旦那を信用できないのは病気?疲れた・苦しい時の対処法と向き合い方
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「離婚してほしい」——ある日突然そう告げられて、頭が真っ白なまま、この記事にたどり着いた方も多いと思います。何がいけなかったのか、これからどうなるのか、考えれば考えるほど眠れなくなる。その状態で冷静でいられる人は、ほとんどいません。
先にひとつだけお伝えします。離婚を切り出されたからといって、すべてが終わったわけではありません。ただし、動転したまま起こした行動が、修復の可能性を狭めてしまうことは実際にあります。
この記事では、離婚したくないと願うあなたが最初にやってはいけないNG行動、相手が離婚を口にした本当の理由の受け止め方、そして関係修復のためにできることを、順を追ってまとめました。答えを急ぐ前に、まず一度、深呼吸しながら読んでみてください。
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目次

まず、その場で答えを出す必要はありません。「考える時間がほしい」と伝えることは、逃げでも先延ばしでもなく、お互いにとって誠実な対応です。
厚生労働省の「令和6年(2024)人口動態統計月報年計(概数)」によると、2024年の離婚件数は18万5,895組。この数字の裏には、離婚を望んだ側と、望まなかった側がいます。あなたが今いる場所は、決して特殊な状況ではないのです。
もうひとつ知っておいてほしいのは、「離婚したい」という言葉が、必ずしも最終決定ではないということ。長年の不満を聞いてもらえなかった人が、最後の手段として口にする「SOS」であるケースも珍しくありません。言葉の重さに飲み込まれる前に、その言葉がどこから出てきたのかを見ていきましょう。

最初の数日間の対応で、その後の話し合いの空気は大きく変わります。動転しているときほど、次の行動は避けてください。
「お願いだから考え直して」と泣いてすがりたくなる気持ちは自然なものです。ただ、決意を固めつつある相手にとって、すがられることは「気持ちをわかってもらえていない」という確認にしかなりません。同情から一時的に留まったとしても、根本の不満は残ったままです。
「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」「あなたにも悪いところがある」——追い詰められると、人は攻撃で自分を守ろうとします。しかし、この一言で「やっぱり離婚しかない」と相手の決意を固めてしまうケースは非常に多いのです。
「わかった」と勢いで受け入れるのも、その場で書類にサインするのも避けてください。感情が波立っているときの決断は、あとで必ず揺り戻しが来ます。返事は保留していいのです。
「子どもがかわいそうだと思わないの?」と情に訴えたり、両家の親から説得してもらったり。外堀を埋めるやり方は、相手に「話し合いではなく圧力で動かそうとしている」と受け取られ、心の距離をさらに広げます。
翌日から急に家事を手伝い、プレゼントを買い、頻繁にLINEを送る。変わろうとする姿勢自体は大切ですが、切り出された直後の「わかりやすい豹変」は、取り繕いにしか見えません。
この5つに共通するのは、どれも相手の気持ちではなく、自分の不安を解消するための行動だという点です。離婚回避の出発点は、この矢印を自分から相手に向け直すことにあります。

家庭裁判所の司法統計(婚姻関係事件の申立ての動機)では、夫・妻とも最も多い動機は「性格が合わない」です。ただ、この言葉を額面どおり受け取ってはいけません。「性格の不一致」とは多くの場合、日々の小さな不満やすれ違いが何年もかけて積み重なった結果につけられる、総称のような言葉だからです。
つまり、あなたにとっては「突然」でも、相手の中では長い時間をかけて固まってきた気持ちである可能性が高いのです。
理由を尋ねるときの姿勢がひとつだけあります。途中で反論しないこと。「そんなつもりじゃなかった」「それはあなたも同じでしょう」と口を挟んだ瞬間、相手は「ほら、やっぱり話が通じない」と心を閉じます。
言い分に納得できなくても構いません。まずは「そう感じさせていたんだね」と、相手の感じ方をそのまま受け取ってください。事実の正しさを争う場ではなく、気持ちを聞く場だと割り切ることが、修復の入り口になります。
「もう話すことはない」と理由すら語られない場合、相手は「何度も伝えたのに変わらなかった」と感じているのかもしれません。過去の会話や、我慢させていた場面を思い返してみてください。心当たりを自分の言葉にして「あのときのこと、ずっと我慢させていたと思う」と先に差し出すと、閉じていた口が開くことがあります。
冷静になるにつれ、「そもそも修復できるのか」が気になってくるはずです。断定はできませんが、目安になる視点はあります。
これらは「まだ話し合いの扉が閉まりきっていない」サインです。相手の中にも迷いがあるからこそ、言葉が出てきます。
この場合、短期間での修復は簡単ではありません。ただし「無理」と決まったわけでもありません。状況が複雑なときほど、一人で判断せず、第三者と一緒に状況を整理したほうが、進む方向が見えやすくなります。

