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結婚前にお付き合いしていた彼から連絡があり、心が乱れています

今年の5月に4年お付き合いをした男性と結婚しました。優しい人で私を愛してくれています。
平凡ながらも安定した新婚生活を過ごしていました。

そんなある日、元彼氏から7年ぶりにメールが来ました。
”近くの街に出張で行くことになって、元気かなぁと思いメールしました”

彼は転勤族で、当時は遠距離恋愛が原因で別れました。
とても大好きで大好きで、別れたあとはしばらく立ち直れませんでした。

しつこくして嫌われたくないと思い、連絡先を消去して、もう会えないと諦めていた人でした。だから…すごく嬉しかった。

夫に内緒で、空港に会いに行ってしまいました。会ってから結婚したことを伝え、懐かしい友人のように時を過ごしました。
彼はまだ独身で彼女もいなく、ようやく結婚を意識するようになったと言っていました。

”幸せになってね”とお互い言い合い別れたのですが、彼に対する気持ちが甦ってしまい、夫と結婚したことを悔やんでしまいました。

もう1度彼に会いたい。一緒に人生を歩めないなら、私のことを忘れられないくらいの思い出を作りたい。
そんな衝動に負けそうです。

でも、懐かしさから連絡してくれた彼に、精神的に迷惑がかかるのではないかと心配もあります。もちろん夫にも罪悪感があります。

私はどうやってこの気持ちと折り合いをつけていけばいいのでしょうか?

女性

33歳

2009年10月31日

カウンセラーの回答

この出来事によって気づく事があるのでは?

だにえるさん
はじめまして、カウンセラーの松本まなみと申します。

ご結婚されて半年、とても幸せな毎日を送っていらっしゃるところに、昔の彼から連絡があり、気持が落ち着かない状態なのですね。
近くに来るとのことで、会いに行き、懐かしさや、思い出などが、鮮明によみがえってしまったのでしょうね。

一緒に気持を整理して、だにえるさんが今まで以上に幸せに過ごせるように、お手伝いさせていただければ幸いです。

まず最初に申しておきますが、だにえるさんは、今、ご主人に罪悪感を感じ、とてもご自分を責めていらっしゃるように感じられます。

私たちは結婚をしていると、既婚者というだけで、配偶者以外の異性と会うことを良く思えない風潮がありますし、モラル的に考えれば、元彼というだけに、躊躇し、反射的に隠さなきゃ、と思ってしまうものです。

罪悪感で自分を責めていると、自分の本心がわかりにくくなったり、間違った方向に行く事もありますので、ここは一旦、置いておきましょう。

4年お付き合いをされて結婚されて幸せに暮らしていたところに、7年ぶりに元彼からのメールが来たのですね。驚かれたことでしょうね。
「今ごろになってどうして?」という気持ちだったのではありませんか?

過去の思いが、走馬灯のように蘇ってきたのじゃないでしょうか。
お付合いしていたころの楽しかった思い出が、いっぱいいっぱい心を占めてしまったのではないでしょうか。

メールをもらって「一目、会いたい」と言う気持ちになるのに、さほど躊躇はなかったかもしれませんね。それほどまでに元彼への思いが深かったのでしょうね。
会ってみて、7年の月日を感じさせないほどだったのではありませんか?

懐かしさのあまり当時にタイムスリップしたような気持ちだったでしょうね。嫌いになって別れたわけではないのでしょうから、このような再会は、とても心が高揚してしまうものですね。
元彼は今ようやく結婚を意識しだしたという話を聞いて、心中が乱れてしまったのでしょう。

『とても大好きで大好きで、別れたあとはしばらく立ち直れませんでした。しつこくして嫌われたくないと思い、連絡先を消去して、もう会えないと諦めていた人でした。だから…すごく嬉しかった』

当時は遠距離恋愛が原因でお別れしてしまったものの、別れた後にしばらく立ち直れないほど、とても好きだったのですよね。
その時の気持の切り替えをされたときはさぞかし、心を痛められたのでしょうね。

