自分の意見を押し付けて来るご友人との付き合い方

堀江 健一

公認心理師（国家資格）取得

日大芸術学部美術学科卒業　美術科教員免許取得
アパレル会社（営業・企画）
高校美術科非常勤講師
美術系短期大学デザイン科専任助手
CGデザイナーなど経験

日本医療心理学院、荻窪第一大森クリニック（心療内科・精神科）研修
放送大学にて心理学単位を取得
東京都公立中学校にて「心の相談員」3年間勤務
平成13年より日本催眠心理研究所にて常勤カウンセラーとして在籍
来談者中心療法・精神分析・認知行動療法・家族療法などの理論と技法を取り入れ、
相談者の特性に合わせてアレンジ、ミックスし、効果的なカウンセリングをご提供します

生活上の経歴
母方の祖母が自己愛性人格障害の傾向があった
父親がアスペルガー傾向があった
婚約者に他に恋人が出来て婚約破棄された
職場でのパワハラに何度も嫌な想いをした
Ⅰ型糖尿病　睡眠時無呼吸症候群　不眠症傾向

趣味　アニメ・コミック・映画・演劇・小説・アートなど
料理・ヨガ・DIY

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カウンセラーの回答

一旦距離を空けた方が良い場合もあると思います

初めましてカウンセラーの堀江と申します。
お付き合いされている彼氏さんから性病をうつされた事に関して、相談したご友人から一方的に批判的な意見を押し付けられてしまい、その意見をどう捉えたら良いものか悩まれておられるのですね。
付き合っている相手が性病で、自分もうつされてしまったとわかった時は、さぞショックだったでしょう。
誰にでも話せる話でもないでしょうから、せっかく勇気を出して相談して見たご友人からボロクソ言われてしまわれたのも一層お辛かったでしょう。

私の現代の性病の認識としては、
昭和の時代であれば、性病にかかっていると言うと、うつした男性や女性側が、性風俗に関わるか、不徳的多数に性交渉が多い方、つまり遊び人みたいな人がかかるもの、と言う印象があったような気がします。
しかし、現代では一般的に普通と思われる恋人だけとの性交渉でも感染するものであり、ご友人が言う様な「クソ男、汚い」みたいな後ろ指を指される行動が原因であるとは言えないと認識しております。
むしろ至って真面目なお付き合いをされていても感染する可能性の方が高い所が危険な世の中であると言えます。
ですから彼氏さんも単に元カノから知らぬまま性病をうつされていた可能性が高いかと思われます。
2006年のエイズ検査の必要性を訴えるキャンペーンがあり、その時のキャッチフレーズが「カレシの元カノの元カレを、知っていますか。エイズ検査は、あなたにも、必要です。」と言うものでした。
つまり誰が感染しても不思議ではないと言うことだと思います。

想像ですが、そのご友人は一昔前のイメージで、勝手に彼氏さんを風俗好き、とか遊び人と言うレッテルを張ってしまっておられるのではないだろうかと思われます。
まる様の彼氏さんへのイメージはどのようなものだったでしょう？
少なくともその後もお付き合いされておられるのですから、愉快なはずは無いでしょうが、別れた方が良いと思うほどには取り立てて「彼氏は汚い」みたいなものでは無かったのかも知れませんね。

ですからまる様が彼を信頼して好意も持たれているなら、別に別れる必要なんてないのではないでしょうか？

彼氏の事を良く知りもしないご友人には、実際に彼の人となりを伝えてはみたのですか？
その上で、なお理解してもらえず、別れろとの意見も変わらないと言うことなのでしょうか？

そうしたご友人の一方的なものの見方も、たまたまこの件で表面化した友人の性格の一部分の事なのか？
それとも何かにつけ自分の意見が正しいと押し付けて来る方なのか？
人の話には聞く耳を持ってくれないのか？
そこら辺を見極めて今後もお付き合いするか、距離を取るか判断されてみてはいかがでしょうか？

ご友人もご友人なりの親身な心配心ででの助言なのだろうとは思いますが、この件に関しては並行線になってしまうものかも知れませんね。
歳を重ねると、それなりに人生経験も積まれてきますから、その分頑なになって自分の考え方の方が正しいと聞く耳を持てなくなること もあるかも知れません。以前のご友人とは変わってしまった面もあるものかと思いますし、まる様も以前の自分とは価値感や考え方も違って来ていることもあるかも知れませんね。
私の実感としても、時には離れた方がお互いの為である場合もあると思います。
縁があればまた交流する機会が生まれたりもするものです。