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明るい人と思われてるけど、自殺願望が消えません

私は3年ほど前から電話に依存するようになりました。
それもただ電話するだけでなく、全国各地にある相談機関の電話です。

内容もひどくて、子供専用の機関では虐待を受けている小学生になり、またDV専用の機関でもそれなりの人物で、自殺防止センターやいのちの電話では「手を切って(薬をのんで)死のうとした」と今にも死んでしまうような内容で話してしまいます。

月に20万円程度になる電話代のため、体を売っています。その頃から食べ吐きを繰り返すようになり、自分の体をカッターで切るようになりました。

その3年間の間、私も何とかしなくちゃいけないと思い、親には隠してカウンセリングに行っていたこともありました。自殺願望が強く、一人でいると死ぬ事ばかり考えて薬を多く飲んだり、深く手首を切り付けてみたりすると言う事をカウンセリングで話してしまったばかりに、親に連絡されてしまいました。

私は何の為に3年間必死に隠して来たのだろうと虚しくて、自分自身が嫌でたまらなくて、薬を飲んで自殺を図りましたが、親にみつかり病院に運ばれてしまいました。心療内科に行くことになりましたが、なかなか話ができずに結局死ぬ事ばかり考えてしまいます。これから先のことも全く見えなくて、なんだか今この場から消えたいと思う気持ちばかりが強くて耐えられません。

私は高校を卒業してから自分自身を理解したいと思い、大学で心理学を学んでいますが、正直その生活もしんどくなってきました。友達がいないわけではありませんし、結婚を考えている彼もいます。私は周りには明るくて、しっかりして、楽しい人と言われます。

でも本当はそんなんじゃないんです。一人でいるといつ死んじゃうがわからないって怖くなります。
私はどうしたらいいですか。教えてください。助けてください。

女性

22歳

2006年12月14日

カウンセラーの回答

一度、今まで生きてきた自分を受け入れてあげてください

久美さん、こんにちは。私は三吉野愛子と申します。

今、私は久美さんと出会えたことの奇跡的な確率を思って、とても衝撃を受けています。
そして生きている久美さんと出会えたことを、本当にありがたく思っています。

久美さんの心の底から搾り出されるような叫びを何度も読み返しました。幾度となく襲ってきた「死にたい」衝動を乗りこえて生きてきたのですね。文面からうかがい知れる久美さんは、とても聡明な印象です。
きっと感受性も強く、途方もない生きづらさを抱えながらも懸命に生きてこられたのだと感じます。とても真剣に自分の「生」と対峙していますよね。

久美さんは、電話相談への依存が3年ほど続いているのですね。全国各地にある子ども専用機関・DV専用機関・自殺防止センターやいのちの電話などに電話をかけ、その相談機関に見合った内容の悩みをもった人物になりきって電話相談を続けていた・・そんな風に理解したのですが。
ニュアンスが違ったらごめんなさい。

そして月に20万ほどの電話代を捻出するため、ご自分のからだを売るようになった。その頃から食べ吐きやご自分のからだをカッターで切りつけるという行為も始まった。
この一連の行為を、久美さん自身はどのように感じていらっしゃったのでしょうか。

とにかく、なんとかしなくちゃいけない。
その一心でカウンセリングに通われたようですね。
カウンセリングに通っていることを親御さんには隠しておられたということは、久美さんが置かれている状況については、親御さんはほとんどご存じなかったのでしょうか。
ご自身のたいへんな状況をなんとかしなくてはならないという焦りと、そのことを隠さねばならないという状況が加わって、その当時はたいへんなご心労だったでしょう。

最近では自殺願望が強まり、深く手首を切りつけた経験をカウンセリングでもお話されたとのこと。久美さんの生命の危機を感じたカウンセラーが親御さんに連絡してしまったことで、今まで必死に隠してきた久美さんのつらい状況が親御さんに知れたのですね。

久美さんとしては、やっとたどりついた場所だったかもしれないカウンセリングの場。よりによって必死で隠してきた親御さんに連絡をされては、それまでの苦しみや労力がすべて水の泡になってしまうような虚しさを感じるのは無理もないことです。カウンセラーに裏切られたような気もちにもなったかもしれませんね。

