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彼女との将来を考えると不安になります。

初めまして、今私は子持ちの彼女と付き合っています。
子供はまだ0歳でまだ生まれて8ヶ月の可愛い赤ちゃんです。

今の彼女と出会う前にその子供の旦那さんがいましたが、その旦那さんがとても酷く暴力をふるう方だったらしく耐え切れず別れたそうです。つい最近前まで子供の養育費を頂いていたみたいですが、最近になって貰えなくなったそうです。

今は彼女も子供の為に水商売をし、働いているのですが出来る限り私も、彼女と子供と接する時間をつくっています。彼女の事を好きになれば好きになるほど今後の将来の事を考えてしまいます。

私としては今お金を貯めてるのですが、子供と仲良く三人で暮らせればと考えています。

ただ先が見えない未来が不安です。彼女にも先の事を多く踏まえて、二人で真剣に話しをした中で私に「今後どうなっていくのか分からないから期待しないで欲しい」と言われました。

彼女も親御さんも、同棲することも含め、今後またこのような過ちを繰り返さない人と結婚しなさい、結婚したいと考えています。

まずはどうすれば良いでしょうか?

男性

23歳

2009年4月10日

カウンセラーの回答

まずは出来る事から。お二人で一歩一歩進んでいけるといいですね。

はじめまして。カウンセラーの岡本礼子です。
この度は、丁寧なメールでのご相談どうもありがとうございました。

読ませて頂いて、ケンジさんの彼女に対するひた向きな愛情、彼女のお子さんも含めて考えられている責任感、そんな中できちんと客観的に見られている現状など、日々色々な事を考え邁進されているお姿が目に浮かびました。

ケンジさんは、“人として”とっても優しい男性なのですね。と同時にとても純粋な部分をお持ちなのだと思います。お付合いをされている彼女が過去に経験した“不幸な出来事”に関してもまるで自分に起きた事のように思い、相当お心を痛められたのではないのでしょうか?そして8か月になる赤ちゃんに対してもきっと心の底から愛情を感じられているのではないかと思います。

だからこそ彼女と子供と3人で幸せな生活を送りたい!彼女に対して不安を抱かせずにエスコートしていきたい!というお気持ちが強いのと、事実彼女や彼女のご両親の思いを知ってケンジさんご自身も不安なお気持ちをお持ちになってしまうのかもしれませんね。

今回少しでもケンジさんのお気持ちから不安が軽くなり、色々な方向性が見えてくればと思い返信させて頂くことと致しました。是非参考になさってみて下さいね。

最初に、ケンジさんが彼女との話のなかで“将来どうなるかわからないから期待しないで欲しい”と言われた時とてもショックを受けられたのではないかと思います。
ケンジさんのように相手の事をとても大事に思い、深く愛していらっしゃればいらっしゃるほど相手に言われると不安になる(というか悲しくなる)一言ですよね。そして余計に色々な事を考えてしまわれたのではないでしょうか?

ただね、彼女が以前DVの被害者だった事を考えると、彼女を含めその周り(つまりはご両親などにあたりますね)にとっては慎重にならざるを得ない…というのが事実であることは間違いないと思うのです。

彼女からしてみると、彼女の“前の結婚生活”は赤ちゃんがいるのにも関わらず、いつ暴力を振るわれるかわからない恐怖や、詳しくはわかりませんが金銭的なしばり等もあったのだと思います。
(もしかしてお腹に赤ちゃんがいた時でさえ、暴力を受けていたのでしょうか?!)

