嫌われていると感じてしまい職場にいくのが億劫です

佐藤　ゆうじ

• 産業カウンセラー
• マスターマネジメントコンサルタント

・大学は仏教を専攻しています。悩んだからです。
・大学院で臨床心理学を学んでいます
　　フロイト、ユング中心に学んでいます
　　同時にアドラー心理学や交流分析、認知行動療法、来談者中心療法等を学んでいます

・教育を中心とした民間企業に勤務をへて独立し起業しています
　　事業内容は企業の教育支援とメンタルマネジメント、カウンセリング

・カウンセリング経験は35年
　　企業内のカウンセリング、医療、介護施設におけるカウンセリング、自治体の職員のカウンセリング
　　私の事務所に対談してくるクライアント対象のカウンセリング

・ＮＰＯを立ち上げ地域でのメンタルサポート活動やカウンセラー養成講座を行っています
　　さらに講師養成講座、心支援士講座も行っています
　　2021年から通信講座も開講しています。

・著書　心理エッセー半熟たまご、心のコリのほぐし方、職場と家庭ですぐに使える心支援の知恵袋
　　　　産業カウンセリングハンドブック（共著）自習型カウンセリングマニュアル
　　　　ＢＳカウンセリングマニュアル、家族創世紀主役は女性、ゼロ社会と心の技術等があります。

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カウンセラーの回答

自分の振り返りと修正行動

　こんにちは、カウンセラーの佐藤です。保育士さんをやっているのですね。とても大事な仕事ですよね。保育士教育に携わり、定期的に保育士のカウンセリングも行っています。そんな経験から何点かお伝えしたいと思います。
１．確認しましょう。
「嫌われてるのではないかと思っています。」
「早出や遅出もやらせてもらえず、土曜日出勤も10月から無しにされ」
「今は、受け持っている0歳児の子供の入りが少なく、フリーで色んなクラスに行っていて、11月からは新入園の子が増えるため、0歳児に戻ると言われていたのですが、もう一ヶ月延ばされました。」とありますが、主任や園長からきちんと説明がないとするなら、きちんとなぜでしょうか、と聞くべきですね。理由はあると思います。自分で今思っていることが正しいか、聞きましょう。そしてどのような姿勢で臨んだら良いのか確認することが大切です。

２．保育園内はすべて人間関係で行われています。
　保育士のカウンセリング現場で聞くことは100％人間関係に関することです。職場への帰属が長く続くことが望ましいのですが、その要因は以下のようなものがあります。
　① 資質、性格です。モラル意識を持ってまわりのことを考えて自分中心にならず協力、協調出来てい　　
　　　るかどうか大切です。さらに、この資質の中には生活管理もあります。健康に仕事が出来るように
　　　　自律的に行えているか大切です。
　② 適性問題です。これは保育士になった動機、どんな保育士になろうと思っているか。おそらくなん
　　　らかのきっかけがあったと思いますので、その初期の思いを思い出しましょう。
　③ 関係性です。職場の人達とコミュニケーションは取れているでしょうか。自分から挨拶をし、分か　　
　　　らないことはすぐに聞き対処しているか。気分を顔に出さない、感情のコントロールは出来ていま
　　　すか。
　他にもあるのですが、これら3点から自分の振り返りを行ってみてください。「自分自身体調崩し、休んだりすることが多かったり、頭も気も使えないので、自分が悪いのはわかっているのですが、どうしても嫌われている、使えないと感じてしまい、職場にいくのが億劫です」とあるように自分のことを振り返っている点は良いことです。問題はそのあとです。①体調管理をきちんと行うことは必要ですね。職場はどの職場も休まないことを前提に業務が配分されているからです。②頭も気を使えない、とあるなら、どう気を遣うことが望ましいことか先輩園長に聞いてみましょう。どのような態度、どのように気を使って欲しいか期待がありますから素直に聞いてみましょう。

　嫌われている、職場に行くのが億劫になる、休んでしまう、こうした悪循環を早めに修正しましょう。自分の考えと生活行動を変えることを考えて実践していきましょう。連休明けは元気に明るく挨拶をして、園長に時間を取ってもらって話をしましょう。そこからスタートしてみてください。自分で自分を落とさない、自分で自分を否定しない、自分 をよくするにはどうしたら良いかを考えて行きましょう。自分をよくするもしないのも自分次第です。