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人見知り・内気な性格はどうしたらよくなるのでしょうか?

私は小学生の頃からずっと内気で、人見知りが物凄い激しい性格です。

なので友達がとても少なく、仲の良い友達は2人しかいません。
自分の過去・悩み事など全て話すことができる友達は、1人もいません。

悩み事など両親や家族にしたことも一切なく、楽しいこともないので、学校での出来事や友達の話なども一切話しません。

内気な性格や人見知りを克服しようと思い、中学や大学の環境を変えてみたのですが、あまり友達と話したことがないせいか、会話も続かないし、どうしても人見知りしてしまうし、克服できませんでした。

特に小・中学校の時の休み時間は悲惨でした。
友達がいないので机の上に伏せて、ひたすら寝た振りをしたり、トイレの中で時間が過ぎるのを待っていたこともあります。

両親が結構人見知りする性格だし、鬱っぽくなったりするし、遺伝なのかなと思っているのですが、人見知り・内気な性格はどうしたら良くなるのでしょうか。。

友達が全然いないので、携帯をもっている意味もないぐらいです。
今では根暗に見えないようにテンションを頑張ってあげれるまでにはなりましたが、新しい友達ともそれ以上進展しません。

誰とでも話題が絶えなく話している子でも、私と居ると話題が途切れます。
頑張ろうとしても、しどろもどろしてしまう自分がいるし、自分でも意味わかんないことを喋ってしまったりします。

こんな性格だからすぐ鬱っぽくなったり、悲観的になってしまうのだと思います。
友達もいないし何のために生きてるのか分からなくなったことは、今まで数えきれないくらいあるし、今もそうです。

私には夢があり、また今度こそ性格を変えようとやる気満々で上京してきたのですが、人見知り・内気な性格は変わらず、内気すぎて今では気力もなくなり、学校も留年してしまい、夢もよく分からなくなってしまいました。

昔が悲惨すぎたので昔に比べたらこれでもマシにはなったと思いますが、ここまできたら精神病なのかな?と思ってしまったりもします。
どうやったら普通の人になれるのかもわかりません。

本当にこのままでは社会にも出れないしダメだと思っているのですが、20年間ずっと引きずってきた性格なので、もうどうしていいのか分からなくなり、電話する勇気もないので稚拙な文章ですが、ここに相談させていただきました。

女性

20歳

2009年10月16日

カウンセラーの回答

焦らずリラックスして、自分の良いところに目を向けましょう

m美さん、はじめまして
カウンセラーの瀬尾真一郎です。
ご相談ありがとうございます。

m美さんのメールを読ませていただきました。
内気な性格で人見知りが激しいことに悩んでおられるのですね。
友達になりたくて声をかけたいのに、内気なので気楽に話しかけられない。なかなか思うように話ができないと苦しんでいる様子がすごく伝わってきました。
これからどうすればいいのかを、一緒に考えていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

自分ができることを努力しているのにどうもうまくいかなくって、話しかけても会話が続かない。人見知りの克服もあまりうまくいかないと感じていることに対して、大きな不安を抱えていることだろうと思います。

ご両親も人見知りする性格で鬱っぽくなったりすることについて、自分の性格も遺伝なのだろうか・・20年間ずっとひきずってきた性格なので、なかなか変わらないのだろうか・・このままでは社会にも出られないし、どうしていいかも分からない・・と不安や焦りの気持ちが大きくなっているのですね。

話しかけたいのになかなか話しかけられない、仲良くしてほしいのに会話も続かないと、どうして話しかけられないのかとくやしい気持ちになったり、自分の感情が空回りしているようでもどかしく思ってしまったりするでしょうね。

それでも、人見知りや内気な性格を克服しようと環境を変えてみたり、テンションを上げてがんばっているm美さんのことを私は、前向きな性格なのだと思いましたよ。
m美さんは自分の心の声をしっかり聞いて、どうしたいのかが良く分かっていますよね。自分を見つめてどうしたいのかを考えられるということは、それだけ自分の思いを大切にしているということです。そして、これからの将来をしっかり考えて変えていこうと努力されています。

自分の状態をよくしていきたいと、夢に向かって努力をする行動力と意思の力を持っているのですから、芯がしっかりした積極性のある意志の強い人なのだろうと思いました。

仲の良い友達は2人しかいないということですが、見方を変えると2人もいるということです。これはm美さんの魅力を分かっている人が、確実に2人いるということですね。メールを読ませていただいた限りでは、m美さんは誠実な人柄で、友達や周りの人達を大切に考えている方なんだと感じましたよ。

