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ご両親(特に父親)の態度が抑圧的でつらい

自分の両親との関係で悩んでいます。私は子供2人おり、40代なのですが、いまだに、父は時々、すごい剣幕で電話で怒鳴ってきます。その原因というのは、私の母への口ごたえが、気に食わないという事です。私が、親を見下している、くそ意地の悪い人間であると決めつけ、世にも恐ろしい声で、罵倒してきます。
先日は、私の長男と比較して、長男は優しい。お前とは天と地の違い。とか、3人の孫が、私を見て育つのが、申し訳ない(?)とか、私のことが本当に憎いのだろうな、と思うような口調で、完膚なきまでに追い詰めないと、気が済まないのだ思います。
母は、昔は過保護なタイプで、私を大事に育てた、と言っていますが両親の夫婦喧嘩は、非常に激しいものでした。その時にも、私がいる前でも二人とも激昂して罵り合っていました。
私は一人っ子で、甘やかされた面と、父に完全に追い詰められるほど怒られて育った面との二つあると思います。
この年になっても、親からここまで怒られている人って、いるのでしょうか。その怒りかたが、愛情の欠片もなく、傷付けることが目的ではないか、と夫も言っています。
たとえ、父の言っていることが正しくても、絶対に承服できません。父は、私のことが憎くて仕方ないのだと思います。
気にしないようにしようとしても、近くに住んでいて、子供たちは行ったり来たりしているので、関係を断つことも出来ません。
母も、今では父の言いなりで、私は子供のころから優しくなかった、とか、変な事ばかり言っていた、とか言っています。
少しでも口応えすると、父に言い付けて、あとから電話で怒られています。私の存在全てを否定するような、言い方です。気にしないようにしても、傷付いてしまい、段々自分に自信がなくなってきました。

女性

47歳

2016年9月6日

カウンセラーの回答

ご自分のことを大事にして下さい。

ぽてとさま

はじめまして、カウンセラーの高本明知(こうもとあきとも)です。

おつらいお気持ちをお話しくださってありがとうございます。
メールを通じて、ぽてとさまの何ともやるせないお気持ちが伝わってきました。

私も親に対する息苦しさを抱えている人間ですので、私の経験を交えてお話しさせて頂きます。
もしかしたら失礼な表現等があるかも知れませんが、ご容赦ください。
私の話が少しでも参考になれば幸いです。

そもそもお父様はどうしてぽてとさまを怒鳴るのでしょうか?

ぽてとさまが憎たらしいから怒鳴るのでしょうか?
ぽてとさまが憎たらしいから追い詰めるのでしょうか?

私はそうは思いません。

むしろ愛しているのです。
ただし、それはもはや執着というものに変化してしまっていると思います。
お父様の行動はぽてとさまに対する執着の裏返しだと思います。
完膚なきまでに追い詰めるといった表現方法の激しさは、お父様のぽてとさまに対する執着の強さをしめしていると考えます。

よく男子は好きな女子を敢えていじめる、という話を聞いたことがありますよね。

お父様の態度はそれに似ていて、その程度がかなり激しいものとお見受けします。

でも、そんな未熟な手段でしか想いを伝えられない人を好きになることはできますか?

私には無理です。

親だから当然に尊敬しなくてはならない、好きにならなくてはならないという固定観念は捨てた方が良いと思います。

その人を尊敬できる理由があるからその人を尊敬するのであって、好きになる理由があるからその人好きになるのです。

親だから、会社の上司だから、担任の教師だから、その人を尊敬し、好きにならなくてはならないなんてあり得ません。

だから、こちらの言い分も聞かず、一方的に怒鳴り散らす父親なんて嫌いでいいし、好きになる必要なんてない、と私は思います。

もし、ぽてとさまがお父様を苦手であると思うのであれば、私はそれは当然のことであり、なんら罪悪感を持つ必要はないと思います。

私も親との関係が息苦しいと思っている人間です。
いつも私と親の話の内容は「何何するな」とか「何にならないように注意しろ」とか、いわゆる「説教」です。親は説教を語っているときは饒舌ですが、それ以外の話題がない。
実家に帰っても、説教タイムが終わるたびに沈黙し、お互い気まずいムードの中、お茶をすするのみです。説教タイム、そして沈黙の繰り返しです。
実家から帰ると私はいつも精神的にぐったりで、逆に嫁さんに励まされる始末です(笑)。
とうとう今年のお盆は帰りませんでした。
仕事で忙しさを極めていたこともあり、「あそこに行ったら心がおかしくなってしまう」と感じたからです。自分の気持ちを最優先に扱うことも時には大切だと思ったので、実家に帰ることから逃げました。

お父様の頭の中では、ぽてとさまについて「既に決められたイメージ」があって、
そのイメージはゆるぎないものであると思われます
そのイメージを損なうような行為にはお父様は徹底的に抵抗するはずです。
お母様への口答えは、お父様にとってまさしくその行為なのでしょう。
お父様にとって、ぽてとさまは、「いつだって、ハイハイと受け答えをし、決して逆らうことがない」イメージなのではないでしょうか?

