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中途半端な自分を変えたい!職場復帰にも不安があります。

自分が嫌です。変えたいです。

来月育休明けで職場に復帰するのですが、復帰後の受け入れ先がなかなか見つからず難航したと、人事担当から聞きました。
一所ではなく、いくつかの課をまわってみたが、どこも私を拒んだようです。

人事担当の人が、私を思って教えてくれたことです。
何も知らずに周りの反応がよくないことに悩んだり、また、産休前と同じようにしていては良くないから、そのつもりで働きなさいと。

入社からの3年間で3度も異動し、その途中で結婚・妊娠し、産休に入り1年も休み、そういう中途半端な人間を受け入れたくないという責任者方の考えはよくわかります。
予想はしていたけど、やっぱり他人からそう指摘されるとつらい。

異動の理由は、1年間の営業事務を経て営業となり、ろくに教えてもらえないまま実地ばかりが進み、外回りや数字、フォロー、と追い込まれ鬱になってしまいました(そのときちょうど、結婚をしました)

次の職場は若い社員で新しい試みをするというチームができ、そこでまた少し違った形で営業をしました。
その途中で(ちょうどこれからという所で)今度は妊娠をし、外回りできないから、と事務に異動になり、産休に入った次第です。

とにかく中途半端で、口先だけで、大した特技もなく大した仕事もできず・・・
こんな人間、私が責任者なら絶対欲しくない。当たり前だと思います。

でも、家計のために、子供のためにも働かなければなりません。

苦渋の判断で産休前に所属していた職場の上司が受け入れてくれたいみたいで、なんとか復帰できることになりましたが、復帰のことを考えると胸が苦しくなり、吐き気がして大泣きしてしまいます。

自分に甘くて、言い訳したり、甘えたりする性格が災いしているとわかっているんですが。。

自分を変えたいんです!風当たりの強い社会に挑む覚悟を決めなければ。

とにかく真面目に働くしかないですよね。子どものためにもちゃんとした人間になりたい。職場で認めてもらえるようしっかりやりたい。

それでも、そう思う度苦しくなり涙を流してしまう自分が本当に嫌です。逃げ出したくなり、転職を考えたり夢ばかり見て現実と向き合うことを避けたり。。

こんな自分、子どもにも夫にも申し訳なく思います。
また鬱になったらどうしようとそれも不安です。

長文、乱文で申し訳ありません。

女性

24歳

2009年11月6日

カウンセラーの回答

現実はしっかり受止めて。その上で出来る事をきちんとしていければ将来に繋がります。

こんにちは。カウンセラーの岡本礼子です。
この度はメールでのご相談有難うございました。

お話を読ませて頂き、さくらんぼさんが今まさに抱えていらっしゃるご不安、ご自分が直面していらっしゃる問題に対しての様々な感情といったものが、あふれるように表現されており、よくよく悩まれておられるのだなぁと感じ、少しでも職場復帰に向けてお力になれればと思い返答させて頂くことと致しました。

まずは毎日の育児お疲れ様です。

そろそろ産休明けということは、赤ちゃんはまだ1歳になっていないのでしょうか?この頃の赤ちゃんは全てがママだより…。食事のことからトイレのこと等、毎日息もつけぬ忙しさにお疲れのことと思います。

そんな中、人事の方からの色々な意見(特に辛辣な意見)は、正直さくらんぼさんにとって“聞きたくなかった”ような内容ですよね。誰だって同じような事を言われれば、落ち込んだり憤りを感じたりするのではないでしょうか?(多分私だってそうなると思います。)

でもさくらんぼさんはそれをきちんと“好意”として素直に受け取ることが出来たのですね。つまりさくらんぼさんが悩んだりしないように、より働きやすく溶け込めるようにという配慮から人事の方がアドバイスしてくれたと、受け止められたのですよね。

このフレーズを読んだとき、さくらんぼさんの度量の深さや謙虚なお気持ちをとても感じ、私自身見習わなければいけないとさえ思いました。

ただね、どこの部署でも拒んだとありますが、これは“さくらんぼさんだから”ということではないんだと思うのです。
今世の中はご存じの通り不況の真っただ中。多くの企業はいかに少ない人数で効率を上げ、経費を削って採算をとっていくか〜ということに焦点をあてています。

そんな中、赤ちゃんを産んだ女性が復帰ということになると、色々と面倒だという意見や考え方がまだまだこの日本社会の中にはあるのです。これは本当に残念なことですし、本来は恥ずべき考えでさえあると私は思っています。

確かに日常を見てみても、子供は熱が出やすいですし、予防接種や検診等も受けなければなりません。(これは幼児になっても学童になっても程度の差はあるにしろ続く問題です)その度に(特に)母親は仕事を早退したりお休みしたりしなければなりませんし、残業なども出来なくなることが殆どでしょう。

そういう現実的な問題があるがゆえ、色々な部署でなかなか快い返事がもらえないというのもあったと思います。


さて、さくらんぼさんは3年間で3回異動し、その間に結婚し、出産され、育休を取られたのですね。さくらんぼさんはその事に対して“中途半端な人間”とご自分を責められていらっしゃるようですが、本当にそうでしょうか?

