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やりたいことが見つかりません

お悩み種別人生相談

人間関係・仕事・メンタル・片思い・不倫・性など…周りの人に相談しにくいお悩みや不安に、毎回人生経験豊富なカウンセラーが回答します。

今回は、やりたい仕事がわからないというお悩みに、安心して話しやすい雰囲気を作ってくれると評判のMUERA先生がお応えします。

今回のお悩み

私は、専業主婦です。子どもが小学生になるので働きたいと考えていますが、やりたいことが見つかりません。独身の頃は事務職に5年ほど就いていましたが、特に楽しいと感じることはありませんでした。どうせ働くなら少しでも興味のあることや楽しいと思える仕事がしたいのですが、やりたいことが見つからないので就活のモチベーションも上がりません。仕事を探すのにやりたいこと前提なのはわがままでしょうか。

なるみ(女性 36歳)

自分が楽しいと思ったことやどんなことに喜びを感じていたかを思い出す

MUERAカウンセラー(以下MUERA):決してわがままではないし、なるみさんはごく健全な感覚を持っていると私は思います。

わがままだと思って、何でもいいからお金を稼げる仕事をすると、今の時代はメンタルをやられてしまいますし、続かないと思います。

今のなるみさんは、結婚・育児で仕事から一度離れたけれど、また仕切り直すことができる人生の大きなチャンスです。子育て中に色々な経験をして、価値観も変化し、新しい感覚も芽生えているはず。今のなるみさんが少しでも楽しいと思うこと・興味があること・やりたいことを大事にお仕事を選ぶことをおすすめします。

やりたいことが見つからないとのことですが、今まで自分のことより子どもを優先にする数年間だったはず。

自分がやりたいことよりも「やらなきゃいけないこと」をほぼ24時間休むことなくこなす、「お母さん」をやっていたと思います。それは、とても大事な期間でしたよね。

まずは、そこからの切り替えが必要になります。

「今さらやりたいことって何?」と大きな壁があると思いますが、なるみさんがやるべきことで時間が埋め尽くされる前にタイムワープしてください。独身の時や小さい時に、本当に自分が楽しいと思ったことやどんなことに喜びを感じていたかを思い出してみましょう。

小さい頃どんな遊びが好きでしたか?どんな夢がありましたか?独身の頃、一瞬でも嬉しかった・楽しかった仕事内容はありませんか?時間を忘れて夢中でやってしまうことは?そのあたりがヒントになってきます。

自分にとっての当たり前は多くあります。例えば、絵を書くことをみんな好きだろうと思っているかもしれませんが、意外とそうではなくて。皆さんそれぞれ独自のものがあるはずです。

そして次に、何か思い浮かんだら、それを活かすとしたらどんな仕事がありそうですか?

絵を描くのが好きだから絵描きに、と直結させると難しいですが、例えば近所のギャラリーの受付や事務の仕事など。事務でも好きなものに触れられるなら楽しいかもしれません。

絵を描くのが好きだから画家という発想ではなく、好きなことから仕事につながる道を見つけていきましょう。

また、人から褒められたことを思い出すのも一つです。自分がすでに持っている才能は、自然にできることなので、これが才能だと自分は認識していないことが多くあります。自分としては当たり前なのに「すごいね!」と言われたことはありませんか?

例えば、「よく気がつくね」など抽象的なことでも良いですよ。その気遣いを活かす、例えばホテルの接客など、細やかさが発揮できる仕事があると思います。

時給が高くてもしんどいことは、結局途中で嫌になってしまいます。無理なく続けられ、その先に自分が好きなことで人生が広がる可能性があることを選んだ方が、将来にも繋がっていきます。

一旦やりたくない自分を認める

なるみ:やりたいことが見つからない状態で、働くことへのモチベーションを上げるにはどうすれば良いのでしょうか。

MUERA:なるみさんは、本当は仕事をしたくない気持ちがありますか?このご質問には、その気持ちが含まれているような気がします。

本当はやりたくないのなら、やらない選択を一旦自分に許可することは一つの方法です。やりたくない自分もいるよね、と自分の心の声を聞いてあげて、認めてあげること。特に、心が繊細なタイプの方にはこれがとても重要です。

これをお伝えすると「そうしてしまうと本当にダメになってしまいそうです」とおっしゃる方がいますが、実際には逆です。一旦自分の中で認めてあげると、不思議と、やっぱりやろうかなという気持ちがでてくることがあります。

「仕事をしなくては」と思う自分と「しんどいな」と思う自分、二つの思いが綱引きをしているとつらいですよね。

「やらなくていいか、だってしんどいもんね」と、片方が綱引きの手を離すイメージで自分の中で認めた時に、力がふっと抜けて、その時にやっと本当はどうしたいんだろうという気持ちに立ち戻れると思います。

葛藤が激しい時は、一旦やりたくない自分を認めましょう。

楽しいことや興味があることならやっても良いかな、と思える時がきっとくるはずです。

今回のカウンセラー

MUERA カウンセラー

人の感情に敏感なエンパスやHSPの悩みのエキスパート。

話しやすい雰囲気を作ってくれるため、深い悩みでも安心して話せた、気持ちが前向きになれた、と評判の先生です。

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