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子供に八つ当たりする自分が許せません

1年生と3歳の子供がいます。回答例をいくつか読ませていただき、自分と同じように悩んでいる方がいることに少し安心感を覚えました。

いつもなら気にせず優しく対応できることも、自分でびっくりするぐらい大きな声で罵声を言っていたり、叩いたり、自分がこんなにもひどい人間になるとは思いもしませんでした。

回答例にもありましたが、怒りの中に隠れている寂しさ、自分でもよくわかっているつもりです。
私は、その寂しさを夫に埋めて欲しいのです。
夫は転職をして2年目。人一倍真面目で、できなそうなことでも引受けやりこなすような人です。毎日帰りも遅く、体調も心配なくらいです。その夫に、「寂しい」とか「もっとかまって欲しい」jとは言えません。その寂しい怒りを子供にぶつける自分が許せません。

夫への愛情と子供への愛情は別だと割り切りたい自分と、自分が満たされないのに人にやさしくできないだろうと思う自分。今はどうしたらよいのか迷うばかりです。

そんな中での子育てで、私の気分で左右される子供たちに申し訳なく思う毎日です。何か少しでもこの状態から抜け出せればと思い相談させていただきました。

メールを送ることができただけでも、私には大きな前進です。このような場があることに感謝いたします。ありがとうございます。

女性

35歳

2009年9月16日

カウンセラーの回答

「素直な気持ちを伝えましょう。」

はじめまして、堀内正明です。
ご相談をいただきましてありがとうございます。
相談の内容からようこさんの苦しい胸の内がとても伝わってきたので、少しでも気持ちが楽になればと思い回答させていただきます。

子供さんは1年生と3歳、とてもやんちゃ盛りでまだまだ目が放せない年齢ですね。
子育ては、思い通りにいかないことも多くてイライラして、誰も自分の気持ちを解ってくれない悲しみや寂しさ、時には子育てに不安も感じ、胸が張り裂けそうになりながらも自分のことよりわが子のことを考え、ご自身の気持ちを抑えながら懸命に育ててこられたのではないでしょうか。
けれど、ご自身もびっくりするぐらい大きな声で罵声を浴びせてしまったり、叩いてしまうとのこと。その時のようこさんは抑えられないご自身の感情を子供さん達にぶつけている、と気づいていらっしゃるからこそ、我に返った瞬間にご自身を責め続けてしまうのですね。

母親として子供にしてはいけないことをしてしまった、何故そのようなことをしてしまうのか、何がいけないのかと気が滅入ってしまい、その状態から抜け出さなければいけないと思い、同じような境遇の人の相談をご覧になって何か解決策を得ようとしたのですね。
相談内容を読んでいくうちに、ようこさんのように悩み苦しんでいる方がいることがわかり、少しだけれども安心感を覚え共感もされました。
その回答例の中から、「怒りの中に隠れている寂しさ」という言葉を見つけられ、その言葉がようこさんのやるせない気持ちの中に自然と入り込みとても腑に落ちたのですね。

誰にも相談できず、悩みと向き合いながら子育てに励みがんばってきたようこさんの悩みの糸口にあった「寂しさ」にたどり着き、今までのご主人への思いが溢れてきたのでしょうね。「寂しい」「かまってほしい」ようこさんの素直な感情が意識化され、ようこさんにとってご主人はとても大切な存在だったと改めて感じたのではないでしょうか。

その思いの中、転職2年目で人一倍まじめ、できなそうなことでも引受けやりこなしてしまう性格、毎日帰りも遅く体調が心配・・・そのような状態でがんばっているご主人を目の当たりにして、ようこさんはご主人に心配をかけてはいけない、「寂しい」「かまってほしい」なんてとても言えないと自分の感情を抑えながらご主人を支えてこられたのですね。
相手の立場が理解でき、思いやりを持ち、尊重することもできる、そんなようこさんだからこそ、悩みをご自身の奥深くまでしまいこんでしまうのでしょうね。
でも、どうでしょうか?ようこさんも気づいているように、その我慢も耐えられなくなり、ちょっとした子供さんのいたずらにも過敏に反応してしまうほどに、心は余裕を失っていますね。

今、ご主人のために寂しさを我慢しているようこさんの気持ちと同じぐらいに、ようこさんに対して寂しさを我慢している子供さんがいるようにも感じます。1年生くらいになると人の気持ちというのも少しずつですが、理解できるようになりますよね。
1年生のお子さんは、もしかしたら、ようこさんの心の状態を感じていて、ようこさんに「もっとかまって欲しい」と思っているかもしれません。子供さんにとってようこさんは、一番の理解者でありとても大切な存在だと思います。だからわざと怒られるようなことをしてようこさんの気を引こうともしているのかも。
ようこさんも言われているように、自分が満たされないのに人に優しくできないと思う自分がいる、子供さんも、あるいはご主人も同じ気持ちを持っているかもしれませんね。

ようこさんご自身が、「寂しい」「もっとかまって欲しい」というその気持ちに気づかれた意味はとても大きく、その気持ちをご主人にしっかりと受け止めてほしいと思っています。
「どうして寂しいのか?」「どうしてかまって欲しいのか?」その気持ちは、ようこさんがご主人に甘えたい、頼りたいといった気持ちもあるからなのでしょうね。
ようこさんのその気持ちも含め、ご主人に「寂しい」「かまって欲しい」という思いをしっかりと伝えてください。今まで言わずにがんばってきたのですから、ご主人にようこさんを受け止めてもらいましょう。

そして、毎日家族のためにがんばっているご主人に対しても「いつもありがとう」「体調は大丈夫?」「あなたも大変なのでは?」とご主人の気持ちを受け止めてあげてください。
ようこさんとご主人が、それぞれの立場でお互いを尊重しながらがんばりすぎて、ご自身を追い詰めてしまい、伝えたいことも伝えられないという悪循環に陥ってしまうこと を止められるのではないでしょうか。

お互いが気持ちを伝え合い受け入れることで、家族の間で愛情を割り切るような考えもなくなるように思います。子供さん達は、ご主人とようこさんの愛情の証として生まれてきました。いわばお二人の絆をもっと深くする役割もありますよね。家族4人で温かい愛情を分かち合い育むことで、家族の愛情も深まり、ようこさんご自身も安心感や充足感を味わえるのではないでしょうか。

ようこさんの素晴らしさは、ご自身の感情に気づくことができ、その感情を受け止めることができるという点です。その中で、ようこさんは自分としっかりと向き合い解決する方法をしっかりと模索できる方だと思いました。

ようこさんのように、ご自身の行動を振り返り、次の失敗を繰り返さないように行動しようとする姿勢は、常に前向きで日々の成長を意識されているからだと思います。
その前向きな姿勢こそが、家族の中の信頼関係を強くし、今よりもっともっと愛情たっぷりの素敵な家族に成長していかれることと思います。

その成長は、ご家族の心も自然とオープンにして、何でも話せる関係になり会話も弾み、その姿をご覧になるご主人も家族のありがたさや温かさを感じながら、毎日の仕事にもがんばることができると思います。

ようこさんは、すでにしっかりと前に向かって歩みを進めています。
時には甘える、頼ることも忘れずに、自信を持って母として妻として、本来の自分らしい自分を大切にしながら毎日をお過ごしください。ようこさんの幸せをまず第一に考えてくださいね。

心から応援しています。
ご相談ありがとうございました。

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