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ストレスからくる浪費癖を治したい。

お悩み種別人生相談

人間関係・仕事・メンタル・片思い・不倫・性など…周りの人に相談しにくいお悩みや不安に、毎回人生経験豊富なカウンセラーが回答します。

今回は、浪費癖が止められないというお悩みに、トラウマケアや行動パターンの根本改善を得意とするMUERA先生がお応えします。

今回のお悩み

独身、会社員です。仕事が激務で、ストレスが溜まると化粧品や洋服や靴などをたくさん買ってお金を浪費してしまいます。毎月の貯金額も決めていますが、元の貯金がマイナスになるくらい浪費してしまうこともあります。買い物をしている時はスッキリするのですが、後から後悔し自己嫌悪に陥るし、貯金もたまりません。これって病気なのでしょうか。

ほのか(女性 24歳)

依存症の一つかもしれません

MUERAカウンセラー(以下MUERA):買い物をし過ぎてしまうというのは、依存症の一つかもしれません。ちなみに依存症には買い物依存だけでなくて、アルコール依存や恋愛依存、仕事依存などもあります。

ほのかさんの場合、買い物依存だけでなく仕事依存もありそうですね。ストレスを感じているのに改善できないのには、激務な仕事をしている自分に価値があると信じてしまい、やめられなくなっている可能性があります。

実は依存症の改善策は、全て同じです。

依存症とは、HALTが原因になっていると言われます。H(Hungry:空腹)・A(Angry:怒り)・L(Lonely:孤独)・T(Tired:疲労)
大抵このどれかに当てはまることが多くあります。

ほのかさんの場合は、いくつか混ざっていることもありますが、仕事の疲労が原因の一つかもしれません。

また、幼い頃に親に大事にされる経験を得られず成長した方は、孤独が原因になることも。自分を埋めるものや紛らわしてくれるものを、外に求める傾向があります。

激務でも、そこで仕事の評価や自分の価値を感じられると、仕事をしている間は寂しさを感じなくて済みますよね。つまり、埋めてくれる仕事を辞めてしまうと、寂しさを感じることになってしまうから、やめられない。こんな思いが潜在的にはあると思いますが、ほのかさんご自身はなかなか気づけないと思います。

何かに依存することで紛らわそうとしている、まずはそこを認めることがとても大事です。

対処法で改善しても、依存する対象が変わるだけの場合がありますので、私は根本的な改善を目指すことをおすすめします。

ほのかさんは、ご自身が一番感じたくないことは何だと思いますか?忙しいことで得られているメリットは何ですか?

暇になると不安になるという方は多くいらっしゃいます。

ほのかさんもその答えで、ご自身の根本に向き合っていく意思があれば、不安を感じたくない理由を掘り起こしていくことが必要になります。

例えば、親子関係や家庭環境はいかがでしたか?

当時の自分をイメージしてください。イメージできれば、その時の自分に大人の自分が会いに行って声をかけてあげます。また、当時の自分へお手紙を書くこともおすすめします。

例えば、幼稚園の時、本当はもっとお母さんと話したかったのに、全然聞いてもらえなくて寂しかったよね、など話しかけてあげると、涙がでてくることも。泣くと俯瞰でき、その時の寂しさを感じることができます。

そのような根本原因を引き出すことができると、自分の生活の一部が少しづつ変化することがあります。お母さんとの関係性が変化するまでは時間がかかりますが、買い物依存の場合、買い物をする頻度が少し減るなどの変化が出てきます。

浪費癖には理由があります。ほのかさんは、どこかで自分を責めているかもしれませんが、本当は寂しかったはずです。家庭環境や親のことは、自分ではどうすることもできません。自分が悪いからお母さんが構ってくれなかったのではなく、お母さんは忙しかったから構えなかった、と大人になった今の自分ならわかることがあります。

買い物をするという行動自体に問題があるのではなく、根本にある理由がわかると、自己否定が外れて自分の中で癒しが起きます。

潜在的な理由を探す

ほのか:ストレスをお金の浪費以外でうまく対処するには、どうすれば良いのでしょうか。

MUERA:本当に解消したいのなら、根本的な部分に気がつかないと、依存先を他に変えるだけです。

激務を抱えてまで、今の仕事を続ける?そもそもなぜ激務になるライフスタイルを選んでいるの?と、自分に問いかけてみましょう。その問いに答えていくと、潜在的な理由が少しづつ見えてくるはずです。

また、「激務であることの、ほのかさんにとってメリットは何ですか?」

この質問は、デメリットはたくさん出ると思いますが、大体の方が「メリットはありません」と答えます。でも、無理やりにでもひねり出してください。裏には何かメリットがあるはずです。

例えば、暇になると不安・忙しくしていると安心する自分がいるなど。

裏側にあるメリットを書き出すこのワークは、自分の潜在意識に気づくきっかけになります。

今回のカウンセラー

MUERA カウンセラー

人の感情に敏感なエンパスやHSPの悩みのエキスパート。

話しやすい雰囲気を作ってくれるため、深い悩みでも安心して話せた、気持ちが前向きになれた、と評判の先生です。

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