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最近子供に愛情を持つ事が出来なくなってしまいました。

はじめまして。私は1児の母で、初めての子育てを1年半頑張っています。最近、自分の人生を悔やんだり周りと比べてしまい、家事も育児も手に付かないほど無気力になってしまいました。

我が子は生まれて間もなく心臓病の手術をしました。この体験は、とても言葉に表す事が出来ない辛さです。その後は順調に回復しましたが、普通の赤ちゃんの子育てとは違う苦労があり大変でした。

しかし1歳4ヶ月のとき再手術をしなければならなくなり、2週間以上の入院を耐えて無事に元気になることができました。

これだけを聞けば、どんな人もよかったじゃないの!と、言ってくれるし、なぜ悩むのか不思議に思うとおもいます。確かに、本当に小さい子供がよく頑張ってくれたと思います。子供が元気になれば私も元気になれると信じていました。。。でも。
元気になれませんでした。

私は子供と一緒にずっと付っきりで、泣きたいのも叫びたくても、やりたいことも遊びたくても我慢してきました。それは当たり前のことだし、できちゃった婚なので自己責任だと思って踏ん張ってきました。で、いざ子供との普通の生活に戻ったら、息つく暇もない。どんどん忙しくなるばかり。そんな自分にさらに「自己責任だから」と、言い聞かせる。

そしたら、子供に愛情を持つことができなくなりました。涙すらでません。ただ普通に母乳で育てたり、普通に子育てしている友達を見て本当に辛く、羨ましくて。。。

そんな自分が今、大嫌いです。主人にも打ち明けられず、にこにこしている自分が大嫌いです。

私はもう普通に笑えないのでしょうか?どうしたらいいのか解りません。どうかアドバイスお願いします!

女性

28歳

2009年4月26日

カウンセラーの回答

自分自身の気持ちをもっと解放してあげて!まずはママがリラックスしましょう。

はじめまして。カウンセラーの岡本礼子です。
まずは子育ての忙しいこの時期に、丁寧なメールでのご相談ありがとうございました。
曇り空さんの苦しい気持ち・お疲れの様子・罪悪感・ストレス等々、本当に今の辛い気持ちが私にも伝わって参りました。
実は私にも子供が2人いるのですが(6歳の女の子と3歳の男の子です)、私も出産の時2人ともそれぞれトラブルがありましたので、赤ちゃんを産んだ直後に色々と心配をしたり何かしらケアをしなくてはならないママがどんなに大変か…という事、曇り空さんのお気持ちはいかばかりかとお察しします。
そんな私自身の経験もあり、曇り空さんの相談メールを拝見した時、何だか他人事ではないような気がし、お返事を書かせて頂きました。

自分の産んだ子供が何かしらトラブルを抱えている、手術をしなければならない・・・
この体験は本当に経験した方でなくてはなかなかわからないものです。ましてや体の小さな赤ちゃんが手術をするなんて考えただけでも恐ろしいものがありますよね。
曇り空さんの場合、生まれてすぐと1歳4か月になってからの手術、2回も経験されているのですね。本当に心身ともにお疲れになられたことと思います。

これは私の憶測にすぎないのですが、1回目の手術の時より2回目の手術の時の方がよりおつらかったのではないでしょうか。私が思うに、生まれてすぐの赤ちゃんは“可愛さ”はあっても、まだまだ“情”が出てきていない部分があると思うのです。でも赤ちゃんと1日1日過ごしていくにつれて、我が子の可愛さや情がどんどんと湧き出てくるのではないでしょうか。だから2回目の手術の方が(ちょっとだけ身体が大きくなっているとはいえ)心配の度合が比べ物にならなかったのではありませんか。
曇り空さんはまだ28歳。そして第一子での色々な困難な出来事。
本当に大変でしたよね。

最近人生を悔やまれていて、無気力だとありました。きっと泣きたくても叫びたくても我慢し、一生懸命ニコニコされていることがとてもストレスに感じられているのではないのでしょうか。そして身心からの疲れか子供に愛情を持てないと感じてしまわれている…おまけに周りのお友達をみて羨ましく、自分の素直な感情をご主人に打ち明ける事が出来ず、そんな風に頑張り過ぎるくらいに頑張っているご自分に対して自分自身を認めてあげることが出来ずにいるのかもしれません。曇り空さんは全てにおいて自己責任だと思い踏ん張られてこられたわけですね。色々とのしかかる重圧や現実的にやらなければならない事等、言葉には言い表せないくらいのご苦労があったのではないかと思います。
本当に頭が下がります。

