元カノに未練があった夫、結婚に至るまでに前向きになれたのか

櫻麻 莉子

• 内閣府認定 日本学術会議 LCMメンタル学術学会 メンタルケア心理士
• 内閣府認定 日本学術会議 LCMメンタル学術学会 メンタルケアカウンセラー

東京都出身。大学卒業後総合出版社に入社、女性のライフステージ全般に関わる雑誌編集（ギャル・赤文字・ストリート・ママ誌等）にてファッション・美容・恋愛・占い等を担当。
書籍の企画編集やメディア事業を経て、新規出版社のM&Aを機に退職、出版社取締役社長とグループ企業内の社長室広報を兼任。
独立後は本名名義にて編集ユニットを主宰、現在も出版プロデュース、編集・執筆等を継続中です。
多くの雑誌・書籍・メディアにおける幅広いテーマ（自己啓発／恋愛・婚活／美容／育児／タレント・著名人／アダルト／医療など）での企画や執筆に際し、これまでに数千人の取材を経験してきました。
多くの方の悩みや心身の不調に触れ「人の心が幸せな方向に動く瞬間に立ち会いたい」との思いから、心身両面に働きかけるメンタルサポートを志し、東洋医学やレイキ療法に加えて精神医科学、精神解剖生理学、カウンセリング技法等を学び、心理職として開業し7年になります。
恋愛&メンタルコーチング、グリーフサポート、セラピー等を含め個人カウンセリング実績多数。
とにかく「人が好き」で、その人ならではの魅力を引き出すのが得意です♪

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カウンセラーの回答

旦那様がいま「あなたの隣にいること」がすべて。”愛する力”を持っている彼を信じて

せっかくお付き合いが始まったのに、相手はまだ元カノに未練があり、まるで過去の亡霊を本命にして延々と心の中で交際し続けている様な状態……。
現実の彼女であったはなさんにとって、これほどつらいことはありませんよね。

よく女性の恋愛は「上書き保存」、男性の恋愛は「フォルダ保存」、などともいわれます。
個人差はあるものの実際に、女性はつらい別離の後にも、自分が好きになる男性ができれば記憶がサッと書き替わり、元彼はすっかり「過去の人」扱いになったりするものですが、男性の場合は「あの子はこんなふうに素敵だった」そして「この子もこうだったから素敵だった」、と心の中のコレクションフォルダが次々と増えていくような方も少なくありません。

そして何より、彼の「振られた側」としての心の痛手は大きく、そのショックや苦しさを消化していくまでにある程度の歳月を必要とされたのでしょう。

けれど、その歳月の間にも、彼の隣にははなさんが居てくれた。
はなさんにとっては、たまったものではありませんでしたよね。
元カノと彼が紡いだ時間や思い出が壁となって立ちはだかり、たくさん苦しい思いもされ、傷つくこともあったことでしょう。
でも、はなさんがそばに居てくれなければ、彼の立ち直りにはもっともっと、長い歳月が必要とされる可能性だってあったと思うのです。


はなさんとの時間を過ごす中で、どこかで彼の中にも切り替わりの瞬間があったはず。

例えば、はなさんの涙をみたとき。
泣いて帰ってしまった「はなさんの不在」を体感したとき。
日々のメールでのやり取りや、毎年のお互いのお誕生日での思い出を振り返るとき。

彼としても、「いつまでも過去の亡霊にすがるより、目の前にいるはなさんを大切にしよう」と思ったからペアリングを送ってくれたのではないですか？

お付き合いする時間のなかで、はなさんの存在が、彼の中にあった元カノへの未練をゆっくりと時間をかけて、断ち切ってくれたのだと思います。
そして、結婚後に写真を捨ててくれたときが、彼が元カノという存在とキッパリと決別し「過去」にした瞬間だったはず。

彼の元カノとの7年間を、はなさんは5年間で追い抜き、そして既に追い越すことができた。
その答えが、いまはなさんが彼の隣にいて、共に暮らし、妻でいる現実です。

付き合いたてのはなさんに「彼女が忘れられない」と泣き言を言ってしまうほど良くも悪くも正直な彼が「俺未練なかったよ？」という言葉を発しているのです。
たとえとぼけていたのだとしても、そこは妻の度量をもって信じてあげてみてはいかがでしょうか^ ^

彼は、一度愛した女性を深く愛することのできる男性です。

はなさんの好きな彼は、自分一人で今の彼になったわけではありません。
元カノに限らず、これまで彼と関わってきた多くの人が、少しずつ、いまの彼の男性としての優しさ、思いやり、魅力を少しずつ形成してきたはず。
そう思えば、元カノも結果的に「はなさんと彼との愛を深めた存在」であったとも言えると 思います。

はなさんも、過去は過去として流し、これからのご自身と彼の幸せな未来を描いていってください。
おふたりの関係は未来あるもので、これからも長くその道が続いていくもの。

彼のこと、どうか大切になさって、笑顔で結婚生活を楽しんでくださいね^ ^