仕事の人間関係の相談

カウンセラーの回答

年下の先輩を立てて仕事を回したいのですね

pokakoさん、はじめまして、
心理カウンセラーの門松 聡と申します。

ご相談の件、どんな社会にも存在するテーマですね。

さて、ご相談の件ですが、専門職がKさんとpokakoさんしかいらっしゃらないことで、ご相談の問題がなかなか周囲に理解してもらえず、さらにKさんには高いプライドがあり、修正が難しいと感じておられるなかでも、うまく仕事を回していきたいとお考えなのですね。

人は、先輩後輩であろうが、年上年下であろうが、深い人間関係があっても、自分のミスや不注意に対する助言や指摘にはなかなか耳を傾けません。それは、私も含めpokakoさんもそうではないでしょうか？

それは、生きていく上で「自分は正しい」と常に思っているからです。また「もしかして間違っているかも」と気づきながらも、それが通ってしまい続ければ「正しい」と思い込んでしまっていたりします。これは、別に間違った生き方ではありません。それだけの思いを持たなければ生き残っていけないからです。だから、ヒューマンエラーはいつまでもなくならないのですが…

さて、pokakoさんのお悩みの解決に対する、ご提案を試みましょう。
まず「他人（ひと）と過去は変えられない。今と未来を変えるには自分を変えるしかない」ということを、ご記憶ください。これは、相手に従順になり全て相手に合わせる、と言う意味ではありませんので、ご注意ください。

現状で、pokakoさんがKさんにいくらアドバイスや、相手を立てて修正を申し入れても、先ほどご説明した通り、不機嫌になるばかりで、どんどん関係は悪化するだけです。

ここで一度、先輩後輩や年齢の上下を横に置き、Kさんと同じ目線で仕事を眺めてみてはいかがでしょうか？pokakoさんのどこかに「私の方が仕事ができる」という思いはあるはずで、意識せずにその眼鏡を通してKさんを見ているかもしれません。それは悪いことでは全くありません。しかし、pokakoさんと同じ専門職のKさんも、今の会社に必要である能力を認められたから採用されているのだと思います（縁故採用は除外します）。

よって、pokakoさんのお気持ちは十分に共感できますが、一度ご自分から、階段を下りて、まず自分を変えて、Kさんと自分は同期で同じ能力であると思いながら、同じ目線、同じ考え方などを体験され、Kさんの思いを共有しながら、仕事以外のことでも話し合いを続けながら、しばらく経過観察をされてはいかがでしょうか？この間、Kさんの仕事の訂正修正改善箇所は重大な責任問題にならない程度であれば、見過ごして、連帯責任であると覚悟することも必要です。

それを、続けていくうちにKさんが「pokakoさんは自分より年長で後輩だけれど、考え方や思いが共有できて嬉しいし、頼りになる」と思い始めれば、pokakoさんのお悩みは解決するのではないでしょうか。

以上、ご参考になったでしょうか？もしよろしかったら、改善できたか、あるいは出来なかった、かのご連絡をいただければ嬉しいのですが。

今後のpokakoさんのご活躍を祈念しております。