遠距離恋愛が辛くて別れてしまった当時を振り返り、どうしてあの時、もう少し我慢しなかったのだろう。もしも、あのとき遠距離恋愛を続けていたら元彼と結婚していたかもしれないと考えると、少し苦しいかもしれませんね。
また会いたいという気持ちになり、結婚したことを悔やんでしまうほど、元彼が好きだったのでしょうね。

でも今は結婚しているので、元彼への迷惑や、ご主人への罪悪感も感じてしまい、どうしたらよいのかわからなくなってしまったのですね。

だにえるさんは思慮深くて、人の気持ちを思いやれる方なのだろうと思います。それでいて情熱的で、とても熱いハートをお持ちのようですね。

ですから、元彼への気持をもてあましてしまい、頭と心が分裂してしまったような感じで、だにえるさん自身がとても戸惑っていらっしゃる様子が伺えます。

『”幸せになってね”とお互い言い合い別れたのですが、彼に対する気持ちが甦ってしまい、夫と結婚したことを悔やんでしまいました。』

元彼に彼女がいないことを知り、ようやく結婚を意識し始めたことを知り、だにえるさんは、心中穏やかではなかったでしょうね。
もし、あのとき元彼と別れていなかったら、結婚していたかもしれないという気持ちになったのではないでしょうか。
そんな気持ちになった自分を責めてしまうかもしれませんね。

また、過去に別れてしまったことを後悔してしまったかもしれませんね。今はだにえるさんは、自責と後悔で、いっぱいなのだと思います。

『もう1度彼に会いたい。一緒に人生を歩めないなら私のことを忘れられないくらいの思い出を作りたい。そんな衝動に負けそうです。』

もう一度会いたい気持ちがあることが、今、だにえるさんを迷わせてしまっていることなのでしょうか?彼に自分の事を忘れられないような思い出を作りたいのでしょうか?それともだにえるさんが二度と忘れられないような思い出を作りたいのでしょうか?

ちょっと言葉のニュアンスがわかりづらいのですが、彼への思いが募ってしまったのですね。

ご主 人は優しいし、家庭は壊せないし、でも前の彼への、未練のような気持ちが出てきたというところなのでしょうかね。


●元彼への気持ちを処理する

まずは、そのような気持ちになったことを認めてあげて欲しいと思うんです。今の気持ちを、目をそらさずに、しっかり感じることをして欲しいと思うんです。

「感情を感じること」は、どんな感情であっても、何も悪いことではなくて、感じた後の「行動」をどうするのか?を選ぶことをするのが私たち人間なんですね。
なので、今の状況の中で、元彼に逢いたい自分をまず認めて、そんな気持ちになったことを責めないで、許してあげた後で、これからどうしようと考えていけばいいんです。

喧嘩別れした相手ではないのですから、未練が沸き起こってしまうのは、ありえることですよ。突然、連絡があって、目の前に現れたら、戸惑うこともあって普通じゃないでしょうか。
それほどまでに、元彼が好きだったということなんですよね。

たぶん、だにえるさんの中で未処理のまま残っていた問題だったのではないでしょうか。
元彼とお付き合いをしているときの我慢や、別れたときの痛みを封印してしまっていたのではないかと思います。

少し不謹慎かもしれませんが、私は、彼との過去の思い出に浸ってもいいと思うんです。楽しかったことや、嬉しかったことや、また半面、悲しかったことや、辛かったことを思い出してみるのです。そのときにだにえるさんがどのように感じていたかを思い出してみるのです。

私達は、何かを禁止したら余計にそちらに意識がむいてしまうものです。ですから、こんな気持ちになっちゃ駄目だと自分を責めないで、「ああ、私ってこんなに元彼のことが好きだったんだなあ」って感じて認めて欲しいんです。

私たちはあまりにも辛かったり悲しかったりすると、そんな感情を感じたくないために、感情を抑圧してしまうことがあります。年月が経つと、その辛さや悲しさを抑圧したことすら忘れて、楽しかった思い出だけが美化してしまうもののようです。
ですから、辛かったことや悲しかった気持ちも思い出してみるといいですね。

こんなに大好きな彼だったのにだにえるさんは、どうして別れてしまったのでしょうね?遠距離恋愛が寂しかったのでしょうか?大事にされていない気がしたのでしょうか?遠距離恋愛じゃなかったら、お付合いが続いていたでしょうかね。

私達の問題には「〜〜〜だったらうまくいくのに」「〜〜〜じゃないからうまく行かない」というふうに考えがちですが、これはたいてい問題の中核ではないんですね。
根本的な原因が必ず他にあるものなのです。そのあたりも、もう一度考えてみませんか?