それでも、心の内を何でも話せるような仲良く打ち解けていける人がこれからできるのだろうかと、不安と焦りを感じているのですね。

自分の過去や悩み事を、全て話せる友達がいる人は意外に多くないものです。
全国の中高生を対象にインターネットで「悩み事に関する意識調査」を行っていたものをご紹介すると、対象661人の中で、親友と呼べる友達の数は平均7人。ただし、その中には「0人」と回答した人が10%いたということです。
中には親友と呼べる友達が10人以上いるにも関わらず、何でも話せる人は1人もいないという人もいたということです。
この結果からも、誰しも友達が欲しいと思いながら実際は心を打ち解けている人が少ないことが分かります。

一生付き合っていけるような、何でも話せる友達を見つけることは簡単ではないけれど、だからこそ、とても意義があることだと私は思います。
まだまだこれから長い人生があるm美さんなのですから、焦らずゆっくりで取り組んでいきましょう。


m美さんは今までご両親やご家族に悩み事など一切話すこともなかったし、学校での出来事や友達に関しても、楽しいことがなかったのだから話す事もないし話す必要もないと感じておられたのですね。

自分の心の中だけでいろんな問題を抱えたり解決してこられたのだとしたら、むなしさや孤独感で押しつぶされそうな思いもあったのではないでしょうか。

それでも内気な性格や人見知りを克服しようと環境を変えてみる行動力はすばらしいし、前向きな気持ちで希望を持って新しくチャレンジをしたことは決して無駄にはなっていないと思います。

周りの人に気を使えるm美さんだからこそ、話しかけることで雰囲気が変わってしまったらどうしよう、相手が喜んでくれなかったらどうしようと考えてしまうことで話しかけづらかったり、何か話さなければならない、会話を続けなければならないとの思いが強くて硬くなってしまうのかもしれませんね。

もし、そうだとしたら相手も身構えてしまうと思います。
m美さん自身がリラックスして楽しんでいることが大切なのです。

m美さんにとって楽しいこと、夢中になれることは何でしょう?

楽し いと思えることや趣味などがあればそのことを通じて話ができます。
そのとき会話が盛り上がらなくても、黙ってもくもくとお互いに好きなことに没頭しているだけで、同じ空間を共有している素敵な時間となるでしょう。共通の趣味があればまた話しかけることもできますし、相手から話しかけてくる可能性もあると思います。

私が知っている写真が趣味の人は、山の景色を撮るために朝早くから、一人で出かけて行きます。
そして自分が望んだ瞬間を撮るために何時間でも三脚を据えて待機しているのだそうです。すると後から来る人もいて話しかけたり話しかけられたり、この場所のアングルはどうだとか、もう少し待てば朝日が出そうだとか話題は尽きず、決して孤独な趣味ではないのだと言います。

もし、m美さんに趣味が特になければ、楽しいと思えることや興味のあることを探してみることで、その中で気の合う人に出会えるかもしれません。
町を歩いているときでも、何か面白そうなことや興味があることはないか探しながら歩くと楽しいし、視野が広がるのではないでしょうか。

参加しやすい雰囲気や自分の感性が合うところを、探してみてもよいと思います。
芸は身を助けるという諺がありますが、趣味は仲間を作るということですね。
焦らず、リラックスすることを心がけて、仲良くなれたらラッキーというくらいの気持ちで話しかけると良いと思いますよ。

それから、話をすることに抵抗があるのであれば無理に話そうとしないで、まずは聞き役にまわってみてもいいと思います。
「うん、うん、それで」「へ〜、そうなんだ〜」など、相槌を打ちながら興味を持って聞いているm美さんの様子に、相手も嬉しくなっていろんなことを話してくれるし、知らないことでも関心を持って「教えて〜」と聞いてみれば、喜んで教えてくれると思います。

「あなたといることが嬉しい」とm美さんが心から思っていれば、その気持ちが相手に伝わって、がんばって話さなくても一緒にいるだけで心地よい間柄になれるかもしれません。

