就職を直前に控え、弟が自律神経失調症になってしまった

カウンセラーの回答

まずは、弟さんが一番今、辛くて苦しいのだと理解をしてください。

初めまして、カウンセラーの相作　桃香と申します。
この度は無料カウンセリングにお問い合わせいただき、ありがとうございます。

Ｎjj様からの相談を読ませていただきました。弟さんの事を、とても心配されている様子や、思う気持ちが、文章から、とても良く分かりました。弟さんは、来春から就職先も決まっているので、可能であれば、それまでに今の状況から脱する方法は無いのか？又、家族としては何をすれば良いのか？と言う事を心配されているのですね。

このような状況に弟さんがおかれている場合、弟さんは、家族にも話せないような大きなストレスを抱えている場合があります。もしかしたら、直面している問題について、家族には既に話しているかもしれませんが、当時、弟さんは、家族のみならず自分に対しても、そんなに深刻な問題ではないように振る舞っていたかもしれません。又は、彼が問題を皆の前で話そうとした時に、家族や友達の誰かが、一方的に価値観を押し付けたりした場合、彼は「このような問題を自己解決できない自分はダメな人間だ。」と自分自身を余計に追いつめてしまった可能性もあります。

彼の心の中で耐えられる限界が来てしまい、結果として今、体調に異変が起きているという状況です。実際に弟さんは、そこまで、自分を追い詰めてしまっています。その為、「自律神経失調症」として、ストレスが病気として出てきています。彼自身が一番、今の状況は苦しく辛いと思っていると理解してあげてください。それが家族にできる、第一歩です。

それでは、どうすれば良いのか？と言いますと、弟さん自身が、その問題と向き合う必要があります。その為には、専門家である、カウンセリングにかかる事が一番だと思われます。それは、弟さんが自分自身で今、抱えている問題を言葉にして、相手にそれを理解してもらいながら、現実を受け止め、それも自分なのだと受容する必要があるからです。その為には、家族よりも、プロの話を聴けるカウンセラーに任せるのが一番です。

臨床の現場では、家族や友達にはカウンセリングをさせません。理由は、弟さんは、カウンセラーを納得させてしまうような回答をしてしまうことが良くあるからです。つまり、本当は彼自身、そう思っていない事も、家族や友達を心配させたくない、そして、安心した顔を見たいという理由から、そのような回答をカウンセラーである家族や友達にしてしまい、本当の問題は、置き去りにされることになり、結果余計に自分を追いつめてしまう可能性が、あるからです。それはカウンセリングにおいて、本来良い結果として、話してすっきりしたというようなカタルシス効果等、の効果が得られず逆効果になってしまいます。

今、家族として出来ることは、目の前の弟さんを心配をしてしまう事は理解できますが、あまり心配し過ぎる事をせずに、彼自身に治す力があることを信じることです。弟さんに執拗に、彼が陥っている状況に関して聴いたり、励ましたりしないで、普通に接してあげて下さい。「早く治ると良いね」等のような言葉を心から思っていても、それを口に出して彼に言うと、逆にその言葉は、励ましの言葉にはならずに、彼にプレッシャーを与えてしまうので、何も言わず、見守ることが非常に重要です。

お姉さんとしては、血の繋がった弟の事ですので、早く治って欲しいと結果を焦るのは分かります。しかし、これは、彼自身の問題であるということ、そして彼が今、自分に起きている事は、何が問題なのかを、心および身体で理解する必要があります。その為には、彼に合うカウンセラーに会うことが、彼にとっての最初の一歩です。その場合、彼と常に一緒に生活している、ご家族ご両親等も一緒にカウンセリングを受ける事が、弟さんの直面している問題解決に取っては、必要がある可能性もある場合がある事を知っておいて下さい。

さらなる質問や、今回の相談の答えに対する気持ちが不完全燃焼の場合、この件に関して、もっと話したい等思われましたら、その時は、ご連絡いただけますと、Ｎjjさんの悩みの解決にもっと近づけるお手伝いが出来るかもしれません。また、電話ですと、具体的な言葉かけの例も示せますので、もしＮjjさんが知りたいと思われましたら、いつでも、ご連絡ください。

相作　桃香