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朝になると、職場に行くのが怖くなります

自分の仕事への態度に悩んでいます。
最近、朝になると職場に行くのが怖くなるのです。

仕事に行く準備をしてると気分が悪くなったり、腹痛があったりして、お休みするという事が多々ありました。でも、休むと会社に連絡すると、その後から調子が戻るのです。

「社会人としての自覚が足りなすぎる」と思うのですが、どうしても行く気になれません。会社に行くにも毎日遅刻気味で、出社しても集中する事が出来なくて辛いです。

今日も「今日こそは行こう」と思って準備してましたが、とうとう家を出れませんでした。自分でも何がやりたいのか、どうしたらいいのか分からなくなります。

時々、自分は誰からも必要とされていないんだ、と思うことはあります。死んでしまいたいと思うこともありますが、実行に移す勇気もありません。こんな事を話せる相手もいません。

なので、自分は鬱なのかなぁと思うときがあります。
でも自覚してる鬱の人なんていないんじゃないか・・・?
こんなことを考えている自分は鬱ではないんだ、と思ったりします。

昔から人前で話すことが苦手だった私が、仕事上、人前で説明することが最近多くなってきました。プログラマーであると同時に、システム導入の指導というのが私の仕事なのですが、後者が増えてます。

後者の業務を行うには簿記に詳しい必要があり、簿記に疎い私はいつ自分の知らないことにぶつかるか、常に不安が付きまといます。元はといえば、私の勉強不足から来ている不安なので、自分が何もかも悪いのです。

周囲は「大丈夫でしょ?」といいますが、私自身には「出来ない、無理だ」としか思えません。自分の判る分野の仕事をしている時は、職場に行きたくないという気持ちはそんなに起きません。

やはりこれは、わがままなだけですよね。
仕事だけじゃなく、書きたい事はもっとありますが、考えがまとまらないので書くのをやめます。

男性

2006年12月15日

カウンセラーの回答

仕事や自分に厳しく責任感が強いあなた、もう1人の心の声を聞いてみてください

はじめまして。私は、福田茂子と申します。
「ナマケモノ」さんとは、なんとも呼びにくいので「あなた」と呼ばせてくださいね。

相談していただいてありがとうございます。
少しでもあなたが生きやすくなれるように、お手伝いができればとてもうれしく思います。

さて、ご相談のメールをいただいてから、その後どうですか?
あなたは、自分の仕事への態度に悩んでおられるのですね。何度もメールを読み返して、あなたの重苦しい気持ちがだんだんと伝わってきました。

「社会人としての自覚がなさすぎる」「我が儘」というあなたの言葉にあらわれているように、自分自身に対するとても厳しい姿勢が感じられます。その厳しさにこたえようとしている、まじめなあなたの気持ちも、痛いほどわかります。
そして、自分でありながら、自分ではどうすることもできない今の状態に、とても混乱しておられるのだと感じました。

それから、「自分は誰からも必要とされていない」と感じることがあるということですね。孤独な感じ、虚無感、自分の価値がとても低く感じてしまう、自信をなくしてしまって、無力感を感じておられるのでしょうか?
また、ご自分のそんな辛い思いを話せる人がいないとのこと。毎日毎日、一人でがんばってこられたのですね。しんどかったですね。

でもね、私は、決してあなたが「我が儘」だとか「社会人としての自覚がない」とは思えません。
逆に仕事や自分に厳しく責任感が強いから、「行こうと思っても行けない」のだと私は思うのです。そうでなければ、そんなにしんどくなったりしません。本当にナマケモノは、自分でナマケモノだとは思わないでしょう。

誰だって、得意なことはやりやすいし、できればわかることをしたいと思うのは当然のことだと思いますよ。
自分に向いていない仕事をするのは、誰でもしんどいです。それでも、あなたは今まで、がんばってきたではありませんか。すばらしいですよ。本当に、よくがんばりましたね。

我慢しきれなくなって、行けなくなったのでしょう。いっぱい、いっぱいになってしまったのだと思います。
我慢し続けたあなたは、今、心身ともに疲れているのだと、私は思います。長いこと、辛い思いをしましたね。

