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ママ友との付き合いに疲れてしまいました

お悩み種別人間関係

人間関係・仕事・メンタル・片思い・不倫・性など…周りの人に相談しにくいお悩みや不安に、毎回人生経験豊富なカウンセラーが回答します。

今回は、ママ友との付き合いに関するお悩みに、優しい人柄で子育てに関する悩みを親身に聞いてもらえる野口房子先生がお応えします。

今回のお悩み

幼稚園のママ友との付き合いをそれなりに楽しくやってきましたが、近頃急に疲れを感じるようになってきました。いつもと同じメンバーで、特に嫌がらせなどをされているわけではないのですが、挨拶や会話が億劫に感じてきてしまっています。子どものために我慢して付き合いを続けるべきか?関わりを持たずに過ごした方が良いのか?教えてください。

りか(女性 35歳)

自分の気持ちに寄り添ってセルフ・コンパッションをする

野口カウンセラー(以下野口):ママ友がいつも同じメンバーでいることで、りかさんはマンネリに思っているのかもしれません。

なんとなくみんなと一緒に居なくてはいけない気がしてやってきたものの、パターン化した中で、だんだんと自分はこれで良いのかな?と疑問がでてきているのだと思います。

幼稚園のママ友はずっと一緒ですからね。りかさんのような想いは当然だと思います。

億劫に感じている自分の気持ちに触れてみてください。自分の気持ちを自分に問うてみると、「これが嫌・あれが嫌」と湧き出てくる気持ちがあると思います。

セルフ・コンパッションといいますが、その気持ちや思いを労わってください。自分を思いやり、自分を愛おしく思い愛し、自分に共感することをしてみてください。自分の気持ちに寄り添ってセルフ・コンパッションをしてあげると、自分がどうしたいかが見えてきますよ。

自分に問いかけて、労って、これが苦痛だった・こうしたかったと気づくことが大事です。

ママ友の輪に入らず、すーっと帰りたい時もありますよね。なんで帰っちゃったの?と後で聞かれたら「他のことを考えていて気が付かなかった。ごめんね」と、言えたら、それも良いと思いますよ。上手くいったと思う時は、自分の気持ちを守れた時、セルフ・コンパッションをして自分を褒めてくださいね。

あとは例えば、子どもの送り迎えの時間を少しずらすとか、予定があると伝えて会わない時間を作ってみるなど、少し距離をとる工夫をされるのも一つの方法です。

いつもより幼稚園に早く行ってみたり、帰る時間をいつものメンバーとずらしてみたり。お子さんがいつものメンバーとは違うお友達と遊ぶきっかけになり、新たな楽しみが見つかるかもしれません。

もちろん、気持ちや時間に余裕がある時は、いつものメンバーと一緒にいる時もあって良いと思います。

子どものためにという気持ちがりかさんの中にあるとのことですが、子どものためとはいっても我慢はきついですよね。りかさんのお子さんがどこまでその子たちと一緒に居たいのかにもよりますが、子どもは子どもの世界があり、子どもは遊び方がコロコロ変わってきますから色々な環境に柔軟に対応できることが多くあっても良いと思います。

お子さんがどうしてもその子達と一緒に居たいのであれば、次のようなことを子どもと話し合ってみましょう。

「ママはおうちで今日〇〇をしたいから一緒に帰ってくれる?」とか「ママの時間が取れる時は一緒に遊ぼう」と提案するなどもよいと思います。

子どものために我慢していると、ご自分の心が苦しくなり感情もマイナス的になります。感情は伝わりやすいので身近にいる子どもも苦しくなりますから、子どもとも話し合えるような関係性がいいですよね。子どもが話を聞いてくれないなら、ご主人に相談して間に入ってもらって橋渡しや親子交えての話し合いも良いと思います。

相手に合わせすぎてしまうのではなく、私がどうしたいかを伝える「I(アイ)メッセージ」が大事です。

りかさんは、自分の考えを持っているからこそ、このようなお悩みがでてくるのだと思います。そのことは素晴らしいことですよ。

そういうことをわかってくれるママ友も、きっといるはず。グループの中でも気を許せる人がいたら、その人とは適度に付き合うなど付き合いの幅を柔軟にしても良いのではないでしょうか。

何でも正直に言ってしまうのではなく、言わないで様子をみることも必要

りか:どうしたらうまく距離をとって付き合えるようになりますか?何に気をつけたらいいですか?

野口:このような思いをグループの中で相談しないことは大切なポイントです。相談するのであれば、先輩ママやご主人、カウンセラーや「この人なら!」と安心の気持ちを持て信頼できる方などが良いと思います。

グループの人達に何か不満を言いたくなった時、心の中でふつふつ攻撃的な気持ちや感情が出ている時、この様な感情の時は怒りをぶつけてしまいがちになり、関係を悪化させてしまうこともありますので要注意です。

何でも正直に言ってしまうのではなく、言わないで様子をみることも必要です。様子をみることで、ある程度の関係性を保てることがあります。

そして程よい距離感を保ちつつ、自分の時間を作りましょう。お子さんと話し合いながら、徐々に行動パターンを作り、お子さんの協力でそれができた時は感謝を伝えて、週末は何したい?と希望を訊くなどお子さんと家族の願望も叶えてあげましょう。

家族との身近な小さなことでも良いです、楽しみや喜びがあると幸せ感がつかめますよね。そうすると、子どももお友達と程よい距離感が持てるようになると思います。

ご主人の力も大事です。上手に協力し合い、信頼し合い、支え合いながらやはり家族の関係性が一番大事ですよ。

今回のカウンセラー

野口 房子 カウンセラー

労って、ほめて、寄り添って、ほっと幸せにさせてくれる、優しい人柄で相談しやすいと評判の先生です。

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