だからこそ私が褒めてあげたいのは 曇り空さんの事です。
出産してからこの一年半、色々な困難を乗り越えてよく頑張りましたね!
出産後に女性はホルモンの関係からか感情の起伏が激しくなったり、体調を崩したりという人も多々いますね。普通、産後は赤ちゃんと一緒にゆったりと過ごし、少しずつリズムを元に戻していく〜という風になりますが、赤ちゃんに何かしらトラブルがあるとそうはいかなかったりしますよね。

退院した次の日から病院に母乳を冷凍して持って行ったり、お見舞いやスキンシップに顔を出したり、先生からoperationの説明があったり、毎日があっという間に過ぎて、ゆったり休むなんて事はあまり出来なかったと思います。もちろん精神的にも“ゆったり”なんて無理で、頭の隅には常に“心配”があったのではないでしょうか?心配は何も手術のことばかりではない訳ですよね。例えば退院してから上手くケア出来るのだろうか?とか運動制限はどうなるのだろう?とか、心配してもしょうがないとわかっていても心配してしまう…。だからこそ精神的にキツイのです。

曇り空さんは、お子さんが元気になれば自分も元気になるだろうと思われていましたね。
確かにお子さんは元気になりましたが、曇り空さんご自身は今溜まっていた疲れがドッと出てきているのではないですか?人間はホッとすると、途端に疲れを感じるものです。今まで張り詰めていたのが“少しホッとしたこと”で自分自身が燃え尽きたような感覚になっているのではないのでしょうか。
当たり前です。今まで人一倍頑張ってきたのですから、無気力状態に陥ってしまうことだってあるでしょう。

曇り空さんの場合は責任感がとてもおありですね。そしてお子さんに対しても常にいいママでいてあげようと努力されているのだと思います。実際いいお母さんなのでしょうね。
さて、ここで少々曇り空さんの凝りをほぐ せたら…と思うのです。
メールの中に“子供と一緒にずっと付っきりで、泣きたいのも叫びたくても、やりたいことも遊びたくても我慢”とありました。確かに小さな子供を持つとずっと付きっきりだし、なかなか飲みに行ったり旅行に行ったりと遊ぶことが出来なくなってしまいますよね。
これは本当にストレスが溜まります。

ただ、全て我慢!をしなくてもいいのかもしれませんよ。
例えばお子さんがいないところで、思いっきり泣くなどして感情を吐き出すとか、お子さんが昼寝をしている間にお友達と電話してみる…、お子さんと一緒にお散歩しがてらケーキの美味しいお店でちょっと一息(これってかえってストレスになる場合もありますので、その場合は持ち帰りを…笑)も素敵ですね。お子さんを一時保育に預けてフィットネスに行く・美容院に行くなど自分自身に少し手間とお金をかけてみるのも1つだと思うのです。

曇り空さんは、お子さんが生まれてからずっとお子さんの為に一生懸命やられてきました。
確かに当たり前のこととはいえ、子育てに関して言えば“当たり前の事をきちんとやる”ことがどんなに大変なことか…。だから今はご自分をもっともっと褒めて、いいママなんだという事に対して自信を持って頂きたいのです。

いま曇り空さんは疲労困憊の毎日を送っていらっしゃいますね。
1歳半といえば、少しずつ色々な事が出来るようになり、と同時に目も離せなくなり、食べムラが出てきたり、お子さんによっては夜泣きがまだ続いていたりするかもしれませんね。脅かす訳ではありませんが、今後もっと知恵が出てきたり、体力がついたり、反抗期になったりと“悪魔の2歳”に向かって突進していく訳です。でもそれと同時に、こちらの感情がわかってきたり、人としての優しさが出てきたり、子供の個性が確立されてきたりと、ますます可愛くなってくるのも事実です。
まさに“天使の笑み・天使の寝顔”といった表現も出てくるほどです。
そういった素敵な部分もつらい部分もママに少しでも余裕があれば“ちょっと笑って”いい育児の経験になるのでしょうが、ママが疲弊しているとただストレスが増すばかり・・・。
せっかく“育児を楽しむチャンス”を持っているのに、それ自体が楽しめないというのは残念なことです。
だからこそ“ご自分を大事にする”ことをもっと大切にして頂きたいのです。