こういった体験は聞いて理解することは出来ても、実際に感じた体感や恐怖の思いを他人が感じる事はなかなか出来ないですよね。
ですから彼女は今、ケンジさんの事をすごく好きで、ケンジさんとの愛に対してとても嬉しい感情が湧いているかもしれない一方で、以前体感してしまった事がどうしても頭をよぎってしまう…理性では信じていても感情で恐怖を思い出してしまう…等といったジレンマに陥っているかもしれませんね。

そしてそれは彼女のご両親にとっても同じ事。例えばですが私に置き換えて考えてみますと、(私の娘はまだまだ小さな子供ですから、結婚などは全然先の話ではありますが)もし万が一娘の相手がDVをおこなうようなパートナー(そういう人はパートナーとは呼びませんね)だったら…なんて想像すると、それだけで憤慨しますし、心配ですし、正直考えられないのが現実です。
そして娘が次にお付合いを始め結婚するかどうか…なんて時には“以前と同じようになったら・・”とか“今度こそ幸せになって欲しい”と強く思うのがきっと親心なのだと思うのです。

さてケンジさんは彼女と真剣に向き合いながら色々と将来についてお話合いをされているようですが、お二人にとって“幸せな家族”とはどの様なイメージなのでしょうか?

もちろん映画やTVドラマとは違い、現実の話ではキレイ事ばかり言ってはいられません。ただただお互いに愛し合っていれば幸せだとか、お金が無くても愛さえあれば…なんていう事だけを言っていられないですよね。

実際お二人が生活される為の生活費の他にも8か月の赤ちゃんの分も入ってきます。赤ちゃんのうちは雑費・衣類などの他に食費といっても無駄なことさえしなければ、そんなに出費の感覚は感じられないかもしれません。でも大きくなるにしたがって確実に教育費といったものはかかってきますし、何かに付け出費があるのも事実です。ですから収入をきちんと確保するというのはとても重要な事です。

では金銭的な問題だけがお二人の将来に対しての不安なのでしょうか?

彼女からしてみると、結婚生活というものに対しての良いイメージがないのかもしれませんね。例えば以前結婚されていた時の事を思い出した時、結婚=危険といった感覚が浮かんでしまったり、ケンジさんに対してはすごく信頼しているけれど も男性全般に対してなかなか不信感を拭えないといった思いがあるかもしれません。また、もしかしたらそのDVを振るっていた元夫と大恋愛の末結婚して、結婚した途端彼の態度が豹変した等の苦い思い出があるのかもしれません。(そうなると男性はみんなそうかも???といった感覚が強いかもしれません)

その辺の意見や彼女の思いなどを聞いてみた事はありますか?もしその辺の問題がクリアになれば、少し前進出来る事は間違いないと思うのです。

そしてもちろん赤ちゃんの事もあるでしょう。まだ物心ついていない子供ですから、思春期の子供がいる相手と結婚するのと違い、そこまで問題はないとは思われます。が、やはり母親からしてみると日本の場合はまだまだその部分は気を遣うところではあります。

ケンジさんがお若いということもあるでしょう。結婚すればケンジさんとの間にも子供が出来るかもしれません。その時「夫は平等に子供達を愛してくれるだろうか…」といった事も考えてしまわれるのかもしれないですね。話しづらい内容かもしれませんが、そういった事を(もちろん実際になってみないと分からない事だってたくさんありますが)彼女と話し合い、お互いの考え方や生活感をきちんとわかりあっておくことも必要なのだと思うのです。

ケンジさんは彼女の不安がもっとも大きいのは何だと思いますか?または話していて何が一番の問題なのでしょう?例えば彼女が今抱えている不安を取り除いた場合、お二人はすぐにでも結婚したい!というふうな価値観ですか?それとももっとじっくりとお互いの愛を育んでから未来に向っていきたい?

きっとね、彼女はケンジさんの実直さや深い愛情といったものはすごくわかっていると思うし嬉しく感じていると思うんです。あとは細かい問題をピックアップして具体的に詰めていくという“作業”が必要なのではないでしょうか?

