悩み相談・人生相談ならエキサイト【お悩み相談室】電話カウンセリング
  • 閲覧履歴
  • よくある質問
  • 使い方

お試し無料相談

子育て・生活全てを含め仕事を続けるかどうかで悩んでいます。

今年3月で病院勤務を継続か退職かを考えている28歳、(4歳2歳1歳の子持ち)です。

今の勤務先はキャリアアップには最適で、独身だったら迷わず勤務していましたが、今の状態は毎日があっと言う間で、体はクタクタ部屋は片付かず、母親らしい事を(絵本をゆっくり読んだりお絵かき、パン作りなど)するゆとりが自分に持てず、この先どうすればいいか悩んでいます。

趣味の手芸なども一度ゆっくりやりたいと言う気持ちもありますが、今辞めたら、年齢も微妙でその職種に復帰しるしないに関わらず、もったいないと言う思いも正直あります。

しかし職場では急な子供の病気などでの欠勤での迷惑、(もちろん理解の上での雇用で何度も話し合いしましたので職場では理解していただいてはいますが申し訳ないです)子供達に対しては習い事させてあげたい気持ちなどもありますし、今のままだと、ただご飯食べさせて後は保育園任せという生活になってしまいます。

自分のキャリアもまだまだ不十分で、仕事子育て家庭がすべて中途半端で嫌になります。 ちなみに主人は私に任せるとの意見で、主人は毎日お仕事激務ですが、そこまで遅くはならないです。

生活面では自分のお給料はすべて貯金に回せていましたので、働かなくても生活はやっていけそうです。 今の生活よりより向上させるにはどうすればいいでしょうか。

女性

28歳

2009年1月31日

カウンセラーの回答

今の自分を十分褒めてあげて。あなたの選択にはどれをとっても意味があります。

はじめまして。カウンセラーの岡本礼子です。
今回色々な胸の内を表現しながらご相談下さり、どうもありがとうございました。
トミーさんのメールを拝見して、私自身も同じような問題で今までたくさん悩んできた事を思い出し、1つ1つ頷きながら読ませて頂きました。

まず最初に事実として言わせて頂きたい事があります。
トミーさんは今現在すごく頑張っていらっしゃるという事、ご自分で意識されている,されていないに関わらずとても素敵なお母様だという事、何事にも前向きで魅力的な女性だという事です。頂いた文章からも、トミーさんがバリバリとお仕事をされて日々キャリアを磨かれている様子や、疲れた〜と感じながらも(本当にクタクタになりますよね)お子様達に笑顔で接しているご様子、職場から保育園に急いでお迎えに行ったり急な呼び出しの時に後ろ髪を引かれながらもすぐに飛んでいかれる様子などが目に浮かぶようです。
本当に全てのことに対して全力投球なのでしょうね。
そんな頑張り屋のトミーさんに、私の経験を少し織り交ぜながらお返事出来たらと思い、メールでお返事を書かせて頂きました。

それでは手始めに今の勤務先を続けた場合の“いいところ”と“リスクの部分”を考えてみましょう。
続けた場合の利点は、ご自身のキャリアアップには最適だという事・大変ながらも毎日を充実して過ごせるという事・貯金がもっと溜まり、将来余裕のある設計が出来るという事・そして何より働いて頑張っているかっこいいお母さんの姿(背中)をお子様達に見せてあげられるということではないでしょうか。
リスクはというと、毎日クタクタになってしまい精神的にゆとりが持てない・家事に関してどうしても手薄になってしまう・愛するお子様達との時間がなかなか取れない点があるのでしょう。

では今の勤務先をやめた場合も同じように考えてみましょう。
もし辞めたらきっとお子様達との時間はたっぷりととれるようになります。もしかしたらご自身の趣味やご家庭のことに多くの時間を割けるようになるかもしれませんね。
リスクに関して言えば、やはり一時的にでも時間をおいてしまうと同じ条件で今のような充実感を持ってお仕事に復帰されることが難しくなるかもしれないという事、生活に関して心配はないとはいえ、確実に収入は減るという事あたりでしょうか。

私も3歳と6歳の子供がおり、毎日保育園に通っております。
ですからトミーさんの“もっと絵本を読んであげたい!お絵かきなども一緒にやりたい!お菓子やパンを一緒に作りたい!“等と
子供とのことを中心に考えるお気持ちが痛いほどよくわかります。それで私がとった対策…
それはすごく早く朝起きることだったんです。
自分が4時過ぎに起きることで朝食の準備をしたり、夕食を半分位作ってしまったり、子供達を5時半には起こして30分ゆっくり絵本を読んだり、ちょっとした遊びをしたり…
確かに体力的に大変です。でもね、子供が大きくなる(そのうち親離れしてお世話してあげたくても出来なくなるその時まで)まではせっかくだからたくさんかまってあげたいなぁ〜なんて思ったのです。その代り手を抜くところはしっかり抜いて・・・。
なぜこんな話をしているかというと、色々な形の幸せをご自分の力で掴み取ろうとしていらっしゃるトミーさんだから、きっと私の事を読んで色々な意味で時間の使い方や工夫の仕方など参考にして下さり、ご自分なりに何か考えられるのでは・・思ったからなのです。

