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たくさん相談したいことがある(私には何も無い)

こんにちは。たくさん相談していことがあるのですが、何をどうすればいいかわかりません。

私は今、大学1年です。まわりはみんなやりたい事があって大学に来ているのに、私は正直何もありません。

私は親が言うとおりに生きてきたつもりです。
小学校の頃も、本当は公立中学に行きたかったのに親に言われたので私立中学を受験しました。高校も自分で決めず、大学も薦められるがままにきました。

私には兄がいます。兄はしっかり自分を持っていて親にも忠実で、今は自分の道をしっかりみつけ頑張っています。

それに比べて私には道がありません。大学で志望動機などを書く機会がありますが、すべて偽りです。
高い入学費に授業料にすべて親に出してもらっているのですが、親に相談してみたものの、そのうち見つかるといっていて、まだ見つかりません。
中学、高校も夢はありませんでした。

今、このまま大学をでても意味のない4年間になるような気がします。将来がとても不安です。

そして今、大学をやめようかと考えています。


何回か考えた事はあるのですが、それはみんな親に怒られてその衝動からきたものだと思っていました。

中学も高校も大学も親のいうとおりに進んできたつもりなのに、友達と遊んだりすると携帯は親からの電話で鳴り続け、帰ると家を追い出されたりします。勉強面などでは兄と比べられてしまいます。喧嘩になると学校をやめろとか、学費払わないとか、出てけとか、言われます。
こうしている今もそう言われてきました。

寮があるバイトをしようかとも考えているのですが、このまま大学をやめて本当にいいのかとか、バイトをしてこの先どうなるのかとか、考えると恐いです。

それと親の気持ちが全くわかりません。家に帰るも嫌で遅く帰ると怒られるし、早く帰ってみれば、また違うことで怒られます。

生むはずじゃなかったとか、
私は生きている意味がないのでしょうか?
私は生きたいです。
でも、夢もなにもなく生きていて、やっぱり意味がないような気もします。
どうすればいいのかわかりません。

お願いします。

女性

18歳

2008年8月21日

カウンセラーの回答

ありのままでいいのです

あさみさま
こんにちは、はじめまして。
今回担当しますカウンセラーの池田佳子と申します。
どうぞよろしくお願いします。

早速ですが、相談内容を読ませていただきました。

あさみさんは、たくさん相談したいことがあり、
何をどうすれば良いのか分からなくなっているご心境なのですね。

現在、大学1年生ということですが、周囲と比べて、やりたいことが見つからず、自分には何も無いと感じていらっしゃるのですね。このままでは全てが偽りに終わり4年間が無駄になってしまうのではないかと、将来が不安なのですね。
また中学、高校、大学と、自分の希望を抑えて、ご両親の勧めに従い進学され、ご両親の言うとおりに生きてきたつもりなのですよね。
ご自身の希望と親の期待に応えようとする気持ちの間に、大きな葛藤が常にあり、苦しい日々だったのではないかとお察しします。
それだけでなく、親の希望に従って通っている大学も、喧嘩をするたびに、大学を止めろとか、学費を払わない、出て行けなどということを言われたり、何かに付け怒られ、ご両親の気持ちが分からないと感じるのですね。
ましてや、生むはずじゃなかったといわれたときは、それはそれは、心が潰されるような悲しみを感じたのではないかと私は思います。そのようなことを親に言われれば、夢や生き甲斐どころか、生きている意味が無いのではないかと、疑問に思ってしまうのも当然ですね。

それから、お兄様のことが書いてありましたが、あさみさんにはお兄様がいらっしゃるのですね。お兄様は、ご両親の期待に沿いながらも、自分の道をきちんと持っていて、頑張っているように映っているのですね。
あさみさんは、お兄様と比較し、自分はどちらも得ていないと思われているのですね。

このまま夢も無く生きていくのは意味がないと思う反面、生きたいとも願い、どうしたら良いのか悩んでいるのですね。

まず、自分がこの先どんな道を進んで行くのかが見えないというのは、出口のないトンネルを歩き続けるようなご心境ではないでしょうか。それは、とても不安な気持ちになりますよね。
目的のないまま、この大学生活を続けることに不安を感じつつも、同時に疑問も湧いてきたのですね。

「果たして、このまま大学を続けるか?
それとも辞めるか?」

この自問自答が、もしかするとあさみさんの心の中でずっと繰り返されていたのかもしれないですね。
そうだとしたら、自分がどうすればいいのかわからなくなる程に悩まれるのも、心苦しかったのではないかとお察し致します。

また、この葛藤は今の大学においてだけではなく、もしかするともっと以前から似通った葛藤があったのかもしれないですね。今は大学を続けるか辞めるかの自問自答ですが、こういった意味に置き換えてみるといかがでしょうか?