そしてね、ちょっと気になったのは曇り空さんが“もしかしたらお子さんのトラブルに関して何かしら罪悪感を感じている?”という事。今までお医者さんや看護師さん達に「お子さんが手術しなければならなくなったのは、アナタのせいではありませんよ!」と言われたこともあるかもしれません。本当にその通り。ママのせいでもパパのせいでも誰のせいでもないのです。それでもご自分を責めるママって本当に多いんですよね。曇り空さんは、お子さんの手術を無事終えてホッとした途端、疲労やストレスとともに色々な事を考えてしまい、結果感情的にも少し不安定になられているのかもしれませんね。
いきなり曇り空さんのお考えを変えることは難しいでしょう。でも色々な考え方を考える事は出来ますよね。

現在は色々な情報がすぐ手に入ります。
それはママ達にとってもすごく便利な事ですね。でも裏を返せばそれがとてつもない不安に繋がることもあります。曇り空さんは“普通に母乳で育てているのが羨ましい”とありましたが、それはご自身の赤ちゃんをミルクで育てていらっしゃるということで、それに関してももしかして罪悪感を抱いていらっしゃるのかな?と感じました。そしてそれは生まれてすぐ手術をしなければならなかったから…等とまたご自分を責めるような事を考えていらっしゃったりしませんか?確かに母乳で育てることは素晴らしいことですし、今は色々な病院やメディアでもそういった事が推奨されています。でも お薬を飲んでいるママや小さく生まれた赤ちゃんの時等は小児科の先生はミルクを進める事が多いですよね。もちろん混合にしているママ達もたくさんいますし、それを推奨している小児科医だって多いんですよ。
“母乳だからいい”“母乳じゃないからダメ”っていうことはないと思うのです。確かに母乳はいいかもしれない。だけどミルクだって利点はたくさんあるのです。
責任感の強い曇り空さんですから〝きっちりやっていこう“というお気持ちが常におありになるのかもしれませんが、だらしなくなるということではなく、視点を変えて考えてみる…という作業を少ししてみるとちょっとはお気持ちに余裕が出来てリラックスできるかもしれませんよ 。

最後に、ご主人に打ち明けられなくて、にこにこしている自分が大嫌い・・・とありましたが、本当は素直な自分の気持ちを打ち明けたい、いろいろなことを分かち合いたいと思っていらっしゃるのかもしれませんね。「親としてしっかりしていなければ」という気持ちと、「本当は自分こそ子供のように泣いたり甘えたりしたい」という気持ちが、いつも葛藤しているのではないでしょうか。このような気持ちを一人で抱えているのは、とても辛いことです。正直な気持ちを押し殺し、笑顔をよそおっていることで、自分が自分でなくなっているような寂しさも感じるでしょう。自然な感情が分からなくなり、自分が失われていく恐怖感もあるかもしれませんね。

少しずつ時間を見つけて、ただ色々と1日の出来事や子供の事・ご自身の事などをご主人にお話されるといいと思いますよ。話しているうちにストレスもだんだん軽くなってくると思いますし、何よりご自身が話すことによって“重大な問題からちょっとした問題”にご自分の中で自然と変わってくると思うのです。
子育ては2人でするもの。曇り空さんが疲れた時に「私疲れた〜」とご主人に甘えられるといいと思います。どうぞ曇り空さんお一人で色々と背負いこまないようにして下さいね。

子育てに不安やストレスはつきもの。まずはご主人や友人など気楽にお話出来るようでしたら“話す”ことから始められるといいと思いますよ。もちろん第3者(私達のようなカウンセラーや国の機関)を利用するのも1つの手です。
事が大きくなり過ぎる前に、ちょっとずつストレスを軽減していけたらと思います。

もしもっとストレスが溜まる・どうしても疲弊してしまう・不安が大きいなどありましたら遠慮なく電話やメールでご相談下さいね。
曇り空さんが少しでも元気を取り戻し、本来の素敵な曇り空さんでいられることを心から願っております。

メールでのご相談どうもありがとうございました。

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