自分に自信が持てず正しいことの判断ができない

短所を長所に言い換えるとどうなるか、視点を変えて考える

岡本カウンセラー(以下岡本)：みほさんは「自分の長所を10個言ってみて」と言われたら思い浮かびますか？もしかしたら、出てこないかもしれません。逆に、短所10個ならいかがですか？すらすら出てくるかもしれません。

実は、長所と短所はコインの表と裏です。考え方や行動を今から変えるのは難しいことかもしれませんが、視点や見方を変えることを心がけてみましょう。

例えば、ママ友に自分の意見がないと言われたことを気にされているようですが、逆に捉えると、みほさんはわがままを言わず、みんなの意見が通るよう調整役になっているということですよね。みほさんが我慢したから上手く収まっていることなど、気がついていないだけでたくさんあると思いますよ。
短所と捉えるか長所と捉えるかは、見方を変えるだけで全然違います。

「自分に自信がない」これも短所なのかもしれませんが、例えば根拠のない自信を持ち、自分勝手な人のことをどう思いますか？自信がないということは、謙虚であることの素晴らしさを持っていることでもあります。

また、皆はおしゃれでキラキラしているけれど私は劣っていると感じてしまうとのことですが、そうやって素敵な部分を見つけられ、他人のことを認められる目を持っていることは、すごい長所です。

また、みほさんはすごく優しい方だと思います。優しさもとても良い長所ですよ。
これだけ素敵な長所を持っているのに、それをご自身でも認めてあげないとかわいそうです！

ご自身で長所を見つけることをぜひやってみてください。長所が難しければ、短所を書き出して、その短所を長所に言い換えるとどうなるか視点を変えて考えてみてください。

そして、自分を少しだけでも褒めてあげる訓練をしましょう。みほさんは、良いところをご自身で気がついていないだけだと思います。

みほさんは10年後・20年後の将来どんな女性になっていたいですか？人はイメージングが大事です。歳を重ねるにつれて、生きてきた人生が顔にでます。例えば、みほさんの優しさは武器になります。それをご自身の中で自信として持って欲しいと思います。

また、お子さんに悪い影響があるのではないかと不安とのことですが、みほさんが積極的なタイプではないから、お子さんも引っ込み思案になるのではという不安があるということでしょうか？

お子さんに対しては、小さい頃から自己肯定感を植え付けてあげてほしいです。
それには、お子さんがママに何でも話しやすい環境を作ってあげることと、とにかく子どもの自己肯定感を育てるために「すごいね、上手にできたね」「大好きだよ」などを日々伝えていくことがとても大切です。これらは無理してでも言わないとだめですよ。

発言の前に一言、前置きすること

みほ：自分の意見を言うときはどんな風に伝えれば良いのでしょうか？

岡本：みほさんは、自分の意見を否定されたり責められたりすることが怖いのかもしれません。そういう場合、発言の前に一言、前置きすることがおすすめです。

例えば「もし良かったら…」とか「そういえば、ここに〇〇ができたんだけど、どう思う？」と、言ってみてください。自分の意見をダイレクトにいうのではなく、前置きをする・もしくは遠回しに言う訓練をしてみてください。周りも否定する雰囲気にならないと思います。

一度頑張って言ってみると、次も言えるようになりますし、実践していくうちにどんどん上手になっていきます。

大きなことから言わないで、小さなことから少しずつ言うようにしてみると良いと思いますよ。

それに、自分の意見がない時は「本当にないのよ。」と言ってしまえばいいんですよ。意見がないことは恥ずかしい訳ではないですから。

見方を変えて自分に自信を持たせていくことが大事です。