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僕はいま中3なんですが、進路について悩んでいます

僕はいま中3なんですが、進路について悩んでいます。
僕はかなりの学校嫌いで中2のときは不登校でした。
3年になってからは頑張って行っていましたが、最近また学校が嫌になってしまってどんどん休みが増えてきてしまいました。
勉強も全然やっていません・・・

本当に学校が嫌いで高校に行きたいともあまり思いません。
でも僕には夢があって、将来自動車レースがしたいと思っています。

だから僕は高校には行かずに「鈴鹿レーシングスクール」などのレーシングスクールに通いたいと思っています。
もちろんレースには資金がものすごく必要で、プロになるには厳しいっていうのは分かっています。
それでも僕は夢に向かっていきたいです。本気です!

でもその夢について親と話した事もないし、理解してくれるかどうかも分かりません。

もちろん親はせめて高校には行ってほしいと思っているはずです。
これまでたくさん親を泣かせてきました。だからまた親を泣かせてしまうのではないかと不安です。

僕はどうすればいいんでしょうか?

男性

14歳

2008年12月1日

カウンセラーの回答

夢はあきらめないで

TOMOさん
今回担当させていただくカウンセラーの池田です。

早速TOMOさんの相談内容を読ませていただきました。

中学三年生という時期は、将来の希望にあふれている一方、自分の未来を決断するという節目の時期ですね。
親の庇護の下とは言え、自分の未来を考え始める、ちょっと大人への一歩を踏み出す時期でもありますよね。

嫌いな学校を2年のときは不登校だったのにも関わらず、3年になってから、学校へ通うように努力されていたということからも、その一歩を踏み出した表れではないかと思いました。それは「学校は嫌だけど親の心配を考えて通う」という気持ちなのか、「学校は嫌だけど、義務教育の期間は出来るだけの努力してみる」という気持ちなのか、または「3年になれば新しい気持ちで再出発ができるかも」という気持ちなのか、そのどれであれ、またはそれ以外であれ、苦しい気持ちを奮い立たせて、自分に言い聞かせるように学校に行っていたとすれば、その頑張り方は、とても痛ましいけれど、立派です。

頑張って学校へ行っているところ、休みがちになったり、勉強を全然やっていないと思うと、学校に通うのも不安が募ってしまい、さらに焦りや、憂鬱な気分になってしまいますね。それでも、通うことを努力されているのですね。本当によく頑張っていますね

嫌いな学校へ行くよりも、興味があり、将来の夢に向かう道を選んだほうが良いのではないかと、いろいろと考えていらっしゃるのだな、と感心しました。
その一方で、自分の意志を貫いたら親が泣くのではないかと思うTOMOさんは、とても優しく親思いなんですね。

自分の気持ちを満たしたいという思いと、自分の気持ちを押し通せば他の人に迷惑をかけるなどと、二つの相反する気持ちの間で苦しんでいることでしょう。一般的に、人は自分が苦しいときに相手の気持ちを考えてあげるのは難しいのですが、TOMOさんの相手を思いやる気持ちは、TOMOさんの良いところだと思います。

それに、今度こそ、親を泣かせない、精神的に自立した未来を歩んで行こう、地に足が着いた日々を目指そう、という思いにも感じられます。


高校へ進学するか、レーシングスクールへ進むかは、TOMOさんの選択ですが、ここで少し、どちらか一方を選ぶ場合の可能性について、見ていきたいと思います。

やりがいを求めてレーシングスクールを選んだ場合、今、TOMOさんが心配しているのは、ご両親についてでしょう。泣かすことなく快く送り出してくれるかどうかが心配なのですね。
「高校には行きたくない」という理由だけでは、きっとご両親は驚き、判断しかねるでしょう。ご両親も、TOMOさんの考えを受け入れるには、レーシングスクールの費用や、学校のスケジュール、スクール生活はどうなるのか、卒業後の選択肢がどうなっているのか、などなど、いろいろと心配になるはずです。

TOMOさんがレーシングスクールへ行きたい気持ちは本気だと書いてありましたから、たぶん、資料もたくさん集め、いろいろなレーシングスクールを比較検討して、一般の高校との比較検討もして、ご自身の決意を固めるに充分な後押し材料も入手しているのだろうと察します。

スクールでの現場の声や、実際のレーサーがどのようにしてプロになったのか、どういう道を歩めば良いのか、その際の注意点など、いろいろと情報を集められましたか。
やりたいことがあり、その夢に向かっていくのは素敵なことです。
その夢を叶えるためには現実を見つめ、計画を立てていく必要がありますね。

もし、どのようなことであってもレースの道を選びたいのであれば、まずはご両親に自分の気持ちをきちんと話し、そのレーシングスクールについて調べたことも丁寧に説明してみることをお勧めします。その道が本当に本気で熱意があれば、もし仮にご両親がショックのあまり話し合いを拒否する場合であっても、何度も何度も、日を改めてでも話を聞いてくれるようにお願いすることはできるでしょう。