それでもまた、ここに相談することを思い立った久美さんの胸の内を思い、私の方も襟を正すような真剣な思いがふるい起こされました。

「薬を飲んで自殺を図りましたが、親にみつかり病院に運ばれてしまいました」という表現に、死にたいほどの苦しみをわかってもらえないことの悔しさがうかがえます。
心療内科に通っても死ぬことばかり考え、消えてしまいたいと思う気持ちが募るばかりで耐えられない・・。

文面から強い不安と焦燥感、そして深い絶望感が感じられます。嘘をついたり隠したり、自分のからだを罰したり傷つけたり、どれひとつとっても、たいへんしんどいことだということは私にもわかります。
でも、そうせざるを得ないほど久美さんは苦しんできたし、それをすべて一人で引き受けてやってきた久美さんはもう十分すぎるほどに頑張っていると私は思います。

久美さんが嫌でたまらない自分って、本当に消えなくてはならないほどに価値のないものでしょうか。
私はそうは思いません。こんなにも壮絶な思いで生きてきた久美さんの強い生命力に私は打たれます。
久美さんだから生きてこられた・・そう思います。

そして自殺は、久美さんの「消えたい」という気持ちに応える一番の方法なのでしょうか。
私の答えは「NO」です。

こんなに苦しんでも生きてきた久美さんだから、できることがあると思います。このような問いを投げかけられることは、もうずっと苦しんできた久美さんにとってはつらいことかもしれませんが、どうしてもお伝えしたくて書かせていただきました。

久美さんは、少しでもご自身を知りたくて大学では心理学を学んでいらっしゃるのですね。ご自分と向き合う勇気はすばらしいことだし、そこから何かを得ようという前向きで知的な意志を感じます。
結婚を考えるほどの彼もいる。でも久美さんの周囲の方々が描く久美さん像と、ご自身のもっている久美さん像との間にはギャップがあって、そのことでご自分をとても責めているようですね。

明るくて、しっかりしていて、楽しい人。確かにここでお話いただいた久美さんの印象とはちょっと違いますね。でも想像はできますよ 。人と一緒にいるときは無理をしてしまうようだけれど、きっと素敵な方なのだろうなと思います。

久美さんの周りの彼らはなぜ久美さんと一緒にいるのでしょう?
久美さんが明るくて、しっかりしていて、楽しい人だから?
そうでなければ離れていく?

・・・きっとそうではないですよね。それに久美さんは一人ではありません。久美さんが生きて存在していることを嬉しく思っている人間が、少なくとも一人はここにいます。

久美さんはご自分にちょっと厳しすぎるところもありますが、とても正直で誠実な方だと思います。ご自分の内側の声を無視せずに必死でバランスを取って生きてきた力もあります。
ただ実際には心身ともにはげしく消耗している様子ですので、不安定だったり、また死んでしまいたい衝動に駆られることもあるでしょう。

そんなときは、一度、今まで生きてきた自分を受け入れてあげてください。
「こんなに私は懸命に生きている。よくやっているね。」
「今、必死に命のバランスをとっているんだ。しんどいよね。」
「今は疲れ果てているのね。少し休もうか。」
こんなふうに、一呼吸おいて自分をいたわってあげてください。やさしくしてください。思いっきり自分の味方になってあげてください。

そしてできれば、もう一度カウンセリングに通われることをおすすめします。ここの無料相談ではお答えできる限度もあり、久美さんの心の動きに十分に寄り添うには限界があるのです。

自分の苦しみを人に話す怖さや、以前のカウンセラーの対応への不信感も拭えないとは思います。
ただ本来のカウンセリングは、そんな葛藤を含めて久美さんを支えるものです。以前のカウンセラーの対応も、おそらく久美さんに生きていてほしいという願いからの、やむを得ない決断だったと思われます。

はじめは信頼できなくてもいいし、そんな思いをぶつけてもいいのです。私たちにご相談くださったように、もう一度カウンセリングを受けてほしいと思います。
今抱えている苦しさも、いつか久美さんらしく活かされる日がくると私は信じます。

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