先輩社員のイビリ

村川　圭一

《経歴》
大学卒業後会社員となる。
生来の「曲がったことが大嫌い」な性格によりイエスマンになりきれなかった影響もあって、職を転々とする。
経験職種は営業・人事・人材紹介コンサルタントなど。
人材紹介コンサルタント時代と人事採用担当職時代に面接をする中で、働く人たちが抱えているお悩みに対して、力になれる仕事としてカウンセラーを目指す。
2013年1月にAdjustmentを設立し、カウンセリング・コーチングを開始。
相談内容も当初の仕事・職場に関するもの以外のジャンルのものも順調に拡大中。
カウンセリング・コーチング以外にもセミナーを開催したり、読書会を開催したり、ラジオパーソナリティーとしてラジオ出演をするなど、活動の範囲が本人が予想していたよりも広がりを見せている。

《資格》
・米国NLP協会認定トレーナー
　2013年に取得しました。
・産業カウンセラー
　2014年から日本産業カウンセラー協会に資格登録しております。
・国家資格キャリアコンサルタント
　国家資格となってから記念すべき第1回の試験に合格し、2016年より資格登録しております。

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カウンセラーの回答

パワハラを受けているのだと自覚してもいいのでは？

相談内容の文面を拝見していましたが、えらいこといびられているなあとわたしは感じました。

できないことやわからないことがあるなら聞きに来るように言っておきながら、聞きに行ったら説教が始まる。
さらに自分で考えて動いた際には勝手なことをするなと、相反することも言っている。
端的に言って、助けを求めても助けてもらえず、自分が自分の裁量でできることも制限されている。
そうなると何をすればいいのかわからず動けなくなるのも仕方のないことだと思います。

原因は自分が仕事できないからだと自分に対して厳しく考えて、責任は自分にあると感じてしまう。そのお気持ちもわかります。
だけど第三者の目で見ると決してあなたがすべての責任をかぶる必要はないと思うのですがねえ。
最初はできなくて当たり前なのですから。

この事例は自分より仕事ができない人に対して無理難題を言っているだけのいじめのように感じてしまいます。イコールパワハラとも感じられます。

このまま行くと会社にも行きにくく、結局のところ退職へと進んでいきそうに思えて涙が出てくるということもあるのではないでしょうか。

「なぜこんなこともわからないのですか？」「それもわからないので聞いています」
「成長が遅いと自覚していますか」「じゃあいついつまでにできるようになればいいなどの基準を示してください」
「自分で考えて動いた際には勝手なことをしないでください」「では逐一指示を出してください。それなら勝手なことをしなくてすむでしょ」

こんな風に言えれば楽なんでしょうけどね。

会社にいると「やめてください」などと、なかなか言えない気持ちもわかります。
ですがパワハラってその当人が訴えないとパワハラと認定されないのです。

一度思い切って上司に相談されてみてはいかがですか。休んでいるときに自宅から電話で相談してもいいと思います。
もし会社にパワハラ相談窓口があるのならそこでもいいです。
それでも解決しないのならそれはその時でまた考えましょう。

そうそう上に書かれたやりとりを録音できればしておいたほうがいいです。
録音できなければ日付と時間と言われたことをメモに残しておくのもいいですよ。
後々役に立ちますから。