勇気のなさに我ながら呆れる

増田 好美

• 産業カウンセラー
• 産業カウンセラー認定講師

20代
・自殺予防電話相談員
・企業の寮住まい従業員の生活指導とメンタルフォロー
上記経験からメンタルヘルスをライフワークとする勉強を開始。

30代
・自動車部品メーカーでエンジニア職に従事
離婚を選択。生活を立て直しながら心理学・メンタルケアの自己研鑽を励む。

40代
・自動車部品メーカーで専門職のエンジニアとして従事。チームリーダー就任。
・某協会：メンタルケアスペシャリスト取得
・一般社団法人産業カウンセラー協会：産業カウンセラー取得
・一般社団法人産業カウンセラー協会：協会講師の認定を受ける
・自己研鑽の拡大：コーチング、キャリアアドバイザー
エンジニア従事の傍ら、中堅社員の人材育成、メンタルフォローに関わる。

50代〜
・自動車部品メーカーで専門職のエンジニアとして従事。チームリーダー兼任
・自社内異動で、キャリアサポート・メンタルフォローの任に就く
・県職員のハラスメント研修に携わる
中間層へのフォローが不足していると感じて独立。
経営支援の研究会に所属。共著による専門職雑誌が2024年4月、9月に出版予定。

これまでのカウンセリング件数は1200件以上。

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カウンセラーの回答

あなたは素晴らしい方です。

ノリコさま

とても深い思いを抱えていらっしゃるのだと。文章を読んで胸が締め付けられました。

ノリコさまも書いていらっしゃるように、確かに共感することは難しいことかもしれません。
実行するそのさまに手の届かない距離を感じることは確かです。
ノリコさまの
「ただ泣いて、我慢して諦めて」「結局は繰り返し」「自己主張ができない。」の言葉から
今、身動きが取れない哀しさのようなものが伝わります。

勇気がないと言われますが、今ノリコさまが言葉で表現されていること、
今のお気持ちを吐露されていることが何よりの勇気ではないでしょうか。

「誰も共感してくれないかもしれない」ことをきっと振り絞ってお伝えくださった。
そのことにノリコさまの秘めた強さを感じています。

「呆れる」といわれるノリコさま。どこに呆れる要素があるのでしょうか。
ノリコさまはご自分のことを客観的に見ることが出来る冷静さがあるからこそ、
自分の呆れる部分を見つけてしまわれたのかもしれません。

多くの経験や知恵を身につけられているからこそ、
理性的な考えがご自分に向いてしまうのではないでしょうか。

でも、その前に「我慢する」ほどの努力をされているのではないでしょうか。
「泣く」ほどの思索を巡らせていらっしゃるのではないでしょうか。
「諦める」ほどご自分と戦っていらっしゃるのではないでしょうか。
これだけの想いをどれだけのエネルギーを使って過ごしていらっしゃるのでしょうか。

ご自分の評価はどうしたって世界一厳しくなります。

何かあれば、人を責めたり、世間を責めたりすることが多いこの世の中で、
それをせず自分を責めるノリコさまの一体何が呆れることなどありましょうか。

ノリコさまは一番人が避けたい事柄でさえ最高だとほめることが出来る。
ご自分を誇るべきです。

ノリコさまの強さは必ず発揮されています。
上手くいかないことや我慢することもあるかもしれません。
それでも、他者ではなく、自分のあり様を見つめている。

昨日のノリコさまと確実に違うノリコさまがいます。
堂々巡りなどではありません。昨日の想い、今日の想いに向き合いに耐えていることが
すでに違うノリコさまなんです。

今、とてもお辛い境地にいらっしゃるかもしれません。
だから、こうしたほうが良いだなんて軽々しいアドバイスは避けます。
でも、応援させてください。

ノリコさま自身の想いを大事にされてください。
誇るべき方です。ノリコさまの想い、考え、
ノリコさまを心から尊敬します。