例えば3年間で何回も仕事が気に入らないからと辞めてしまった…、周りとぶつかりやすくその度に欠勤してしまう、嫌なお客様だとすぐに投げだしてしまう等、そういう事なら中途半端な仕事の仕方とか、中途半端な社員という捉え方になるとは思いますが、結婚したり出産したりすることは、例えそれが3年間のうちにあったとしても決して中途半端なことではなく、むしろ中途半端な人間には出来ない事なのではないのでしょうか?
(特に出産においては、人の命を誕生させる訳ですから、そしてその後の育児においても、中途半端では決して出来ることではありませんね)

さくらんぼさんは営業をされていたのですね。お話を読んでいると、営業の楽しさや数字を詰める醍醐味などを経験されることなく、数字のプレッシャーやフォローワークの大変さのみを経験されたのですね。

そういった環境は営業にとっては想像以上につらいものです。さくらんぼさんもきっと胃がキリキリするような感覚を味わいつらい思いをされたのではないのでしょうか?
そんな時新しい部署での新しい試み…責任感の強いさくらんぼさんのことですから、きっと“頑張って成果を出していこう!”と張り切っていらっしゃったことでしょう。
だからこそ妊娠されて産休に入られたことに対してはご自分自身に対しても悔しい思いがあったのかもしれません。

しかしながら先程も申し上げたように、出産や育児といったものは決して中途半端には出来ない立派な事柄なのです。決して中途半端だから…等と思わなくても良いのだと思うのです。


さくらんぼさんは、ご自分のことを口先だけで何の特技もなく等とおっしゃっていらっしゃいますが、客観的に私から見たさくらんぼさんは、仕事の事を一生懸命考え、周りの事を見る事が出来、人の意見に素直に耳を 傾けられる、そしてなによりも育児をきちんとされ家族の事を常に考えているという立派な社会人の一人だと思います。

自分のことを全く顧みず、たいして仕事も出来ないのに“自分は凄い・人より優れている!”と鼻を膨らませている人のなんて多いことか…。それに対し、さくらんぼさんはとても謙虚にご自分のことを見つめることが出来ているのです。
ただ、いつもご自分に厳しいだけではいけません。それでは身心ともに疲れ果ててしまうからです。

自分の良いところもきちんと認めて自分自身褒めて頂きたいのです。“言い訳ばかりしている”“自分に甘い”こういったことは何もさくらんぼさんだけがこうなのではありません。殆どみんなが持ち合わせている面なのです。

それに対しさくらんぼさんのように「変えなくてはいけない!甘えていてはダメ!真面目に働かなくては!」とご自分を律する姿勢は大変ご立派だと思いますし、なかなかその様に思える人というのは少ないものです。

もちろん素晴らしい考え方ですから、それに関して言えば“努力出来るところから・変えられるところから”どんどん前進していけばいいと思います。

しかし力を抜くところは抜かなくては、さくらんぼさんがどんどん疲弊してしまうと思うのです。

そして現実はきちんと受け取めて。

つまりお子さんを(特に赤ちゃんを)育てているのですから、出来る事・出来ない事をきちんとご自分の中で線引きをし、出来る事をきちんとがんばるというスタンスである必要があると思います。

そしてご自分の中で優先順位をきちんと組みたてること。ある程度ご自分の考え方が太く通ると、仕事をする上でも、周りとの関わり方でもブレなくなり、その都度悩むという事が少なくなってくると思うのです。

“今のさくらんぼさんが出来る事”を出来る範囲できちんとやっていく…そうすれば周りも働くママとしてのさくらんぼさんを快く受け入れてくれると思いますし、何かあってもフォロー等快く引き受けてくれるのではないかと思うのです。

もちろん、復帰して必ずといっていいほど休まなくてはいけなかったり、早退しなければいけないという場面もでてくることでしょう。しかしこれは決してさくらんぼさんの責任ではないのですし、それによって中途半端な仕事をしてる等と考えてしまうのはNGです。

確かに急なお休みや早退は周りに迷惑をかけることも事実としてあるでしょう。でもこれは割り切らなくてはいけないことの1つだと考えられたら、さくらんぼさんはよりお仕事がしやすくなるでしょうね。だからこそ出来る時に出来る事を精一杯やっておくことが大事なんですね。

さくらんぼさんはとっても優しい女性ですね。常にお子さんのことやだんな様のことを考え、素敵なお母さんになろうと努力されているお姿が目に浮かびます。それと同時に会社においても頑張って成果を出さなければ!という真面目な気質を持っていらっしゃいます。

そんな素敵なさくらんぼさんであり続ける為にも、どうぞリラックス出来るところは力を抜いて、公私ともどもメリハリをつけながらお過ごしになれるといいのだと思います。

もしかしたら復帰されてからも、色々と理不尽なことや育児との両立の大変さでつらい思いをされることがあるかもしれません。
そんな時はどうぞお気軽にお電話やメールなどで嫌な思いやつらさを吐き出して下さいね。

さくらんぼさんが、常にイキイキと仕事をされながら素敵なお母さんでいらっしゃれることを心より願っております。
お子様におかれましても、インフルエンザなど流行っておりますのでくれぐれもお気を付け下さいね。

ご相談どうもありがとうございました。(岡本)

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