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彼との別れに後悔しています

はじめまして、こんにちは。

私には2ヶ月前までお互いが結婚を意識して付き合っていた人がいました。私は社会人で、彼は大学院生です。2年間の付き合いでした。

彼は大事なことは簡単に言葉にしないタイプで、本当に思っていることほど言葉にしてなかなか言えない性格でした。
なので「好き」とか愛情表現の言葉も、私が要求しない限りは言ってくれませんでした。

学生でバイトしながら勉強する生活なので、忙しくて彼からの連絡も少なく、さらに言葉でも思ってくれてるのかどうか言ってくれないので、不安が募る私は要求ばかりしてたのかもしれません。

要求しても言ってくれない時もありました。
今考えると、言葉に執着し過ぎた私にうんざりしたのかもしれません。

ケンカはいつも、連絡をその日中に返してくれない彼にイライラした私からでした。「連絡一つ何でできないの!?」「メール打つ時間ぐらいあるじゃん」と毎回言ってました。

そして彼が学会で遠方に行った一週間の間、連絡でもめたにも関わらず、メールしても電話しても一切連絡はありませんでした。

何日か後にようやく電話が通じた時は彼は酔っ払ってて・・・
その対応に怒りが爆発した私は「もう別れたい」と言ってしまい、電話を切ってしまいました。

その後、彼が帰って来て会って話した時に、別れを告げられました。

何てことを言ったんだろう、何てことをしたんだろうと、毎日悔やむ日が続く一方です。

自分ばかり考えて、彼が今将来のことで葛藤してることや、彼自身、自分でいっぱいいっぱいなのに、私は彼のことを何一つ考えてあげられなかったんだろうと思い続ける毎日です。

私とは結婚するって友達にも言ってたみたいで、それぐらい思ってくれてたのに。

もう一度話し合って気持ちをぶつけましたが
「ふられたと思ってるの?」
「俺の気持ち全然尊重されてないよね」
「もう戻ることはないと思って(別れを)言った」
と言われました。

私は自分が悪かったとこ直すから、たった2年間で別れを選ぶのは嫌だと言いました。
そして最後に「あなたが他の人と付き合うまでずっと思っている」と言いました。

彼がなぜ別れの道を選んだのか分かりません。聞いても答えてくれません。
なぜ別れたのかを考える毎日です。

もう一度話して本当のところを聞きたいんですが、今はそっとしとくべきでしょうか?

女性

25歳

2009年11月11日

カウンセラーの回答

「別れに向き合って、「別れたい」と言ってしまった自分を許してあげてください。」

すーさん、はじめまして。今回、無料相談を担当させていただきます、川西 梢と申します。
すーさんのメール何度も読ませていただいて、なんとも言えない切ない気持ちでいっぱいになりました。


どうしてあのとき、あんなことを言ってしまったのだろう・・・
あのとき、あんなことを言わなかったら、今でも関係が続いているのかも知れない・・・
私の何がいけなかったのだろう・・・
こんなはずじゃなかった・・・
だけど、もう少し彼にも私に対して本音を言って欲しかった・・・

というような心のメッセージが伝わって来ました。


お互いに結婚を意識し合っていたはずなのに、別れてしまった・・・すーさんの気持ちを察すると、後悔や自分を責める想いが先に立ってしまい、彼に対する気持ちの整理や今後自分はどうしたらいいのかが、わからないようですね。
気持ちを整理させて頂きながら、回答させていただきます。よろしくお願いします。


すーさんは社会人で、彼は大学院生だそうで、お互いに違う環境や立場でいらっしゃったのですね。
彼は、バイトと勉強の両立で忙しく、彼からの連絡も少なかったけれども、すーさんはそういう状況にめげず、交際を続けられたと感じました。


もともと彼自身、自分の思っていることを簡単に言葉で表現しない性格だそうで、特に愛情表現などすーさんが求めない限り言ってくれなかったのですね。 すーさんは、相手の事情や性格がわかっていたとしても、普段から寂しさを我慢されていたのではないかと思いました。


彼が自分の思っていることを言葉に出して言えないことは、彼自身、何らかの理由があったのでしょうね。どんな理由があるのかわかりませんが、好きな人に愛情を確認したくなるのは彼女として、とても自然なことですよね。


彼から何も言ってくれないことは寂しいですよね。
この寂しさを味わうと本当に辛いから、「連絡一つできないの!?」「メールうつ時間ぐらいあるじゃん」と不満をぶつけてしまったように思いました。


もしかしたら彼に要求しているのに、すーさんの思いが一方通行のようになってしまい、反応の少ない彼の態度に心の限界が来ていたのかも知れませんね。すーさん自身疲れてしまって、彼の態度にうんざりする気持ちにもなった・・・のではないかと感じました。