もう一度会いに行きたいと迷っていらっしゃるようですが、だにえるさんは、もし、元彼に会わなかったとしたら、ずっともやもやとした気持ちを持ち続けるのではないでしょうか?
また、もし、元彼に会いに行ったとしても、ご主人に対して罪悪感でいっぱいになったりしないでしょうか?どちらを選択しても、今のだにえるさんはしんどいんです。

今、だにえるさんには、元彼に抱えている思いを見つめなおして、処理して、新しい気持ちのスタートを切れるようにしていくことが必要な感じがします。
この処理と言うのはとても大切な事で、執着を手放すことかもしれないし、元彼への感情を処理していくことかもしれませんし、自分の気持ち整理をつけていくことかもしれません。

さて、ここで決断と選択が必要になってきます。

気持を整理して、自分の中で、もう過去の事だと納得させて、元彼の幸せを祈れるかもしれません。
もしくは、落ち着いて自分を見つめなおしてもなお、会いたいと思うかもしれません。

「元彼とのことは、好きだけれども、一度終わってしまったことだしもう、気持ちの整理をつけてしまいたい。だけど、どうしてももう一度最後に会いたい。」

という気持ちが変わらないかもしれません。そのようなときは、私は、会いに行ってもいいと思うんです。ただ、ご自分が行動されたことに責任を持つ覚悟があればですけどね。

リスクはたくさんあると思います。下手をすると今の生活を失いかねません。失わないまでも罪悪感で苦しむことになるかもしれません。ご主人と元彼との板ばさみで苦しむかもしれません。
ご主人を傷つけてしまうかもしれません。信用や信頼をなくすかもしれません。そのことを覚悟の上で行動されてくださいね。


●ご主人との関係を見直す

それと、この状況を別の見方をしてみれば、だにえるさんは今のご主人に愛されて 幸せな毎日を送っているのだとは思いますが、何かスパイスに欠けるところがあるのかもしれませんね。

何か思い当たる事はありますか?何か不満がありませんか?ちょっと退屈していたり、マンネリしてきてはいませんか?ワクワクどきどきすることがなくなっていませんか?
そして、結婚生活とはそんなものだと諦めていたりしていませんか?

私達は、パートナーと安心した関係を継続するためにも、結婚して<安定>を望むものですが、半面、どこかに何か刺激を求めてしまうものなのです。

安心 → 安定 → 刺激がない → 退屈

という図式になり、家庭は大事だということは重々承知なのに、何かスパイスがあれば心がひきつけられてしまうものなのです。

結婚して何不自由ない生活をして、幸せなんだけど、年に1、2度、元彼からくるメールにトキメキを感じてしまうという奥さんもいらっしゃるんです。
私自身も、随分昔の話になりますが、結婚してからも毎年送られてきた元彼からの年賀状に密かに心をときめかせたものです。

そういう時は、今のご主人との関係に意識を向けてあげるといいのです。

主人のことは大好きなのに・・・という思いがあるとしたら、二人が前に進まないための“罠”という見方もできるんですよね。昔の彼の存在を使って、今のご主人との関係性にブレーキをかけてしまうんです。

これは、温かい家庭、かわいい子ども、家族団欒という、平和な家庭などに潜在的な怖れや不安があるのかもしれません。
このようなネガティブな感情は無意識のマインドなので、普段は表に出ていなく気がつかないのなのです。

そういうときは、ご自分の中に結婚生活というものの観念、何かの思い込みがないか、探ってみるといいかもしれません。

もし、スパイスが欲しい、刺激が足りない、と感じるのであれば、自分自身が今一歩、刺激的な女になることを求められているのかもしれません。
もし、ご主人にもっと男らしくして欲しい、と感じるのであれば、やっぱりだにえるさんが、より女らしさを身に着けて、ご主人の男の部分を引き出してあげる必要があるのかもしれません。