おそらくお父様はいつまでも昔のままのぽてとさまでいて欲しいと思っているのかも知れません。

でも子供の側にとってはそうは行きません。
子供は親とは別の存在であって、別の生き方を模索し、別の価値観を持つのは当然です。
いつまでも昔のままでいられません。確実に変化します。

お父様はそのことを受け入れがたいタイプなのかも知れません。
子供を支配しようと、説教をたれ、時に恫喝し、かえって子供に逃げられる。
なんとむなしいことでしょう。

ぽてとさまは果たしてお父様の態度を改めさせることができるのでしょうか?
正直それはかなり難しいことだと思います。
不可能ではないのかも知れませんが、そんなことに血道を上げている時間がもったいないです。

「他人と過去は変えられません。しかし、自分と未来は変えることができます。」
ぽてとさまはお父様を変えることはできないかも知れませんが、お父様との向き合い方は自在に変えることができます。

私は説教以外に話題がない私の両親が、またいつものように説教をはじめると「また、いつものがはじまった」と頭を切り替えて、「はいはい」と適当に受け流します。両親は、逆らわずに話を聞いていればそれで満足なので、話はすぐ に終わります。

お父様の攻撃(口撃)がはじまったら、表面上は諾々と聞いているふりをしつつ、心の中では馬耳東風(どこ吹く風)を決め込んだっていいと思います。
こういう対症療法で自分の心を守ることも必要なことだと思います。

そもそも40も過ぎた子供が親に意見をするなんてむしろ当たり前のことです。
それをいちいち夫に告げ口するお母様の対応も不自然さを感じます。
お父様から守ってくれる存在ではないことが残念です。
妻の告げ口をまともに受けて、まるでスイッチが入ったかのように子供を詰問してくるお父様も、自分が告げ口をすれば、ぽてとさまがどういう目に遭うのかが分かっていながらそれをやるお母様も、私は理解に苦しみます。

ぽてとさまを怒鳴りつけることが、ご両親が夫婦としてつながる「よりどころ」にでもなっているのでしょうか?

いずれにしろ、このままですと、ご両親はぽてとさまの真価に全く気づくこともなく最期を迎えてしまうことになるでしょう。
せっかく何かの縁で親子として現世で出会ったのに、なんだかすごく残念です。

ただ、さきほど述べた「向き合い方」に関して言えば、「ご両親にもはや何も期待しない」と割り切ってしまうのもひとつの考え方だと思います。
「ご両親から(精神的に)卒業する」、つまりご両親との関係を絶ちはしないが、クールな向き合い方をもって臨むということをお考えになってもよいかも知れません。

ぽてとさまには旦那様やお二人のお子さんという味方がおられるではないですか?
特に旦那様はポテトさまのお話をよく聴いてくれそうな印象を受けました。
ぽてとさまの真価をきちんと認めてくれる人がちゃんといるのですから自信を持って下さい。
自分の真価を分かってくれない人を追いかけるより、身近にいて自分の真価を理解してくれる人を大切にすればよいと思います。

私にも9歳になる娘がいますが、自分が親からやられて嫌だったことは娘にはしないように心がけています。

自分が子育ての現場を経験してみると、子供に説教したり、一方的に怒鳴ったりすることはむしろ簡単なことであると気づきました。親が楽している分、子供に伝わる部分も少ないのかもしれません。
子供と対話し、言いたいことがあればその理由を説明し、納得させることの方がはるかに大変です。
でも、私はそれを心がけています。
親と同じようなことしていては能がありません。

私は、自分の子供に、「親には何となく本当のことは言えそうにないなぁ」なんて思われたくはないです。

ご自身の子育ては、自分と親の関係を客観的に見つめ直すよい機会です。
自分の育てられ方を客観的に検証してみて、「ああいうあつかわれ方は嫌だったなぁ」「あの場面でああいうことは言われたくなかったなぁ」とかいろいろいろいろ出てくると思います。
それを自分の子供には決してしないだけでも、それは「自分が自分の親とは違う」証拠です。

ぽてとさまはちょっと考えるだけでも、そんなことは山ほどあるはずです。

自分の子育てを通じて、自分が自分の親とは違うことを実感してください。
ご自身の子育てにおいて、「自分の親とは違う」点を見つけるたびに、ぽてとさまのおつらい気持ちは少しずつ楽になっていくと思います。

自信を持って下さい。
ぽてとさまには旦那様やお子様たちがついています。
私も応援しています。


最後までお読みいただきありがとうございました。
この先、ぽてとさまのおつらい状況が少しでも楽になることを願っています。

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