまりません。
なぜ、あんなことをしたのか、あんな大事な物を持っていかなかったのかと毎日、毎日思い出しています。

そして、またガラスを割ってまで盗んだ犯人が憎くくてたまりません。カードも使われてました。
連絡が遅かったのでカード会社は盗難前だといって認めてくれませし、旦那が私のカードを使ったとまで言い出す始末です。

盗んだ犯人はその日はラッキーで楽しんでいると思うと煮えくり返ります。天罰でもあたってしまえって憎しみは消えません。
常習犯のようだしこれからも人のものを盗むでしょう。
人から物を盗んだ方がコツコツ働くより楽だと思っている人が普通に暮らしていると思うと許せないです。

かなり精神的にショックで、外に出るのも怖くなり歩いている人も、この人は悪いことをする人かもしれないなんて思ってしまって、1ヶ月以上が経つのですがどうやったら気持ちがおさまるのか、自分が許せるのか、犯人を許せるのか、わからなくなりました

女性

43歳

2011年1月29日

カウンセラーの回答

一日も早く『被害者』を卒業して、新しい一歩を。

おこのみやきさま、はじめまして。
エキサイトカウンセラーの沖島と申します。
ご相談内容を読ませて頂きました。

本当に大変な思いをされたのですね。

被害額や盗られてしまった物のこともとても気になりますし、
そのような経験をされた無念さは、本当によくわかります。

実は私も車上荒らしの被害者なのです。
私も、
「許せない!犯人が絶対に許せない!」
という気持ちでした。

自分のことも随分責めました。
夜は思い出しただけで、鼓動が早くなって眠れなくなりましたし、
とにかく悔しい、悲しい、情けない気持ちでいっぱいでした。

おこのみやきさまも、今そのような状況ではないかと思います。
本当にお辛いでしょう。

ご相談内容を読ませて頂いて、特に印象的だったのは
『人から物を盗んだ方がコツコツ働くより楽だと思っている人が
普通に暮らしていると思うと許せない』
『天罰でも当たってしまえ』
というお気持ちでした。

そのお気持ちは、本当によくわかります。
盗まれた者のショックは相当なものですから。

もしかすると、「盗まれた物」より「盗まれたことに対するショック」の方が大きいと言えるかも知れませんね。

私は、犯人には必ず『天罰』が当たっていると思っています。

人の物を盗んでいると、きちんと働いてお金を稼ぐという充実も、そのお金で物を買う喜びも分かりません。
人の心を傷つける人は、結果として周りから孤立してしまい、思いやりや感謝の心を知らずに寂しい人生を送らなければなりません。

こんな生活、こんな人生は絶対に嫌ですから、そんな生き方自体が犯人の
『天罰』だと思っています。

また、それに気付かずにいるということは、いつまでも『天罰』を受け続けるのだと思います。


でも、このままではいつまでも犯人を憎み続けなければなりません。
この件を思い出すたびに、また車上荒らしの被害にあったのと同じことになります。
被害にあったのは1回なのに、思い出すたび、人に話すたび、あの時と同じ気持ちがよみがえってしまい、また被害にあってしまうのです。

1回だけでも辛いのに、それは避けなければなりません。

その為には、少し視点を変えて考えてみると良いといいます。

例えば、
犯人はどうして車上荒らしをしたのか‥

ガラスを割ってまで犯行に及ぶなんて、よく考えれば犯人にとっても危険な手口ですよね。
ガラスを割れば音もするでしょうし、車内にどんな物があるかなんて、はっきり分からないまま実行に移るわけすから、もし見つかって通報でもされたら、この犯行で手にする物より遥かに大きい代償を払わなければならないでしょう。
車上荒らしなんてワリに合うようで合わない犯行ですよね。

同じ犯罪でも詐欺など、他にもっと楽をして稼げるものもあるはずなのに、何故車上荒らしだったのでしょう。

危険を冒してまで手に入れなければならないような、急ぎのお金が必要なのか‥
もしくは、まじめに働いていては手に入れられない程の額が必要なのか‥

など、「今回は確かに災難だった。しかし犯人側は何故こんなことをする必要があったのか。」と考えるというのも、恨みを持ち続けない方法のとして、時には有効だと言われています。

そして自分を許す方法として、
私自身は、

「高い授業料ではあったが、貴重品は車内に置いたままにしないという教訓を身に付けた」と考え、「何事も『する側』より『される側』の方が、受け取る気持ちがデリケートであることも学んだ」と思うようにしました。

何度も被害にあわない為に、少し視点を変え、そして今回で得た教訓を活かし、ぜひ今後のご自分に役立てていただきたいと思います。

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