夫の6歳の息子への暴力

隈元 麻愉美

• 日本心理学会認定心理士
• 全米・日本NLP協会認定プラクティショナー

【心理系資格】
☆日本心理学会認定心理士
☆全米・日本NLP協会認定プラクティショナー
☆カナダSuccess Strategies社　LABプロファイルプラクティショナー
☆Creative Power Japan inc. クリエイティブパワーメソッドマスターコース
【経歴】
愛の伝達のない家庭で育ち、精神的に困難な幼少期、青年期を過ごす
子どもの頃に愛を受け取れなかった自分を心の障害者だと思っていた
スピリチュアルを知り、温かな愛と知識で自身が癒され、同じように愛と智恵で人たちが癒せることに気付く
心理学を大学で学ぶ
トランスパーソナル心理学という魂の研究をしている心理学分野を知る
ヒーリングスクール開校
5年半で約160名の方々にアロマや東洋医学を伝えた
スピリチュアルや心理学の知識を生かし、受講生だけでなく一般の方を対象に、カウンセリングや心理系ワークショップを開催
一度きりのカウンセリングですっきり楽になると好評を得た
スピリチュアルと心理学、アロマ等の癒しツールを使って、自身を含めて幸福な人生を探求し、社会に生かすことが人生の目的と思っている

続きを読む

カウンセラーの回答

子どもさんには、親の姿を見せることで、躾をしてください

初めまして。nam様

大変なお苦しみの中、ご相談を、本当にありがとうございました。
こちらを頼って下さって、良かったです。

ご主人が次男さんにされていることは、明らかに虐待です。
なぜならそこに「俺の気持ち」というものが、入っているからです。

まだ生まれて6年しか経っていない次男さんに、
「俺の気持ち」をぶつけて何を教えようとされているのでしょう。

冷静に考えてみて、「悪いこと」の対極にある、
「良いこと」とは、何でしょうか。

果たして本当に、「良いこと」を暴力によって教えることは、
可能でしょうか。


悪いことをしたのなら、良いことを、身をもって見せてあげるのが
両親の務めであり、躾です。
それは「教える」よりも「見せる」ことが必要です。
子供たちは、見せられたものを自分のものとして修得していきます。
数多く見せられたものを、自分のものとして取り入れていくのです。

ですから、もしもこのまま暴力を続けていくと、
息子さんも同じように暴力を修得して、
また、暴力は必要なものと認識して、
ご自分の人生の中で、それを使っていくことになるでしょう。

暴力は果たして、良いことでしょうか。・・・・・

誰かが痛みを感じ、苦しくなり、辛くなるのが、暴力です。

息子さんやnaｍ様のお気持ちを考えると、私も辛くなります。

そして、ご主人のお気持ちを考えても、辛くなるのです。

きっとご主人は、やはり同じように、暴力が使われるご家庭の中で、
暴力を肯定して生きて来られたのではないでしょうか。
もしもそうでないとしても、
人生のどこかで暴力によって大変に傷ついてこられたのだろうと、思うのです。

もしかするとご主人が一番、お辛いのかも知れません。
そしてもしかすると、ご主人が一番、息子さんに謝りたいのかも知れません。
息子さんが可愛くないのではなく、可愛いから、息子さんに甘えてしまうのです。

ここでの甘えは、「自分らしさを出せる」という意味での甘えです。
（それはよくあることで、両親は、子どもに甘えていることが多いです）

nam様。
一度ご主人に、ご自分の愛情をゆっくりと伝えられる時に、
「あなたを尊敬しているし、愛している」と、
ご自分の愛情をしっかりと伝えながら、
ご主人の本当の気持ちを聞き出してあげることは
できるでしょうか。

心の奥底では、暴力を正しいことだと、ご主人は思ってはいないはずです。

たぶん、「自分は間違っていないと思いたい」という希望から、
「正しいと主張したい」とは考えておられると思いますが、
本心は、泣きじゃくってる小さな息子さんをさらに苦しめるようなことは
もうしたくないはずです。

その本心を引き出してあげるには、周囲に愛情がなければなりません。
（今のところは）周囲に愛情がなければなかなか出て来れない、
ご主人の心の奥深くにあるもののように思えます。


暴力は、冷たくて痛くて苦しいものです。
たとえご主人の本当の気持ちを引き出してあげられなかったとしても、
あたたかく心地よく優しいものを、ご主人と分かち合う時間を
出来るだけ多く設けてくださいませ。
そうしてご主人は、癒されていくはずです。
もちろん、愛情を表現するnam様も癒されます。

そして息子さんには、nam様が、良いものを目いっぱい見せてあげて下さいませ。
あたたかい言葉、あたたかいスキンシップ、あたたかい動作などです。
息子さんに癒され、また教えられることも、たくさんあるはずです。

小さなことからで、構いません。
ぜひ、頑張ってくださいませ。
心より、応援しています。

nam様のご家族の幸福を、心より、お祈りいたしております。


カウンセラー　隈元麻愉美