彼が学会で遠方に出発される前にもめてしまったそうで、その後、すーさんが連絡を取ろうと必死にされていたのにも関わらず、彼への連絡が通じなかったのですね。
どうしてだろう?と不安や心配になりますし、あのときもめなかったらよかった・・・と後悔や罪悪感で心がいっぱいだったのかも知れません。


ようやく繋がったと思ったら、電話口で彼が酔っ払っていた・・・きっと彼の態度にすーさんは、「こんなにあなたのことを心配していたのに、あなたは私のことをどんな風に思って過ごしていたの!?」と、今まで溜まっていた彼への不満が怒りとして爆発してしまったのではないかと思いました。


本当は、「もう別れたい」と伝えたのは、本心じゃないですよね?そんなことを言いたいかったのではないと理解できます。

・ 電話が通じなくて寂しかった
・ もめたことを後悔していた
・ 電話口で酔っ払っている彼の態度に不満を感じた
・ 彼は私のことを気にしているのに違いないと思っていた・のに、酔っ払っていた態度を感じ、彼への信頼が揺らいだ
・ そのことで自分は大事にされているのか不安を感じた
・ 本当に彼女として必要とされているか不安を感じた

というような想いではなかったのでしょうか。


電話を切った後、そのときは怒りでいっぱいだったと思いますが、怒りが静まった後、「なんであんなことを言ってしまったのだろう」と相当悔やまれ、落ち込まれたことだと思います。きっとすーさんは、「別れるつもりじゃない」と彼に釈明したかったことでしょう・・・しかし、学会から帰ってきて、彼のほうから別れを告げられてしまった・・・ショックだったと思います。


自分の本心でない一言が、こんな事態を招くだなんて、想像できないですよね。
彼に対する気遣いや、彼の置かれている状況への配慮など、今まで気づかなかった自分の態度をいっぱい反省されたことがメールでヒシヒシと伝わってきました。
だからもう一度彼とやり直したい、今までの関係を無駄にしたくない思いで話し合ったことだと思います。しかし彼はそれらすーさんの想いを受け取ってくれなかったのですね。


ところでご相談を読ませていて、私は一つ疑問が沸いてきました。すーさんは どうして彼の気持ちを確かめたくなっていたのでしょうか?


彼の気持ちがわからないと、自分のことを本当に好きでいてくれているのか、必要とされているのか不安になると思います。
付き合うというのは、お互いに気持ちが『好き』ということがわかって始まるはずです。
お互いに好き同士ということは、存在を求め合っているということになりますよね。だけど、時間が経つうちに、私は彼が好きだけど、彼は私のことを好きでいてくれているのだろうか・・・と不安になり、気持ちが揺らぐことが多々あると思います。


お互いに存在を確認する行為を、心理学の世界では、「ストローク」という言葉に表すことができます。
具体的には、
・ 赤ちゃんを可愛いと撫でる
・ 優しく手を握る
・ 抱きしめる
・ 「よくがんばったね」と励ます
・ プレゼントをもらって「うれしい!」という
というようなプラスストロークもあれば、

・ 不満をいう
・ 「ムカつく!」と怒りをぶつける
・ 「そんなこと言わなくてもわかるだろう」と批判する
・ あっちいけ!と突き飛ばす
・ よく注意をしないから、危ないんだと叱られる。
というようなマイナスのストロークがあります。


そしてストロークの中でも、「ノンストローク」というものがあります。これは、「無視」を意味します。人は無視をされるということは、相手との関わりを持とうとしないこと、存在も認めることや理解を努めることをする行為をしないということです。


マイナスのストロークは、批判されても、不満を怒りをぶつけられても相手との関わりがあります。人は存在を無視をされるよりかは、プラスでもマイナスでもいいから関わっていたいと思うのです。
人は生きるために必要不可欠な空気や水のように、このストロークもお互いに交換し合い、存在を確かめ合いながら生きています。愛を確認しあうためには、このストロークが必要不可欠なのです。


彼に愛情表現を伝えることをしてくれない、求めても行動を起こしてもらえないことは、ノンストロークに近いものがあります。このことを味わうのは、人間関係でも恋愛でもとても辛いことです。彼に愛を確認しようと努力しているのに、相手からの反応が薄かったら、不安になるし、寂しさも募ってくると思います。そうすると、「私のこと本当に好きでいてくれているの?」というような不安を感じると思います。


そのような不安は彼を愛するが故のことで、そういう気持ちになるのは、恋愛をしている証拠です。
だから、彼が自分のことをどう想ってくれているのか確かめたくなるのは、愛を確認する当然の行為です。


確かに言い方への配慮やケンカにならないのがベストかもしれません。だけどキレイごとだけ言ってもいい関係は築けないと思うのです。
言いたくもないこともつい言ってしまうのが、人間です。
人は感情の生き物です。ときには怒りをぶつけ、感情的になることだってありますよ。だから相手に自分のことをどう思ってくれているのかを求めること、また不満をぶつけたり、ケンカをするのはとても自然なことです。
今まで彼に十分歩み寄る努力をされてきたのだから、彼に本心でない別れを言ってしまった自分を許してあげてください。


ところで、すーさんは彼に言葉での愛情確認にこだわっていらっしゃったのですが、それはどうしてでしょうか?


