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仕事が向いていない?でも頑張らなくては。ストレスが溜まります

45歳男性 会社員 妻と子供3人の5人家族です。
趣味は卓球で子供たちもやっています。 

現在結婚16年目で営業課長代理 会社も1部上場し 年収700万 妻もパートで100万年収 があり家も購い11年目です。

一見なにひとつ不自由なく幸せな家庭ですが、 私の仕事は独身の頃は早朝から深夜まで会社の寮に住みながら過ごしました。 
仕事はハードでしたが部下を厳しく管理されることもなく22歳から34歳まで過ごしました。

確かに仕事もしましたが サボりもして売上げノルマはバブルでもあったため適当にこなしていました。 
35歳で担当を替えられたのを期に会社をやめ 転職しましたが 長く続かず1年足らずで退職し 再就職を探していたところ、、元の上司から年収同じでいいから戻って来いと言われ 36歳から45歳まで 内勤業務に近い営業でやっておりここまで来てしまいました。 

昨年から上司が変わり不況の影響もあり課長職の甘さが指摘され、これが普通かもしれませんが 私には営業に行くのがとても苦痛で仕事が向いていないと今になって考えます。 

家庭もありますし 仕事はただでさえ一度やめているのに今更止めれません。
自分が甘いことはよくわかっているのですが、自分の理想は年収は500万でも 好きな卓球を子供たちとできる環境にしたいのです。
子供は卓球で将来会社に入ってくれればと思っています。 

夜は10時前後で休みは日曜のみです。 
朝鏡で自分を見ると本当に嫌になります。家庭でも暗い顔のときが増え 家族にも悪いなぁと思います。

私は両親健在の長男で不自由なく過ごしてきました。 
妻は母一人で3人兄弟の長女で育ち苦労を一杯してきています。 
会社辞めた時も妻を泣かしているし自分ががんばらないといけないのはわかっているのですが・・・

こんな仕事づくめ数字に管理されているのがほんとうにツライです。

家族関係や社内は全く不満はないので、ほんとうに贅沢な相談とは思いますが誰にも話せなくストレスだけが溜まります。 

仕事を適当にサボったのと、営業の勉強をせずにここまできてしまったツケが回ってしまい、現在に至ります。 
今後仕事で自分のボロがどんどん露呈され 評価も落ちるのは目に見えています。 

踏ん張らなければいけないのですが・・・自分に自信がありません。  

男性

46歳

2009年11月18日

カウンセラーの回答

優先順位を考えつつ、5年後10年後にどうなっていたいかをイメージしていく作業を!

はじめまして。カウンセラーの岡本礼子です。
この度はメールでご相談頂き、どうもありがとうございました。

かとうさんの書かれてこられた内容は、現代社会の中で色々な人にとって起こりえる問題だと思いますし、私自身読んでいて身につまされる思いが致しました。
本当に難しい問題だと思いますし、これが正解という方法はなかなかないと思いますが、少しでもストレスを軽減して頂けたら・・・と思い私なりの考えなど書かせて頂きます。

私がかとうさんのメールを読んで初めに受けた印象は“現実をきちんと把握されているなぁ”ということ。
社会人として現実をきちんと受け止める・きちんと見極める等といったことは非常に重要なことです。それと同時にそれはとても難しいことであり、時にはつらいことでもあります。

それをきちんと目を背けずに向かい合っていらっしゃいますよね。だからこそ色々とかとうさんが感じられる苦悩やストレスがあるのだと思います。

かとうさんは独身時代、仕事中心にバリバリと精力的に色々なお仕事をこなしてこられたのですね。そしてまた時代背景も味方となり、“やればやっただけきちんと自分にかえってくる”“自分である程度コントロールしながら仕事を進められる”というペース感も味わい、毎日ハードで疲れるけれども、相当充実された生活を毎日送られていたのではないでしょうか。
そのときのかとうさんはさぞ自信に満ちて、生き生きと毎日を過ごされていたのではないかと思います。

そんな折、担当が変わってしまったのがきっかけとなり、転職されたのですね。
おりしも時代はバブルから不況にと変わっており、新しい職場での環境は、かとうさんにとって想像とは違うものだったのかもしれませんし、ご自分の考えが甘かったかも…と後悔をされたのではないのでしょうか?
もちろん1年で転職先の会社を辞めてしまうとは思っておられなかったと思います。

そんな厳しい現実を目のあたりにされたからこそ、再度転職活動をされている時にもとの上司から復職の誘いを受け、前の会社に戻るという決意をされたのではないでしょうか。

ここで1つ申し上げておきたいのは“前のお給料と同じでいいから戻ってきて欲しい”というオファーがあったこと・・・これはそれこそ今の不況の時代、いかにかとうさんがビジネスマンとして実績があったか、またヒューマンスキルがあったかということを表しています。