ご両親が承諾するかどうかはTOMOさんのおっしゃる通り、分かりません。ですが、打ち明けてみて、今の段階でレーシングスクールに通うことができないとしても、「本気で夢に向かっていきたい」という気持ちは、大事に持ち続ければいいのです。

ある現役F1レーサーは、中学生の頃に親に反対され、いったんはその夢は挫折に終わったのですが、高校、大学へ行き、社会人となり、それでもあきらめず、30代の後半になって、親の金に頼らず本格的にレース参戦するようになり、鈴鹿サーキットも走ったそうです。
その時になって、レースを否 定し続けていた親も、ようやく息子の活躍を認めてくれたといいます。

「年齢など関係ない。諦めなければ、夢は実現するのである」というのは、このレーサーの体験からくる言葉です。


ではもう一方の、普通の高校へ進む場合についても見ていきましょう。文面からは、レーシングスクールの方へ気持ちが傾いていると思われますが、ご自身の気持ちを振り返るためにもお読みください。

高校進学は、一般的には、社会へ出て行くために中学では学べない学力をつけたり、交友関係を広めたり、新たな興味の対象を見つける可能性、高校卒業という資格を取得できる、卒業後の選択肢が広がる、などと多くあるように思われます。文面からは、TOMOさんにはこういったことは自分には不要だと思っていらっしゃるように私は感じましたが、これらを放棄することは、多くの特典を放棄することとも言えます。

TOMOさんは、学校が嫌になったと書いてありますが、どんな事が嫌なのかが気になりました。
1) 勉強自体、嫌いでやりたくない
2) 勉強をしていないため、授業が面白くなくて学校が嫌になった
3) 親しい友達が居ない
4) 信頼できる先生が居ない
5) 体力がついていけない
6) 安心して通える環境が学校には無い
私が想像する例を挙げれば、まだまだ切りが無いですが、TOMOさんの理由は何でしょうか。

もし、2)から6)の場合は、今からでも、取り返しは出来そうに思います。高校で手に入る場合や、今からの努力で手に入れることができる可能性はあります。
1)の場合、何が勉強嫌いにさせたのか知りたいところです。今後どのような道を選んでも、勉強は避けられません。レーシングスクールでも科目や内容は違うかもしれませんが、勉強しなければならないことはあるでしょう。

このように色々と考えると、逃げるためのレーシングスクールではなく、自分にとっていかに大切なことなのかが、選択のポイントなのではないかと思うのです。
 もちろん、どちらか一方だけを選ぶのが選択とは限りません。高校を卒業してからレーシングスクールへ行く、高校に行きながらレーシングスクールへ通うという選択もあるかもしれませんね。

レーシングスクールについては私は門外漢ですが、18歳以上と制限しているところもあれば、免許取得前の年齢を対象にしたジュニアコースを設けているところもあり、学校へ通いながらのプログラムのようですし、スケジュールも毎日ではないようですね。
月間開催日から日程を選んで、消化時間に対して費用を払って、自分にあったステップアップが出来るところもあるようですね。

鈴鹿のフォーミュラ・コースであれば、16歳以上で、運転免許がある人かレース経験がある人を対象にするなどの条件があります。
体験入学ができるところがあれば、決意を覚悟に変えるため、体験してみるのもよいでしょう。

それに、自分の希望を親に話せば泣かせてしまうのではないかと心配されている点についても、自分が一生懸命夢に向かって調査し、夢に向かって計画し、正しい情報を入手し、自信を持って自分の進むべき道はこの道だと話すことが出来るなら、逆にその決意と熱意を理解してもらえる可能性も高くなるかもしれませんね。

その姿こそ、親は自分の子供の成長を感じ、泣かずに聞いてくれるかもしれませんね。それから、泣くことが必ずしも、悲しくてなくとは限りません。喜びの涙もあります。子供の姿にうれしく思い泣くこともありえます。

TOMOさんには、今出来る範囲での納得のいく選択をしていただきたいですし、きちんとご両親と話して、家族の応援をできるだけ得られる選択をしていただきたいと思っています。

勿論、その夢を今、叶えることが出来なくても、夢を捨てない限り、いつか叶うときを迎えられる可能性があります。また、それが今でなかったとしても、夢をかなえるための準備であったり、それを叶えるために出来ることをしておくことが、夢への道を縮めるかもしれません。嫌な学校へ3年生になって頑張って行っていたTOMOさんなら、きっと夢のためには、どんな努力もできるのではないでしょうか。

そのために現実を受け止め、多くの可能性を考え、その中から今歩む道を選んでいただきたいと思います。

このようなお話が少しでも、TOMOさんのとるべき方法が見つかる助けになればうれしく思います。どうぞ、より良い未来を手に入れるため、参考になさってください。

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