そんなあなたに、私から伝えたいことは、3つあります。

1つは、自分自身を認めて、そして褒めてあげて欲しいのです。

今、あなたは心のなかに、2人のあなたがいるのだと思います。
1人は「そんなことで休むなんて、なんてナマケモノなんだ、お前は!我が儘な奴だ。仕事がしんどいのはお前が勉強しないのが全部悪いんだ」と、もう1人のあなたを厳しくしかりつけていますね。

もう1人のあなたは、「そんなこと言っても、本当に人前で話するのは苦手だし、簿記だってちゃんと勉強できない状態で、もともとはプログラマーだったのに全然違う職種なのよ。誰も悩みを聴いてくれる人もいないし、ずっと一人で一生懸命がんばっているんだから」と小さな声でつぶやいているのです。

その、小さな声でつぶやいている自分の声をしっかりと聴いてあげて、わかってあげて欲しいのです。
小さな声のあなたは、もう1人の厳しいあなたが怖いので、あまり大きな声で主張しませんが、大きな声のあなたが強ければ強いほど、体に症状として現れてきます。お腹が痛くなる、気分が悪くなるなどは、その現われだと思います。わたしには、あなたの物言えぬ心の「叫び」に思えるのです。

厳しいあなたにとっては、立派ではないかもしれない小さな声のあなたを、「よく今まで我慢してきたね。偉かったね。」とほめてあげて欲しいのです。
そんなか弱いけど、かわいい自分もいるのだということがわかって、ありのままの自分を受け入れてあげると、気持ちはずいぶん変わると思いますが、どうですか。

2つめは、思い切って心療内科に相談してみるのはいかがでしょうか?ということです。

いろいろなご自分の状況から「鬱なのかなぁと思うときがあります」とのこと。
でも反面、そう思うということは鬱ではないのではないか、とも思うのですね。とても不安定な気持ちで、もやもやしているようですね。そんな、もやもやした不安な思いを解消するためにも、思い切って心療内科などに行ってみられることをおすすめします。

鬱病は、【2週間以上の不眠、食欲不振、性欲不振、集中力低下】というのが、目安になります。どうですか?あなたは、あてはまっていますか?

きちんと見立ててもらって、違っていたら安心できるし、もしそうであったとしても、「心の風邪」といわれるほど必ず治 る病気ですから、治療をきちんとうけることができてやはり安心できると思うのですが、いかがですか?

3つめは、専門のカウンセラーに相談してみては? ということです。

「言いたい事はもっと沢山ある」とは、あなたの心が叫んでいるようです。心療内科は、必要なら薬も処方されます。とくに心と体をしっかり休めるように、症状に適切に対処します。

カウンセラーは、あなたの心の叫びを丁寧に聴いていきます。そのなかで、今まで気づかなかった自分に気づいて、「それまでの自分の謎が解けた」と感じることもあります。そうしたら、とても心が軽くなったりします。

カウンセリングには本当にたくさんの種類があるので、あなたにぴったりのものが見つかるかもしれません。

たとえば、論理療法というカウンセリング療法では、「仕事に行かないのは、ナマケモノで、我が儘で、社会人としての自覚がない」という考え方を少し修正して、「いつも元気で仕事にいけるにこしたことはないが、しんどい時は休むこともある。休んだからといって、ナマケモノだとはかぎらない」という考え方に書き換えてみるやり方があります。すると、「しんどさ」が少し楽になったりします。

以上が、私があなたに伝えたいことです。参考にしてくださいね。

こうしてあなたの悩みを読ませてもらい、顔は見えないけれど、あなたと繋がることができたこと、私は本当にうれしく思っています。こうして奇跡的に出会えたあなたが元気になるまで、私はずっと応援しています。

最後に。
あなたは、今のままの、ありのままのあなたで大丈夫ですよ。
あなたには、生きる力がもともと備わっていますから、安心して自分の気持ちに従ってみてくださいね。大丈夫ですよ。

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