将来のことで悩んでいる

カウンセラーの回答

焦らずに一歩ずつ進みましょう

こんにちは、翔姫さん
カウンセラーの長岡みのるです。

カウンセラーを目指して勉強しているとのこと、同じ仲間との出会いを嬉しく思っています。
養成学校も卒業が近づき、これからの仕事や将来のことで悩んでいて寝れない。自分の歩いていた道。その先に待ち受けるのは行き止まりなのか、それとも崖っぷちに出くわすのか、それとも明るく開けた世界なのか、先の見えない不安でどうしていいのかわからず、卒業も近づいてきているという焦りも加わり、悩みばかりがぐるぐると回って寝れないのかもしれませんね。

大学で心理学を学び、カウンセラーになりたくて養成学校に通ったとのこと。大学を卒業してから
更に勉強をしようと決意したのには、大きな勇気と強い意志があってのことだと思います。中々できることではないので、翔姫さんの「カウンセラーになりたい」という強い気持ちが伝わってきます。

養成学校と一言にいっても色々あると思います。学費だって、決して安くはなく普通に専門学校に通うくらいに取る所だってあります。どんな基準で養成学校を選ぶのかも悩んでこられたのかもしれませんね。時間とお金をかけて養成学校に通っている。ただカウンセラーになりたいのではなく、カウンセラーになる為の努力をしている。目標に向かって一生懸命に進んでいる翔姫さんは努力家なんだろうと思います。

本気でカウンセラーになりたくて、本気でがんばっているからこそ、本気で悩むんだと僕は思います。

ではここで、翔姫さんの心配事や不安、そしてご質問について考えてみましょう。
最近では、カウンセラーに対しての需要は高まってきています。医療、家族、職場、学校などあらゆる分野に対してカウンセラーの必要性は認知されてきています。仕事を探すのであれば、求人誌やインターネットを利用すれば数はあまりありませんが募集案内を見つけることができるかもしれませんね。翔姫さんもすでに自分なりに探しているのかもしれません。

募集案内は見かけたとしても、よく見ると資格の所に「臨床心理士」と書いてある。そんな経験はありませんか？臨床心理士は持ってないし・・・その資格がないとダメなの？と資格がないことに対して失望されているのかもしれません。

「こういうところでカウンセリングをしてらっしゃる先生方はやはり資格を持っていらっしゃる方々ばかりなのでしょうか?」
現在エキサイトに登録しているカウンセラーは40数人ですが、皆何かしらの資格は持っていますが臨床心理士の資格を持っている人はそれぞれのプロフィールをぱっと見たところ見当たりませんでした。どういう資格を持っているのかはそれぞれのプロフィールを参照していただければわかります。

臨床心理士は今の日本では公に認められている資格で、例えば病院、学校などそれを募集条件に載せている所は多いです。認められているとはいっても国家資格ではなくあくまで民間資格です。僕を含めてエキサイトで活躍しているカウンセラーも臨床心理士は持っていない人が殆どなので、臨床心理士の資格がないからといってカウンセラーになれないというのは、事実と異なることをお分かり頂けるかと思います。


次にこれからの仕事のことですが、そのことを誰かに相談してみたことはありますか？
また、卒業後の仕事に対して養成学校から何かアドバイスや協力は得られそうですか？

養成学校に相談していないというのであれば、まずは一度そちらに自分の進路について相談してみるというのも一つですね。。養成学校を足がかりに臨床の場を提供してくれる可能性もあるかもしれませんし、何かしらのアドバイスをもらえるかもしれません。すでに相談したけどスッキリしたアドバイスはもらえなかったとしても、諦めずに別の先生に相談してみるとかいう方法もあります。養成学校という今ある資源を最大限活用してみてください。

カウンセラーは、俳優、女優、歌手、お笑い芸人を目指すのに似ていると僕は思います。芸能人もいきなりそれだけで生活はできませんよね。長い下積み生活があり、ブレイクして一流になるのを夢見てバイトをしながら芸能活動を続けるという両立した生活を送っている。カウンセラーもいきなり一流になれるわけでも、いきなりブレイクするわけでもありません。下積みを重ねていく内にクライエントや周りから必要とされるようになってカウンセラーとして一人前になれると僕は思います。

ここで思い出してみて下さい。翔姫さんがカウンセラーを目指そうと思ったきっかけは何ですか？
また、どうしてカウンセラーになりたいのでしょうか？
どう いう場所でカウンセラーとして活動していきたいのですか？

病院、学校、役所、学校、フリーなど色々あります。病院であれば、精神病の知識をある程度必要とか病院で働くカウンセラーに求められるもの、学校であれば教育心理を学んだなど学校で働くカウンセラーに求められるものがあります。自分の目指すカウンセラー像を明確にし、明確になったのであればどうすればそこにいけるのかという道筋も立てられると思います。たとえばエキサイトのカウンセラーになりたいというのであれば、どうすればエキサイトのカウンセラーになれるのかを調べれば目的地にたどりつく道が見えてきます。

また一つの提案ですが、どんな形であれカウンセラーとして活動していき、カウンセラーだけで生活できるようになるまで自分のスキル磨くという道もあります。その間はバイトや派遣、または正社員として働きながら、もう1つの顔としてカウンセラーになるということです。遠回りをしているように聞こえるかもしれませんが別に仕事を持つことで収入を得られますし、仕事で経験することはカウンセリングにも役に立ってくると思います。そしてアンテナを張り巡らして常に情報を集め、カウンセラー募集などを目にしたらどんどんアプローチしていけばいいと思います。

僕もかつて「カウンセラーになれるのだろうか？」という悩みにぶつかったことがあります。悩みに悩み、カウンセラーにはなれないのではと失望して何度も進路変更しようかとも迷いました。
諦めそうになる度に「何年かかろうとカウンセラーになる。そう決めたのはお前自身だろ？」と自分に幾度となく言い聞かせてきました。アンテナを張り巡らして情報を集め、道が見えたら後はがむしゃらに走った。そして今の自分がいます。

卒業が近づき、これからのことや仕事に対する不安は強まってくるかもしれません。焦りの気持ちもでてくるでしょうが、そんな時こそ自分にカウンセリングをしてみるといいかもしれませんね。鏡に向かって、どうしてカウンセラーになりたいのかと初心を思い出してみて下さい。

同じ仲間である翔姫さんに、心からのエールを送ります。