●大学を続ける=親の期待に応えること。
●大学を辞める=親の期待に応えないこと。

すると、大学を続けるか否かは、このように言い換えられるかもしれません。

「親の期待に応えるか、応えないか。」

あさみさんは、いつ頃からご自分の心の中で、このような葛藤が出てきたのか、心当たりありますでしょうか?
小学校の頃、中学校の頃、高校の頃…。
ちょっと胸に手を当てて、思い返してみて下さいね。

そして、もし思い当たったとしたら、その頃からあさみさんはご自分の意思を後回しにし、親の期待に応えることを優先してきたことになります。
ご自分の心の声を長年、放置していたことになりますね。あさみさんの心の声が、寂しそうに泣いているように私は聴こえます。それはとてもお辛かったことでしょうね。

ここで一つ考えてみましょう。
ご自分の意思や希望を後回しにしてまで、親の言うとおりにしてきたことに、あさみさんとしてのメリットや意図、意味などがあるとすれば、どんなことが思い当たりますでしょうか?

● 親に嫌われないで済む
● いい子でいると怒られなくて済む
● 親からの愛情がもらえる
● 認めてもらいたい
● 受け容れて欲しい

など、他にもあるかもしれませんね。

ご相談内容の中にお兄様と比べられるというお話しがありました。
しっかり自分を持っていて、親にも忠実に、自分の道をしっかりみつけ頑張っているお兄様と比較されるというのは、幼少の頃からあさみさんにとっては大きなプレッシャーやストレスとなっていたのではないでしょうか。
同時に、お兄様と比較をされてばかりで、在りのままの自分を受け容れてもらえない・認めてもらえない・愛してもらえないといった、両親に対しての様々な感情も抱 いていたのかもしれないですね。
そんなお兄様と自分を比較をすると、あさみさんは「自分には何もない」と感じられるとのことですね。あさみさんにとってお兄様はどのような存在でしょう?

● 自分には持っていないものを持っている
● 自分より優っている

といったことを確認するわけですから、眩しくもあり、また心苦しくなる存在かもしれないですね。

しかし私には正直、あさみさんは多くのものを持っているように思えました。
まず、中学や高校、大学へと進学するために勉強して、その都度入試という難関を越えて入学したなど、大変努力をされていますね。その経験はあさみさんにとって、とても価値のあることではないでしょうか。あさみさんの努力無くしては、進学はまず不可能です。寝ているだけで進学出来るのであれば、誰でも大学まで入学出来てしまいますよね。そこにあさみさんの努力と実力があったのは、紛れも無い事実なわけです。そして、そのような結果を得られているということは、あさみさんの今後の自信へと繋がるのではないでしょうか。結果を出す能力があさみさんには備わっているということを、立証できる大きな出来事でしたね。
次に、一緒に遊びに行くお友達のことも書いてありましたね。お友達がいるということは、あさみさんが友人として愛されている証拠でもあります。なぜなら、友人関係とは、一方的ではなく、どちらも同じ時間を共有する価値を感じていて、大切な人間関係だと思えばこそ続くものだからです。ですので、その大切な人間関係を作ることが出来るあさみさんは、とても魅力的な方なのではないでしょうか。
また、自分自身で道を切り開こうと、バイトなどを考えていらっしゃるところを考えてみても、とてもご自分に対して真剣に向き合っている証拠ですね。またメールの内容を拝読していても、とても正直な方のように感じられました。ご自分の気持ちをとても正直に書いて下さいましたね。