今以上にもっとラブラブな夫婦になれたら、どんな楽しいことがまっているのかな?と、そんな風に想像していきながら、ご主人との関係を深めていくことも出来ると思います。

それには将来のビジョンを持つことなんです。
5年後、10年後、どうなっていたいでしょうか。子供は何人欲しいと思われますか?ご主人とどんな人生を歩んで行きたいでしょうか?二人の目標があれば、ワクワクするものですよね。


●責任を持って選択する

この事実、出来事、悩みによって、だにえるさんは何を学ぶのでしょうね。

「この問題(出来事)によって私は○○に気づく事ができた」
「この問題(悩み)によって○○なことがわかった」

だにえるさんも、この問題をプラスの方向に持っていきませんか?

落ち着いてゆっくり考えてみてくださいね。元彼からのメールは、一体、自分にとってどんな意味があるのだろう?と考えてみてください。
元彼というスパイスで、だにえるさんのご夫婦の関係性を、今一度、再認識しなおすときなのかもしれませんね。

だにえるさんは、この出来事が起きて、今まで曖昧だった夫婦関係の倦怠感を感じられかもしれません。
また、ご主人との家庭が、いかに大切でかけがえのないものなのか、再認識されるかもしれません。
心の中にある、ご主人への不満や寂しさなどの感情が、どっと湧き出てくるかもしれません。

それらは、この出来事によって今、ここで、夫婦で向き合ってよりよい関係を作るためのものなのかもしれませんね。

私達の今ある状態と言うのは、すべてが自分の選択の結果だといわれています。7年前、別れに至ったときの、だにえるさんの選択の結果が今の状況を作っているのです。
ご主人のどんなところが好きでお付き合いが始まったんでしょうか?ご主人のどの部分に惹かれて結婚したいと思ったのでしょうね。

そういう風に、自分の気持ちをゆっくり解きほぐして見ていくことができれば、おのずと方向が定まると思うんです。
それは今のご主人との関係を新たな気持ちで築いていくことになるかもしれませんし、元彼との再スタートかもしれないんです。

そこで「選択する」ことが大切になっていきます。
「もう一度、選択しなおす」と言ってもいいかもしれません。

自分の人生を自分で選んで決めていく。
自分の人生を自分で責任を持つ。

幸せに向かうには、とっても大切な秘訣になっていきますので まず、だにえるさん自身がどうしたいのか?どうなりたのか?を、ご自身に向けて質問してみてくださいね。だにえるさんにとっての「幸せ」って何でしょうか?

私達はいつも自分の中に答えを持ってることが多いものです。
そして、その声に耳を傾けることで、本当にやりたい事や自分の正直な気持ちが見えてきます。

もし見えない場合には、強く意識してみてくださいね。まず、だにえるさんが「私の幸せ」にポイントを置くようにしてください。

頭で考えてわからないときは、心に聞いてみてください。
心に聞いてみてわからないときは、体に聞いてみてください。

不思議な事に、思考が行き詰ったら、必ず心が重くなりますし、心の偏重は、必ず、体調の不調になってあらわれます。心の声に耳を傾けて、だにえるさんが幸せになる方向に進んでいって欲しいと思います。

そうして、今後の身の振り方を考える上で、いろんな選択肢が出てくるでしょう。
選択は、一度きりではないのです。間違えば選択しなおせばいいと思います。ただ、それには全て責任がかかってくるということなんですね。

そのことさえ、ご自分で自覚されていたら私達はいつも自由だし、何をしても許されるものだと私は思っています。

だにえるさんが、しっかりとご自分に向きあわれて、幸せな方向に進んでいけることをお祈りしております。ご自分の本音がわからないときは、カウンセリングなどを利用されるのも良いかと思います。

そして、選択した方向性でまた悩む事がありましたら、ご相談いただければ、回答させていただきます。

どうもありがとうございました。

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