私はずっと胸が苦しい気持ちです

カウンセラーの回答

ボタンの掛け違いを本音で語り合うことで防げたらいいですね

こんにちは
カウンセラーの池田です。
今回担当させていただきます。

海外からご相談いただきありがとうございます。
長いこと海外の生活をされていると、日本語でのご相談は大変だったのではないかとお察しします。

日本にいらっしゃるお母様に会いに短期で日本へいらした時にお土産を買ったものの、それを渡せずじまいのためにお友達が怒ってしまったのですね。
時間が合わなかったためであり、渡さないつもりではなかったのに、誤解があってか、予期せぬいざこざに発展してしまったのですね。

お友達の怒りが直接自分に来れば対処のしようもあったでしょう。
ブログや、友人の友人から間接的に怒りを表されたのですからそれを知ったときは大変驚いたのではないでしょうか。
驚いただけでなく、きっと、何が起きたのか分からず、混乱されたことと思います。

ブログでは怒りを表したのに、メールでは、怒りを見せず、何も無いかのように、久しぶりの挨拶のような内容であの怒りはなんだったのかという疑問が生まれるばかり。
それを聞けば怒り始め、なぜ相手が怒ったのか全く見当がつかず、怒りをぶつけられたFunkyさんはまるで狐につままれたかのような驚きだったのでしょうね。

それだけでなく、その後友人の更に先にいるお友達から脅しのようなセリフを電話で聞いたのであれば、余計に驚きとショックで、なぜ第三者が出てきたのかと疑問も湧いたことでしょう。
本当に、とても恐ろしい思いをされたと思います。
意識してはいない部分で、Funkyさんの心は深く傷ついたのではないでしょうか。

きちんと友人と話せてお土産を郵送して一件落着と思っても、そのときの驚きと、何が起きたか分からないという戸惑いが、いまだに続いていて、それゆえに、何をしても楽しくないし、緊張感が続いているのでしょうね。

その緊張感も、その友人以外のお友達に相談しても解決方法が見つからず、緊張感が取れず、苦しい気持ちだけが続くばかりで、自分はもう、どのように対処したら良いのか分からなくなってしまい、無料相談に投稿してくださったのですね。

とても、苦しい日々が続いているのだと、メールから感じ取れます。お友達がどうして怒り出したのか、自分が出来ることはすべて行ったのに、何が心苦しくさせているのか、見当もつかないという感じだとお察しします。

このように、緊張感が取れず楽しめない状態を、何をしたら改善できるか、何をしたら緊張感が取れるのか、と悩んでいることと思います。
ですが、緊張をとる方法をいくら考えても、改善される兆しが見えないのですね。
では、何が必要なのでしょうか。

ボタンの掛け違えのように、お互いの気持ちにズレが起こっていたかもしれませんね。二人の間で起こったことを客観的に分析し、お互いの気持ちについて考えてみることが解決のカギになると思います。

ではまずは、Funkyさんの友達に対する気持ちを整理してみましょう。
想像していろいろと挙げてみますので、中にはFunkyさんの本心と違うものもあるかと思いますが、客観的な見方の一つだと思って下さいね。

１）買うという約束を果たしたので、自分はひと安心しており、彼女のことは考えなかった。
２）買ってきたけど、すぐに渡せないだけなのに、なぜ怒るのかが分からない。
３）転校後は頻繁に会ってないのだから帰国後すぐに会えなくても普通だ
４）お土産を頼まれたが実は迷惑だった
５）転校後お互い何を考えているのか分からなくなった
６）買いに行く労力を考えれば、少しぐらい待ってもいいのではないか
７）賞味期限があるわけではないのだから、少し渡すのが遅くなっても問題など発生しないはず
８）お土産が早く欲しいなら自分から、お願いメールをよこすべきだ
９）仲は良いが、一番大切な友ではない
１０）もともと特に親しい友ではない
１１）とても仲がいいから細かい話をしなくても心が通じていると思っていた
１２）友達の中では何を考えているか分かりにくい一人だ
１３）いままでも、彼女とは、類似のことが起きたことがあるが、第三者が間に入ったことがないので、今回は話がややこしくなった
１４）急いでいるならネット注文すればいいじゃないか
１５）お土産を買うために利用された感じがして、すぐに渡す気持ちが起きなかった
１６）お土産とは、時間がかかっても手渡しするべきものだ。

これ以外にも、Funkyさんには理由や思うことも沢山あるかもしれませんね。

では今度は、友達がどんな心境だったのかを考えてみましょう。これも想像の範囲ですが、思いつく例を挙げてみ ますね。

１）帰国したのにもかかわらず、連絡が無く不安
２）自分の存在を忘れてしまった様子で悲しい
３）頼んだお土産をいつ渡す気でいるのか分からず落ち着かない
４）お土産を渡さず、自分のものにしようとしているのかもしれないという不安が募る
５）お土産を実際は買っておらず、渡したお金を返金する気が無いと疑っている
６）早くお土産を使いたいのに、いつになったら使えるのかという苛立ち
７）日本への短期滞在を羨んでいる
８）早く日本での体験した土産話を聞きたかった
９）自分からは催促するようで、気兼ねし、連絡できないでいたことをわかって欲しかった