ここからは、離婚したくないと決めたあなたが実際にできることを、順番に紹介します。一気にやろうとせず、①から順に進めてください。
「全部俺が悪かった」「私のせいでごめんなさい」という全面降伏の謝罪は、実は響きません。何が悪かったのかを本人がわかっていない、と伝わるからです。「話を聞き流していたこと」「家のことを任せきりにしていたこと」など、相手が傷ついた具体的な行為を挙げて謝ってください。
聞き取った不満、思い当たる場面を紙に書き出します。書くことで「反論したい気持ち」と「事実」が切り分けられ、自分がどこを変えるべきかが見えてくるものです。このメモは、のちの話し合いの土台にもなります。
「変わるから」という宣言に、相手はもう期待していません。信頼を取り戻す唯一の方法は、小さな行動を黙って続けることです。劇的な変化より、先週もやっていたことを今週もやっている、という継続のほうが何倍も伝わります。
顔を合わせると感情的になってしまう段階では、手紙が有効なことがあります。コツは、引き留める言葉ではなく「気づいたこと」と「感謝」を中心に書くこと。長文の弁明や「やり直したい」の連呼は逆効果です。読み返して、自分の不安を押しつける文章になっていないか確かめてから渡してください。
当事者同士の話し合いは、どうしても過去の蒸し返しや感情のぶつけ合いになりがちです。利害関係のない第三者に間に入ってもらう、あるいは自分の気持ちを整理する相手を持つだけで、話し合いの質は変わります。
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「少し距離を置きたい」と言われた場合や、話し合いが平行線になった場合は、冷却期間を挟むことになります。この期間の過ごし方で、修復の行方は大きく変わります。
冷却期間中に頻繁に連絡すれば、距離を置いた意味がなくなります。かといって完全な没交渉が長引くと、「いない生活」に相手が慣れてしまう。連絡は必要な事務連絡を基本に、ときどき短い感謝を添える程度にとどめるのが目安です。重い話をLINEで送るのは避けてください。
「いつまで」を決めないまま別居や距離置きが始まると、ずるずると溝だけが深まりがちです。「◯ヶ月経ったら一度話そう」と、ゆるやかにでも区切りを共有できると、お互いに考える時間として機能します。
冷却期間は、相手の気が変わるのを待つ時間ではありません。睡眠と食事を整え、仕事に向き合い、②で書き出した不満に対する行動を淡々と続ける。再び顔を合わせたときに「変わり始めている」と伝わるかどうかは、この期間の積み重ねで決まります。
離婚を切り出された側は、相手が長い時間をかけて到達した結論を、ある日いきなり受け止めることになります。心がついていかなくて当然です。
こうした状態が続いているなら、修復の努力より先に、あなた自身のケアが必要な段階です。体の不調が強いときは、心療内科など医療機関への相談も選択肢に入れてください。
そのうえで、「夫婦がこれからどうなるのか」「自分はどうしたいのか」という気持ちの整理は、カウンセリングが受け持つ領域です。友人や家族に話すと「別れたほうがいい」「我慢しなよ」と結論を急かされてしまうことがありますが、カウンセラーは結論を押しつけずに、あなたが自分の答えにたどり着くまでを伴走します。
A. すぐに答える必要はありません。「大事なことだから、考える時間がほしい」と伝えるのは誠実な対応です。感情が波立ったまま出した結論は、受け入れるにせよ断るにせよ、あとで後悔につながりやすくなります。
A. 「必ず修復できる方法」は存在しませんが、相手の不満を反論せずに聞けたこと、言葉ではなく行動の変化を続けられたことは、関係が持ち直した夫婦に共通しやすい要素です。逆に、すがる・責める・外堀を埋めるといった行動は状況を悪化させがちです。
A. 顔を合わせると感情的になる段階では、有効なことがあります。ただし内容次第です。引き留めや弁明ではなく、「相手の気持ちに気づいたこと」と「感謝」を中心に、短くまとめてください。
A. 状況によるため一概には言えませんが、大切なのは長さよりも「区切りを共有すること」と「その間に行動を変えること」です。期限のないまま距離だけが続くと、離れた生活が当たり前になってしまうリスクがあります。
A. 話し合いを求めるほど逃げられる、という悪循環に入っているのかもしれません。いったん要求を止め、日常の行動を変えることに集中してみてください。それでも動かない場合は、第三者に間に入ってもらう、まず自分一人がカウンセラーに相談して作戦を整理する、という方法があります。
A. そうとは限りません。「離婚したい」が長年のSOSであるケースでは、不満の正体に向き合い、行動が変わることで気持ちが動くことも実際にあります。ただし時間はかかります。焦って結果を求めず、できることを積み重ねていきましょう。

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いま、この記事をここまで読んだこと自体が、関係と向き合おうとしている証拠です。一人で抱え込まず、話せる場所があることを覚えておいてください。
森澤 雅代
プロフィールを見る上級プロ夫婦問題・離婚カウンセラーとして、夫婦関係の修復や離婚、不倫、再婚など、パートナーシップに関する幅広い悩みを専門とする。自身の経験と専門知識をもとに、相談者の状況を客観的に整理し、一人ひとりに適した解決の方向性を提案。「気持ちが整理できた」「具体的で実践しやすいアドバイスが参考になった」といった口コミが多く寄せられ、夫婦関係に悩む方から信頼を集めている。
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