結婚を考えていたのにフラれました。僕は重い男！？

カウンセラーの回答

未来の恋人に向けて

ジョンさま。メールをありがとうございます。

昔の恋人に言われた言葉がショックで、どう理解したらよいのかとても混乱していらっしゃるご様子がよく伝わってきます。彼女への未練というよりは、自分の恋愛に対して自信が持てなくなり、女性への恐怖心が生じて、今後どうやって気持ちを立て直していったらよいか、というお悩みですね。

「重い」という言葉には、深く複雑な思いが込められているように思います。

お友達がおっしゃるように、彼女はジョンさまをただ利用し、楽をしていらっしゃったのならば、確かに馬鹿にしています。お友達は、ジョンさまのことを思っておっしゃってくださったのだとは思いますが、彼女が本当にあなたを馬鹿にして利用していたのなら、またそういう類の女性ならば、あなたとは別れないでしょう。もっと利用なさると思います。ましてや「重い」と感じるでしょうか。「使いやすい」と感じるのではと思います。

はたして本当に「ジョンさまは重い」のでしょうか。ジョンさまの彼女は「２人の間の問題が重い」と感じられたのではないかと思います。何が問題なのかもよくつかめず、よって、解決の糸口も見つからず、抱えきれなくなって、そのような言葉にしておっしゃったように思います。

「彼女が好き過ぎて余裕がなかった」・・・本当にすてきなことです。恋愛の基本中の基本です。この気持ちがないと、恋愛とは呼べないくらいのものです。ジョンさまは彼女に心を開いておいででだったと思います。でも彼女はあなたにどうやって心を開いて心の対話をしたらよいのか、お判りになれなかったのではないかと思います。

一般的な恋愛関係のプロセスの一例ですが、たとえばこのように感じていた可能性もあります。

「付き合っている彼はとても頭が良くて、気が利いてそつなく尽くしてくれる。一緒にいてとても気分もいいし、楽もできる。でもそれがいつもとなると、恋人なのになんだか私、お客様か、小さな子どもみたい。私は人に気を使わせる人間？ひとりじゃなんにもできない人間？たしかにわがままなところもあるからしょうがないのかもしれない。でも彼は私に尽くすことで喜びを感じている。私も彼が大好きだし、別れたくないから、このままのほうがいいのかも・・でも、本音を言えば、それくらい自分で出来るのにって、あのときだって私気付いたのにって、私が悪いことしてしまったときはきちんと怒ってほしいのにって、いつも思っている。でも彼が望むことだから、我慢しよう。本当の気持ちを言えば、きっと気分を損ねてしまう。彼の笑顔がいつも欲しいから、言わないでおこう・・・。」

この物語の彼女は、彼をとても愛しています。表面的には尽くされている女性に見えますが、内面では女性のほうが彼に尽くしています。また、逆な見方をしますと、この彼女はこの彼にとってとても「重い」女性です。

彼女との間で足りなかったものは、「コミュニケーション」だったと思います。けっして、ジョンさまは重くありません。女性に馬鹿にされる方でもありません。コミュニケーションのコツは、嫌われることを恐れずに、かっこ悪いところも見せていくことかもしれません。たとえば、「こんなに好きでごめん。重いって昔の彼女に言われたことあるんだけど、僕重いかな？」などと聞いてみるくらいの潔さ、正直さを持ってみるのもよろしいのではないでしょうか。

これからも、ジョンさまらしく、たくさんたくさん女性を好きになっていただけたらと思います。そして、幸せになってください。心から応援しております。