　このようなことを考えているかもしれませんし、そのほかに答えがあるかもしれませんね。

　もし、これらの例や、Funkyさんが思いつく可能性のある理由などから、原因と思われそうな点があるならば、どうしたら良いのでしょうか。

　お互いに、それがどんな理由であっても、自分の気持ちが相手に伝わっていないとは思っていなかったかもしれませんね。「言わなくても分かってくれるはず」近い友人であればあるほど、言葉を交わさず心を感じとって欲しいと思っていたかもしれませんね。

思わず怒りとして気持ちをブログに載せてしまい、連絡がないから、冷静になって自分から連絡をしたものの、自分の気持ちを察してくれないという悲しみが怒りに変わったかもしれませんね。
そうであった場合、お互いが本音を整理して明確に伝えるという段階を踏まずに、ケンカのような状態に発展しているように感じます。


次にご友人の友人が怒りに任せて脅しを言ったことについて考えてみませんか。その方の言動にはとても驚き、怖い思いをされて、そのことがいまだに引きずってFunkyさんを苦しめているように私は感じました。
ある程度信頼してきた人の知り合いから、このような暴言を受けるということは想定外だったと思います。友人の友人なら、同じく心を分かち合える、ある程度は無礼講だとしても、これほど恐怖感や衝撃的で心傷つくことをいきなり言われればなかなか忘れることもできないでしょう。

その人の本当のことは分かりませんが、見方が変わればFunkyさんも少し気持ちにゆとりが持てるかもしれませんので、その人がどのような気持ちで暴言を言ったのかを考えてみましょう。

１）友人の悲しんでいる姿をみていたたまれなくなった
２）友人が怒っている本当の理由を、Funkyさんが察してくれないことに腹を立てた。
３）Funkyさんが喧嘩を売ってきたと勘違いしている
４）友人を守ろうとした善意の発言だった
５）二人のケンカに巻き込まれて不愉快だ
６）トラブルが好きで、首をつっこみたくなった

それ以外かもしれません。

一つの見方としては、情に厚い一面が強く出てしまった言動ということで、Funkyさんを傷つけることが目的ではなかったかも知れませんね。
お友達とFunkyさんの二人の間の問題に第三者が現れれば、驚きや不快感をともなうと思いますが、気持ちを明確に伝えないお友達の気持ちを代弁するために取った行動だったかも知れません。
ただし、思い込みが強く、感情的で攻撃的とも言えるその人の言動は、トラブルになりやすく、そのことで関係を壊したりと、損をすることもあるのではないかと私は思いました。


Funkyさんとお友達が、本音をうまく伝えきらず、頭の中の自分の気持ちを相手が正確に分かっていると思い込んでいることで、どろどろとした感情と関係が続いてしまう可能性を感じます。
人は本音を隠して交流を続けると、本当に言いたいことが見えなくなって、我慢をしたり、お互いを攻撃し合ったりしてしまいます。このようなことが続くと、後味はとても悪くなるものです。


Funkyさんが笑ってはいけないとご自分を責めていらっしゃいますが、それはきっと、笑うには大切な友人と笑い合える時間を持ちたいからなのではないかなと思いました。
電話で話をしてお土産を郵送する形で終ったもののFunkyさんとしては、まだ充分にお互いが納得した形にはなっていないと感じているのではないでしょうか。もっと、お互いが理解し合う必要性を感じているからではないでしょうか。
もし、きちんとこの状況を見つめていく選択をするならば、もう一度お友達のこと、行き違ってしまった思いを考えて、お友達とお話しをしてみてもよいでしょう。

Funkyさんは、このようなことが起こり、このことをまじめに受け止めなければいけないと考えて笑ってはいけないと考えているとすれば、自分を戒めるということは立派ですが、とても苦しい ことと思います。
どんなときも笑っていけないと責める必要は無いと思いますが、きっと、この件が解決しなければ、笑えないのだろうと私は思いました。

もちろん、Funkyさんがお友達と話し合って納得のいく結論を出すことも、自分の心の中で気持ちの整理をすることで解消させることも、どんな選択でも自由です。
近いうちに、この苦しい気持ちから解き放たれて、心から笑える日が来るのを祈っています。

今回はこのような回答とさせていただきます。
Funkyさんが、カベを乗り越えて、この体験からの学びを今後に活かされ、大切な人と深い友情を手に入れられることを祈っています。
そして、きっと、できると信じています。