そしてこういった問題を考える時、私は2通りの考え方があると思っています。
1つは“子供はあっという間に大きくなってしまう。だからこの何年かを乗り切れば何とかなるのだ!その何年かは2足の草鞋を履いて大変かもしれないけれども、その何年かを乗り切ればあとは楽になる・・・”という考え方。
もう1つは“子供はあっという間に大きくなってしまう。そんなめったにない貴重な時間はどっぷりと堪能して幸せを感じればいい!再度何かやる時に大変かもしれないけれども、そんな苦労には代えがたいほどの経験が味わえる・・・”という考え方。
私はどちらも正論だと思いますし、どちらを選ぶかといってもどちらも捨てがたくてとても悩んだ思い出があります。
トミーさんはどちらの意見の方にご自分の考え方が近いですか?

また、月並みではありますが「子供とは時間の長さではなく濃さだ」ということ。
これも重要なポイントとなります。
そうは言っても“出来るだけ愛する可愛い我が子達の傍にいて、出来る限りのことをしてあげたい!”と思うのもまた母心です よね。
そこで今度は上の2つの意見に対する客観的な見方をしてみましょう。
例えばトミーさんが今の倍の時間子供達と一緒にいる時間が得られたとします。
ご存じの通り子供のお世話って外で仕事をしている以上に大変だったりストレスが溜まったりするものですよね。
今は“子供達との時間をもっと持ちたい!”という観点から
“そうなったら出来る素敵な事ばかりに目がいってしまうのも無理はありません。でも子供達を叱ってしまうことも(感情で怒ってしまうことさえも)多くなるということは否めないと思うのです。
せっかく子供達のことを思って一緒にいられる時間を増やしたのに、何だか1日中ガミガミと怒鳴ってしまう…もっと色々と接してあげたいのに何だかストレスが溜まって疲労感もとても感じる…などという事も考えられますよね。
ただ裏を返せば、それだけ子供達に対して正直なありのままのお母さんを見せてあげられるという事もいえると思いますし、子供達にとってみればガミガミとお母さんに叱られようと、ずっとお小言を言われ続けようと大好きなお母さんと一緒にいられる方が嬉しいと
思うこともまた事実だと思います。(だからやっかいなんですよね)
トミーさんは“子供との限られてはいるけれども濃くて愛情深い貴重さ”をとるか
“いつも100%の愛情を注ぐ事は無理でも、なるべく多くの時間を共有し一緒に成長をしていく”方をとるか…はたしてどちらがご自分に合っているとお考えですか?
本当に悩まれるところだと思います。

さて、ちょっとここでトミーさんが心配されている他のことを先に解決していきましょう。
お子様の急な発熱や怪我などでお仕事を休まれたり急な呼び出しがあったりして、実際のところ働くママは本当に大変です。職場に対しては急なお休みや、仕事の途中で仕事を放り出し周りに迷惑をかけてしまっているのではないかという心苦しさ、子供に対しては発熱や怪我をしている時、隣にいてあげられない申し訳なさ…
両方の立場の事を考え、とても苦しいいたたまれない気分になりますよね。でもね、職場の人は誰しもトミーさんが急に呼び出されたりお休みしたからといって悪い感情は持たないはず。だって日頃一生懸命お仕事されていらっしゃいますし、何より周りの方達とコミュニケーションが取れているのですから。だからどうぞこの件に関してはご安心下さい。ただし気を抜かないで!
いつも頭の片隅に、お子様達のことでいつ呼び出されるかもわからない…という意識は持ちながらお仕事に励まれるといいと思います。そのお姿は周りの同僚や上司達(特に同性には)勇気を与えるこそすれ、不快感などはないと思います。もし今の職場でお仕事を続けられるということであれば、どうぞ今の通り周りとのコミュニケーションを大切にしていて下さいね。

次に保育園に任せっぱなしで・・・という問題。これも保育園を利用している多くのママ達が心のどこかに常に感じている(占める割合はともあれ)問題ですよね。
仕事や家事は“割り切って!”と思う事は出来ても、子供のことは決して割り切れるものではないですものね。せっかく子供が成長している時なのに、教育・食育などや、園での生活が中心になってしまうということに関しても、寂しさを感じたりすることもあると思います。“こんな事が出来た!”という記録的なことだって、まずママが見たいのにどうしても園の先生が最初に見てしまう・・・
それはもちろんしょうがないことなのだとわかっていてもやっぱり・・・というお気持ちもあるのではありませんか?
よくわかります。世の中どれだけの子供を持つ母親(父親)が、その様な思いをしているのでしょうね。そしてこの問題に関しては、やはり政治や日本の働く環境やワーキングシステムが現状よりも良くならない限り、永遠にあり続ける問題だと思うのです。

