4月から新社会人なのですが、仕事を辞めようかと考えている

カウンセラーの回答

相手の言っていることを繰り返して確認してみましょう。

初めまして、カウンセラーの相作　桃香と申します。
この度は無料カウンセリングにお問い合わせいただき、ありがとうございます。月様からの相談を読ませていただきました。

4月に学校を卒業されて就職されたのですが、就職先で、上手くいかず、精神的にきついようですね。周りとも比較をして、自分を駄目だと思われているようです。そして、周りに迷惑をかけるので辞めたいと思われて悩んでおられるようです。その為、以下の文章を友達が話していると思って読んでみてください。「私は、説明されたことを理解していないのに進めてしまったり、せっかちで人のいう事を聞かない子だと昔から言われているんだけど、今、仕事を始めてみて、同期は仕事も出来て、上司からの信頼も厚いのに、私は出来ない。先日も、上司に呼び出されて注意を受けたのだけど、それは、自分が良かれと思いやったことばかりで精神的に辛い。」

さて、何かに気が付きませんか？月さんが良かれと思ってしたことは、仕事上、必要だったことなのでしょうか。仕事というのは、行った事に対してお給料という対価がでます。つまり、プロということです。ただし、4月に入社したての月さんの今の時期は、会社が月さんにお給料を払いながら、新入社員を将来を見据えて育てている時期です。そのことを、月さんは、理解していますか？月さんだけでなく、同じような事で悩んでしまう人は、この時期、とても多いのが特徴です。そして、「悩む」という事は、まず、「何か変らなければ」と思っているということなので、自ら「問題意識がある」という意味では素晴らしいことです。ただ、同じような問題を抱えてしまう人達は、相手に対して自分の不明な事柄について確認を取っていないという問題点が、あります。

その為、月さんが仰っているように、せっかちな性格である、そして、相手の言う事を理解しないで進めている、および、自分が良かれと思ってしたことであるならば、まずは、仕事が出来ないと悩むより、理解できない事等については、相手に聞くという事がキーポイントになってくると思います。そして、落ち着くということ。「理解しているか、再度確認しても良いでしょうか。ｘｘをｘｘするということですね。」と言うように相手の言った事を具体的に繰り返してみるということです。間違えていれば、相手は、「そうではなくて、ｘｘです。」と言ってくれるでしょう。そして、そこにはチームワークが必要になります。月さんが良かれと思ってしたことは、チームにとって必要だったか？という事も考えないといけません。会社には、、色々なルールがあり、それに基づいて、皆が仕事をしています。そして、繰り返しになりますが、今は「学ぶ時期である」ということを忘れないでください。新入社員は、仕事については、わからなくて当たり前です。だからこそ、今は、仕事に対する基本の部分を教えてもらっているので、相手の教えてくれる通りに、まずはやってみる、という事が必要になります。“学ぶ”という事は、、“まねをする”ことから始まります。

そして、月さんを教えてくれる、応援してくれる上司や、先輩がいます。その方に「迷惑をかけて申し訳ない」だから、辞めるというのであれば、恩を仇で返すということになり、後々、月さんが後悔することになってしまいます。月さんも仰っているように、時期尚早なのではないでしょうか。それよりも、相手の言っていることを理解しているか、繰り返してみる。そして、少しでも学んで、昨日よりも、今日、今日よりも、明日と、少しでも一歩一歩前に進んでいることを実感すること、つまり毎日の小さな成功体験が必要になります。

今の時期は、入ったばかりで仕事に対しても何をしているのか、分からない状況だと思います。そして、それは、誰にとても当然の時期です。月さんの状況だと、辞めた方が楽に思えてしまうこともあるでしょうが、でも、何事も、初めは分からないのが当たり前です。勿論、つい周りと比べてしまう気持ちも分かりますが、同じことをするにも、早く出来る人と出来ない人の差というのは、どうしても出来てしまいます。でも、仕事に要求されるのは、早さもそうですが、正確さでもあります。その為、余り、そこは気にしないでください。今は、社会で誰もが経験する修行時期だと思って、ゆっくり前を歩いていくことを考えてみてください。大切なのは、何が出来ないのではなく、昨日出来なかったことが、今日は出来た、という事です

この答えを読んで、さらなる質問や、この件に関して、もっと話したい、すっきりしたい等思われましたら、そ の時は、ご連絡いただけますと、月さんの悩みの解決にもっと近づけるお手伝いが出来るかもしれません。また、会社の先輩と、どう話せば良いのか等思ってしまった場合は、私がお聴きして、どのように話し方や振る舞いを考えれば良いか、をお手伝いさせていただくことも可能です。

相作　桃香