最後に、「生きたい」という気持ちは、夢をみつけようという希望のように私は感じました。今の環境をどこか不自由に感じながらも、その中で、希望を見出そうという懸命で直向な力強さを感じましたよ。

あさみさんには、何もないわけではありません。今のままで、在りのままで充分に価値のある存在です。この世にたった一人しか、あさみさんは存在しません。とても貴重な存在です。また多くのものを経験し、価値ある多くのものを培ってこられたようにも感じました。
まずは今出来ていることや、持っている多くのものに、目を向けていくことが初めの一歩ですね。その為には、まず自分が多くのものを持っているということに気づき、その自分を認めてあげて下さい。
今までの自分に自信をもっていいのです。そのくらい、あさみさんは在りのままで価値のある人です。

自分を認めてあげるトレーニングとして、毎日鏡に向かって、今日一日で自分がした行いを振り返り、良いところを誉めましょう。
例えば・・・

● 目覚まし時計より早く目が覚めた私ってスゴイ!
● コンビニで「ビニール袋いりません」って言ったエコ派な私って正直でエライ!
● 苦手なAさんに「おはよう」って言った私って勇気あるチャレンジャー!
● 本を1冊読み終わった、私ってやり遂げられる人♪
● 2時間勉強した。私ってば真面目!
などなど。

在りのままの自分にOKと言ってあげましょう。自分にOKと言ってあげられるのは、親でも兄弟でも友達でも恋人でもなく、自分他ならないのです。

次に、在りのままの自分を認めたら、自分の心の声に耳を傾けてみましょう。
「夢もなにもなく生きていて、やっぱり意味がないような気もします。」という一文がありましたね。
在りのままの自分を認め、自分の心の声に耳を傾けてみると、良いことが一つ起こります!
それは、自分のやりたい事が見つかりやすくなることです。
今はあさみさんの心の糸が縺れているので、見にくくなっている状況ですね。
自分にOKを出し、自分の心の声を聴いてみると、縺れた糸が解かれ、少しずつ自分の意思が明確になりやすくなります。
そこが見えるまで、どのくらい時間がかかるか、また必ず見える保証は正直出来ません。しかし、少なからずとも今よりは整理整頓がなされます。

そして最後に、自分のことを自分で決める権利も能力も、あさみさんには既に備わっています。
今回のご相談では、もしかするとその準備が出来ていることを確認しに来られたのかもしれないですね。

選択をするというのは、とても大きな勇気を必要とする決断ですね。ご相談の中で、今は大学 をやめようかと考えてらっしゃるとのことでしたね。
一つのことを決断するときには、必ずと言っていいほど不安や恐さがセットになって付いてきます。

あさみさんも今回、その不安や恐さを既に感じていらっしゃいますね。寮があるバイトをしよう、このまま大学をやめて本当にいいのだろうか…? 未体験のこと、新しい環境へ向かって行動をするというのは、本当に勇気のいることです。とてもとても恐いことですね。

ましてや、親元から離れることへの挑戦です。それはとても不安であり、恐さを伴うことでしょう。
あさみさんは今まで、ご両親の言うとおりに忠実に従って生きてこられました。ご両親のテリトリーの中で育ってきましたね。そこから巣立とうとしているわけですから、不安・恐さがあって当然なのです。それは自然の感情なのです。いよいよ準備が整い、この挑戦=チャンスが巡ってきたのかもしれませんね。

あさみさんは今、大きく変わろうとしている時期です。その変化というのは、成長へと向かう変化です。生きたいという強い意志があり、こうして苦しさを感じているというのは、まさに生きている証拠であり、成長へ確実に向かっていますね。

あさみさんは、ご両親の期待に応えるために生きているのではありません。あさみさんご自身の人生を生きるために、生まれてきて、そして今生きています。だからこそ、これからは自分の人生を自分で選択し、生きていくことが出来るのです。焦らなくても大丈夫です。あさみさんは自分の夢を見つけ出すことが出来る力を既に持っていますから。
私はその力を信じています。

今回、あさみさんの生きたいという意思と、成長の姿に立ち会えたことを、とても嬉しく感じます。

あさみさんの、あさみさんによる、あさみさんのための人生を、時間をかけて探して下さい。
応援しています。ありがとうございました。

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