ただね、ちょっとここで考えて頂きたいのは保育園の送り迎え・園の先生とのやりとり(連絡帳や伝言)・急な呼び出しがあった時の対応・園行事・親子参加のイベントなど預けるママやパパ達も決して園に任せっきりということではないのですよ。
そしてね、もし出来ればお家でも園との何かしら共有出来るものを用意されるといいと思います。例えば保育園で先生が読んで下さるご本でもいいですし、何か簡単な手遊びやわらべ唄など10分でもいいのでお家でも同じように子供達に提供してあげる…これは子供達にとっても園とお家と結び付けて考えられ、すごく安心を与える事が出来るそうなのです。お時間がある時にでも是非お試し下さいね。

ところで現実的な心配事は 上の2つのようにいくつか解決方法はあります。
ただし最初の方でとりあげた今の職場を続けるべきか否かは、はっきりとした解決方法は残念ながらありません。
なぜなら同じ1つの問題でも視点が違えば全く違う意見になってしまうからということと、そのどちらもが正解だったりするからです。
そうなるとあとはトミーさんが“どちらの考え方により近いのか”“どちらの考えを優先した場合に私が幸せになれるのか”“どちらの考えを優先した場合子供達が幸せになれるのか”“今を基本として考えるのか・将来なのか”などの考えられる全てを仮定し、少しでもパーセントが多く占めた方を優先的に考えていくといいと思うのです。
ただしどちらを選んだにしろ、それはどちらも100%正解ではない(全て満足とは言えない)けれども決して間違ってはいない!という事。きっとどちらかを選ばれたあとにもトミーさんご自身、心の中で常に「これで良かったのかしら?」等という葛藤はあると思います。でもそれでいいのだと思います。
最初から分かり切っている答えのある生き方や育児なんていうものは無いに等しいですものね。
よく言われる事ですが、親は子供によって育てられ、初めて“親”になる訳です。
子供が色々と勉強したり社会に出ていく為に悩んだりつまずいたりするのと一緒。
でもこうやって悩まれて選択をしながら子育てをしていくということが一番大切な事なのだと思います。
そしてね、旦那さまにもトミーさんの迷っている考え(例えば2通りの考え方があるなら2つとも)をゆっくり聞いてもらうといいと思いますよ。旦那さまはトミーさんを信頼して“お任せ”していると思うのですが、一緒に生活をしている第3者の旦那さまの意見も参考にすることも必要かと思います。これは旦那さまの意見を聞いて…ということよりも、トミーさんが旦那さまにトミーさん自身の考え方や迷っている考えを口に出して伝えることで、整理整頓がつき、意外とすんなりご自分の方向性が定まるかもしれないからです。

最後に、トミーさんどうぞご自分をもっともっと褒めてあげて下さいね。最初にも書かせて頂きましたがトミーさんは本当に一生懸命頑張って進んでいらっしゃいます。トミーさんがご相談の最後の方で“仕事・子育て・家庭が中途半端で…”とおっしゃっていましたが、全て完璧な人などまずどこにもいないと思うのです。(万が一完璧にやっている!という方がいらっしゃったとしても、その方の“完璧”とトミーさんの“完璧”の基準値が違えば比べられませんよね。)
色々と迷いながら画策し、人として・子供の親として成長していければ素晴らしいと思いませんか?
人間頑張る時に踏ん張ることはとても大切です。きっと今がその時期なのかもしれませんね。ただし、頑張り過ぎて疲弊してしまう・自分で意欲がわかなくなってしまうほどストレスを感じてしまう・・・これでは毎日を充実して送る事が大変難しくなります。
何事にも100%頑張ろうとするトミーさんは、もしかしたら良い意味で「完璧主義」なのかもしれませんね。この事自体はとても素晴らしいことです。真似しようとしてもなかなか真似出来るものでもありません。ただしたまには一息入れるとか“完璧でなければいけないのかどうか”をもう一度考えてみる等・・・視点を少し変えて考えてみる事も時には大切なのかもしれませんよ。
そうする事によって“お子様達の成長”に対するものの見方も
ますます素敵になってくるかもしれません。

3人の素敵な輝くお母さんでいる為にも“力を入れるところ・抜くところ”を上手に使い分けて、上手くリフレッシュして下さいね。人間誰しも“目をつぶる”という行為も必要だったりしますよ!

トミーさんがお仕事を続ける・続けない…どちらの選択をされるにしろ、迷う事・選択される事に“大きな意味があるのだ”ということを忘れないで下さいね。
私はトミーさんがきっとご自身にとって“適切な選択”をされると確信しております。
もしまた迷われた時、ストレスが溜まった時、疲れた時などあまりご自分で悩みすぎずに(ご自分で考えることはとても必要なことなんですよ)お気軽にご連絡下さいね。

メールでのご相談どうもありがとうございました。

お試し無料相談をお申込みするには会員登録が必要です。

悩み相談・教えてカウンセラー!