そこでは当たり前の事ですがお互いの意見の違いや価値観の違いといったことから、言い合いやちょっとしたケンカがおこるかもしれません。でもそれってすごく大切な事なんですよね。特に以前の結婚生活でとても悲しい思いをした彼女からしてみると、そこのところはすごく重要。だってどんなに好きな相手でも、愛し合っている二人でも、いつも意見が同じ訳ではないですし価値観だって違って当たり前。ただそういう時お互いがお互いの事をきちんと認められるか・自分の主張をきちんとするのと同時に相手の主張に対してもきちんと尊重出来るかどうか(要は自分の意見と違うから相手を力ずくで押さえなければいけないとか、自分の考えと違う考えは排除しなければいけないといった考え方ではないかどうか)がすごく重要な訳です。

一見当たり前の事なのですが、DVをされていた女性(男性)にとってそれは当たり前のことではなかったりするんですよね。だからこそそういった些細な事からのケンカやその解決の仕方・その後の関係なども彼女にとってはすごく大切なポイントの1つなのだと思うのです。

そしてね、このお手紙を拝見していて、すごく素敵でこれからも是非続けて頂きたいと思った事…それはケンジさんが彼女や子供との時間をなるべく多く取るように努力されており、なおかつ実行されているということです。“相手との時間を作る”というのは、例え既に結婚していて何も問題がないとされる夫婦であっても、意識していなければお互いの時間というのは作れないものなんですよね。そして相手との時間を共有する事で、ただ一緒にいるのとは違う感覚…例えば相手の事をもっと理解しようという気持ちであったり、自分自身の事を深く知ってもらう事であったり、お互いの相違部分がよく理解出来たり…。

もちろん子供に対してもすごく大事な事ですし、素敵な事です。ケンジさんにとって変えられない現実の1つに“子供の戸籍上の父親ではない”という事があげられますね。この事自体はどうしようもない事です。そして前にも書かせて頂いたように、日本ではまだまだ日常的ではない事ではありますね(キツイ言い方をしてごめんなさい)。でも私は「子供の親になる」というのに戸籍はあまり関係ないと思うのです。つまり戸籍上本当の父親であっても本来の父親ではない!(これって母親にも言えることです)ことって悲しい事ですが現在の日本では多々ありますよね。

要は“いかに親と子供の関係をきちんと作って信頼していけるか・愛していけるか”という事が本当に重要なんだと思うのです。信頼して心から愛情を持って子供と接していれば、子供が何か悪い事をした時に遠慮なくきちんと“叱る”こと が出来ると思うし、もしケンジさんとの間に新しいお子さんが出来たとしても同じように接する事が出来るはずなのです。

そして子供は親に愛情深く育てられれば、またその子も優しく愛情深く育ちます。ですから今彼女や子供との時間を作るように努力されているのを是非続けてみて下さいね。


さてさて最後になりますが、優しくて責任感のあるケンジさんに一言だけ・・・

“無理のし過ぎは禁物”という事。今はまだお若いですし、少々の無理もしていい時期だとは思います。人生で言えば、今“頑張り所”といったポイントなのかもしれませんね。
ただ責任感の強い人は、少々の無理では済まずに突っ走ってしまう傾向があります。

突っ走ることは決して悪い事ではありません!ただ人間ガス抜きも必要だという事・ケンジさんが余裕を持って接してあげることが、彼女や子供にとってもすごくいい事であるという事・自分に余裕がなくなってしまったり疲弊してしまうと相手のカバーまでなかなか出来なくなってしまう事などがあげられます。

そしてこの不景気の世の中。お仕事をしていてもモチベーションキープをすることはとても大変なことでしょうし、ストレスも知らず知らずのうちに溜めこんでしまっているのではないでしょうか?

将来の事を考えれば“お金はあった方がいいし、あるにこしたことはない”のは当然です。
でもそれはそれとして考え、今現在ケンジさんが出来る事・ケンジさんと彼女が出来る事を考えてみる事もいいかもしれませんよ。
彼女が“何に対して一番不安を抱いているのか”をまずは聴いてみて、それを解決する為にどうしたらいいか…そこからやってみてはいかがでしょうか?

もしなかなか解決の糸口が…等ということがありましたら、遠慮なくお電話なりメールなり頂ければと思っております。その時は一緒に考えていきましょう。

近い将来ケンジさんと彼女や赤ちゃんが幸せになられる事を心より願っております。
メールでのご相談、どうもありがとうございました。

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