優柔不断な彼にうんざりしている

カウンセラーの回答

行動に移せない理由は何か、自分と向き合う必要があります。

初めまして、カウンセラーの相作　桃香と申します。
この度は無料カウンセリングにお問い合わせいただき、ありがとうございます。

ゆず様からの相談を読ませていただきました。ＩＴ系の自営業をしている彼を今まで助けて、仕事も手伝ってきたが、その為の負担も増えてきて、相手に時間を割くことがバカらしくなってきたと思うようになっている。その為、ゆずさんの気持ちを相手に伝えたが、その気持ちを相手が分かってもらない状況に苦しんでおられるようです。初めは、相手に対して、応援するという気持ちがゆず様にあったようですが、全ての判断をゆずさんに依存されてしまっている現状では、自分で決めて欲しいと思ってしまうのでしょう。

メールでの相談は、記載されている情報だけが全てで、それについて、詳しく説明を受ける機会は無く、一方的な相談となります。従って、私の思い違いもあるかもしれませんが、今回の相談内容を見ますと、ゆずさんが本当にプライベートな付き合いを止めたいと思えば、ご自分の性格を「竹を割った性格で、はっきりしないことは大嫌いな性格であり、有限実行がモットー」と仰っているゆずさんであれば、直ぐに実行を出来ると思えます。しかし、それを実行に移さないというのは、何か、ゆずさんの心の中で、それを一歩踏み出せない理由があるのではないのでしょうか？と思いました。

過去に彼のことをサポートしてきたことは素晴らしいことをされたと思います。彼は、そんな、ゆずさんに恩義を感じていると思いますし、自分に無い所を持っている、ゆずさんのことを頼りにされているのだと思います。ゆずさんのはっきりとした性格に対しても、ある意味尊敬を持っているのではないでしょうか？そのような位置にいるゆずさんが側にいると、自分が判断して、行っていく行動が本当に正しいことをしているのかな？と彼が彼自身の意思決定に確信が持てなくなってしまうということは、残念なことですが、実際にあることも事実です。

例えば、子供に対して、失敗をしないで欲しいと思う親心から、子供を失敗する可能性のある事から遠ざけていると、子供が社会に出た後に失敗を経験した場合に、それを素直に受け止められない大人になってしまうこともあります。必要以上の子供への溺愛は、子供の自立という観点からすると、大人になるための必要な経験を奪ってしまうということです。先人は、「可愛い子には旅をさせろ」と言っていますが、この言葉は、本当に知恵ですね。

以上のことを考慮して、まずは、ゆずさんが自分と向き合い自分の気持ちを整理する必要があります。その上で、彼のゆずさんに対して、「自分のことを認めてほしい」と思う欲求を満たしてあげる必要もあると思われます。彼は、ゆずさんに認められることで、彼自身が自分の意思決定についても自信が持てるようになります。今、ゆずさんが、彼に対して、行っている彼の性格やプライドの否定は、相手にとっては自信喪失をより深く植え付けてしまい、ゆずさんのように頼れる存在の人にますます頼ってしまうという逆の結果になってしまいます。

最終的に彼の自立にとって必要なのは、ゆずさんも思っていらっしゃるように、ゆずさんが離れるということです。離れることで、彼が自分の意思決定に徐々に自信が持てるようになって行きます。今は、彼がビジネスで例え失敗をして、その失敗から学ぶことに意義があるということを、肌を持って知る必要があるのではないでしょうか？今回ゆずさんは、プライベートとビジネスの付き合いを切り離したいと仰っていますが、今のお二人の関係を考えると、その様なドライな関係に持って行くような切り離しは正直難しく、結果として彼を失うか、得るか？のどちらかだと思われます。ゆずさんの心の中は見ることは出来ませんが、彼とは、ビジネスパートナーとしては付き合っていきたいと思われる、感情をお持ちと思われますが、それは、何か理由があるのでしょうか？その理由を、自分と向き合うことで、解明することは、ゆずさんには、必要と思います。

さらなる質問や、今回の相談の答えに対する気持ちが不完全燃焼の場合、また、この件に関して、もっと自分の悶悶とした気持ちを吐き出したい場合は、ご連絡いただけますと、ゆずさんの悩みの解決にもっと近づけるお手伝い が出来るかもしれません。

相作　桃香