話さなくても一緒にいるだけでいいということは意外かもしれませんが、言葉で伝わることは実はとても少ないんですよ。
コミュニケーションには、言語によるものと非言語によるものがあり、言葉を使わない非言語の占める割合は6割以上にもなるといいます。
顔の表情55%。声の質、大きさ、テンポ38%。話す内容7%という実験結果があるくらいです。
この結果を見ると、人の気持ちは表情から伝わるものが多いということですね。

お友達といるときのm美さんは、どんな表情をしているのでしょうね。
もしかすると、テンションを上げようとがんばりすぎて、疲れが垣間見えているかもしれませんね。
気持ちと行動が一致していないと、相手にはかえって不自然に見えてしまうものです。
逆に、本当に一緒にいたい人、一緒にいて心地良いと感じる相手の前では、表情も和らいでいるかもしれません。

笑顔になれず、前向きな気持ちでいられない時もあると思います。
そんな時は鏡の自分に向かって「よくやっているね〜、私」「結果は思うように行かなかったけれど、がんばったよね」などと、自分のことを認めてあげてくださいね。そうして自分に、優しく穏やかに微笑みかけてあげてください。

m美さんは内気な性格と人見知りをすることについて克服しなければならないもの、無くしてしまいたいものと思っているようですね。
そもそも内気な性格や人見知りは悪いものなのでしょうか。

人見知りは知らない人をしっかり見極めて、自分に危害を与えるような人ではないかどうか、自分にとって必要な人なのかどうかを判断する為に必要なことで、見方を変えれば悪いことではなく、大切なことでもあると思います。
内気な性格も自分の中で考えをじっくりまとめる分別があると思えば、それは長所にもなります。

内気な性格を克服しなければならない、人見知りを直していかなければならないと自分を否定するのではなく、個性として認めながらm美さんの良いところを伸ばしていきましょう。

m美さんは何のために生きているのか分からなくなった事も数え切れないくらいあったし、今もそのような気持ちを感じて苦しんでいるのも事実です。
しかし数え切れないくらいのその苦しい思いを、自分の力で乗り越えて来たことも事実なのです。

私が感じただけでもm美さんには、たくさん良いところがありましたよ。
前向きに考えてチャレンジできるところ。
我慢強いところ。
素直に自分を見つめられるところ。
へこたれないところ。
今を変 えようとする勇気があることころ。
友達や周りの人達に気遣いができるところ。

m美さんの良いところに目を向けてみてください。
99の欠点を探して直していくよりも、1つの長所を伸ばすほうが効果的ですよ。

小さな一歩でも着実になにかが動いて変わっていくのだと思います。
たとえ今うまくいかなくても、諦めなければ必ずいつかうまくいくと私は信じています。

m美さんには夢があるのですね。夢を持つことはすごく大切なことだと思います。夢もなく日々の生活に流されて生きている人もいる中で、しっかり夢を持ちやる気満々で上京してきたのですから、その事を誇りに思って下さいね。

人と比べて良いか悪いか、幸せか不幸かを考えるのは自分らしさや可能性を狭めてしまうので、人と比べる幸せではなくm美さんだからこその魅力を磨いていきましょう。

最後にこんなことをイメージしてみて下さいね。
m美さんは自分が主演の映画ができるとしたら、どんな内容がいいですか。

楽しい映画でしょうか?
わくわくウキウキする映画でしょうか。
スリルがある映画でしょうか?
自由に冒険できる映画でしょうか?
それとも悲しい内容の映画でしょうか?

しかも、その映画の内容を自分で決められるとしたら、どうでしょう。
そうです、その映画はm美さんの人生そのものです。
m美さんは人生という映画の脚本家であり、監督でもあり、主役でもあるのです。
自分のストーリーは全部自分で決めることができるのです。
そんな映画を自分が作れるとしたらどんな映画を作りたいですか。

まだまだm美さんの映画は始まったばかりです。
まだまだストーリーは展開していくし、まだまだ先は見えていません。

自分の人生は自分で決めることができます。自分が自由に決めていいのです。
誰にも遠慮する必要もないのです。
人からなんと思われようが自分が面白いと思う人生にすることができるのです。
たくさん冒険して、たくさん失敗して、m美さんの良いところをたくさん探して、ハラハラわくわくの映画を作ってくださいね。

m美さんの可能性と夢が実現することを心から応援しています。
又、何かありましたらいつでもご相談ください。
どうもありがとうございました。

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