・ 心の寂しさを埋めるため
・ 愛されているという満足感、実感がほしい
・ いつでも自分を思っていて欲しい
・ 自分が愛されているという自信がない

という思いがあったのかも知れません。


しかし、彼の立場から考えると、すーさんの行動をどのように受け取っていたと思われますか?

・ すーさんのことを好きだから、言ったほうがいいとはわかっている
・ だけど言葉で伝えるのが恥ずかしく、男としてのプライド(自分のプライド)が傷つく
・ どのタイミングで、どう伝えればいいのかわからない
・ 求められれば求めるほど、「言わなくてはならない」とプレッシャーを感じていた
・ 「〜できないの!?」と言われると、批判や責められているようにも感じていた

上記のようなことだったとすれば、すーさんと彼との思いは大きくすれ違っていたのかも知れません。


もしかしたら、彼の心の中では、言葉で表現できないこの自分の気持ちをずっと尊重して欲しかった、理解して欲しかった、認めて欲しかったのかもしれません。


言葉で愛情を表現するのが苦手な人は、言葉で表現されることがどれだけいいものか、経験したことが少な いのです。人は経験したことのないことを、誰かに与えることはとても困難なことです。経験して、それがどれだけいいものかを実感し始めて人に与えたりするものです。


では気持ちが離れてしまった彼に対して、すーさんは今後どうすればいいのでしょうか?


彼と別れたくない気持ちは、彼に対して何かを執着している可能性があるのかも知れません。

・ 寂しさを味わいたくない
・ 孤独を味わいたくない
・ 悲しみを味わいたくない
・ 喪失感を味わいたくない
・ 心を満たしてくれる存在を失いたくない

などの思いは、自分の辛い気持ちを感じたくないことであって、好きだから別れたくないこととは、違うことになると思うのです。


彼と別れたくないという気持ちは、とても切なく悲しい気持ちです。しかしその悲しみを感じることは悪いことではありません。その悲しみが、すーさんと彼との関係がどうだったのかを向き合わせてくれているのです。
なぜ、向き合う必要があるのかというと、すーさんが本当の愛を学ぶために必要なのです。


すーさんが彼に愛情を言葉で求めていた行動は、すーさん自身が寂しさや一人になりたくないという心の隙間を埋めるために、彼に自分が愛されているかどうかを確認していたように思います。
まるで自分を愛してくれなきゃ、私はあなたを愛さないというような感じで相手を責めてしまっているように感じられます。これでは、恋愛は上手くいかないですよね。


彼のことが本当に好きであれば、相手の気持ちを信じること、思いやることが必要です。それを言い換えるのであれば、「自分が相手を好きであるという気持ちに自信がある」ことです。
その自信があれば本当は、彼に口うるさく愛情を言葉で確認する必要性がなくなるのです。


愛されているという自信は、まず普段からすーさん自身が自分を大切にしていること、認めてあげていること、失敗を許してあげていること、つまりは自分で自分を愛してあげているかどうかから始まります。
自分の心が、自分の愛に満たしてあげられていない以上は、どんな人から愛情を注がれていても、心は埋まっていかないものです。自分の心を、自分からの愛で満たしてあげていないと、他人の心を尊重し、大切にしてあげられないし、どんなに他人から愛情を注がれても心は満足しません。


まずは自分を愛しましょう。彼に愛されていないからといって、すーさんは一人ぼっちではありません。
彼に愛されているという確認をしなくても、すーさんは、十分人に愛される価値のある人です。


普段、いろんなことでがんばっているいらっしゃると思います。

・ 仕事をがんばっている
・ 恋愛に励んでいる
・ 人間関係を上手く築こうとと努力している
・ 趣味をがんばっている
・ ときには失敗をして落ち込む自分がいる・・・など

まずは自分を褒めてあげ、優しさを与え、失敗を責めず、許してあげてください。


彼と出会い、別れたことは、すーさんのこれからの人生において糧となっていくものです。無駄は一切ありません。


すーさんの幸せを祈っています。
応援しています。


長くなりましたが、最後まで読んでくださいましてありがとうございました。

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