普通は年収が下がってしまうケースの方が多いですし、以前の実力や人間性が評価されていなければ“戻ってきて欲しい”というオファはなかなか出ないものです。
そして以前の上司にとても信頼されていたのですね。会社の中で信頼をされる。それはとても素晴らしいことです。きっと部下にも信頼されているいい上司なのだと思います。

そんなかとうさんが上司が変わったこともあり、今の体制や仕事内容に対してストレスを感じるようになられたんですね。もしかしたら前の上司の考え方と今の上司の考え方が大きく違うのかもしれません。前の上司はどちらかというと人と人の繋がりや、社員の働く環境を重視してお考えになるヒューマン型のタイプの方だったのでしょうか。もしかしたらより営業の感覚に近いタイプだったのかもしれませんね。

それに比べて今の上司はどちらかというとロジックや数字に敏感なビジネス型、あるいは色々と把握しておきたい管理型なのかもしれません。もちろんどちらが正解とかではなくこれらはあくまでもタイプですし、会社としてはどのタイプでも最終的に結果を出してくれればいい訳です。

やり方がかわると(特に対部下に対しての管理の方法や数字の見込みのつけ方など)、一番苦労するのは直属の上司…つまりはかとうさんのような立場の人間です。時として板挟みになりますし、下手をすれば何だか部下を裏切ったような感覚にも陥ります。

そんな精神的な苦悩がある上に休みは日曜日のみ。平日の帰りは22時頃。これでは精神的にも肉体的にも大いにお疲れになることでしょう。

そして一番精神的にストレスをお感じになるのは、愛するご家族との時間がなかなか取れないということ。かとうさんは今ご家族との生活が一番大切だと感じられているのですね。
その様に素直に感じられるということは、かとうさんにとってもご家族にとっても本当に素晴らしく幸せなことだと思います。
そして最近は多くのパパが同じように考えて苦悩されているのだと思います。

ところが会社としては表向きは「大いにいいパパでありなさい」と言っているところが多いですが、本当のところは「いつでも仕 事第一であって欲しい」と思っていることがまだまだ多いのも事実です。このギャップが働く人のストレスを多大にさせていくんですよね。

ところでかとうさんは5年後、10年後どの様になっていたいですか?またご家族とはどんな未来を築いていきたいですか?(いきなり難しかったら1年後、2年後でもいいのですよ)

かとうさんはご家族の為に“踏ん張って頑張っていかなければ…”と思われていますね。正直頭が下がります。しかしこの思いがあるからこそ、辛い時や逃げ出したくなる時も踏ん張って頑張っていられるのもまた事実なのではないでしょうか。

でもね、常にプレッシャーの中のみで頑張っていく・・というのはご自身にとって想像以上に負荷がかかるものです。“何のために頑張るのか”ということを考えた時、家族の為に!と思うお気持ちは本当に大事にするべきだと思いますが、そこに何か1つプラスがあるとかとうさんご自身の中に余裕が少し出来ると思うのです。
多くの人はすぐそばの現実の為に働いていますし、その事を考え頑張っているのも事実ですが、時には少し遠くを考えてみる事も必要なんですね。

そこで先程書かせて頂きましたが、5年後・10年後にご自分がどうなっていたいのか?またはご家族とどの様にどの様なことをしながら楽しんでいきたいのか、という事をイメージする作業をして頂きたいのです。

きっと楽しい出来事や理想が色々と思い浮かんでくることと思います。出来ればあまり現実とかけ離れていないもの(つまりはあきらかに夢で終わりそうな内容はNGです)がいいですね。

そしてその夢やイメージしたご自分の姿・ご家族との姿を手に入れる為に“今何をすればいいのか?”“何を一番に考えていけばいいのか?”ということをお考え頂きたいのです。
きっと家族思いのかとうさんのこと、ご自分がイメージングした姿に向かって前向きに頑張っていけるのではないかと思うのです。

さて、かとうさんは仕事を適当にサボったのと営業の勉強をせずにここまできてしまったツケが今きているとおっしゃっていますね。
私から言わせてもらうと“仕事を適当にサボる”ことが出来るのはご自分の中でさじ加減がきちんとわかっている証拠ですし、営業の勉強は座学では決して学べないということです。(座学も時には必要です。しかしそれだけでは駄目だという意味です)

かとうさんは今まで何年も営業の現場にいらっしゃったことがあり、内容は多少違っていても常に営業という仕事に携わってこられた訳です。
営業という仕事は常に現場感と経験値がものをいうことが多いですよね。
決して机上の理論では解決出来ない部分が多いにあると思うのです。

確かに今の時代はバブルの頃の営業スタイルとは違ってきているところもありますし、今の傾向として“ロジカルシンキング”や“工数計算”といった苦手な人にはとことん苦手であろう事が、良くも悪くもビジネススタイルの一種の流行りになっているところがありますね。

もちろんこういった事がスマートに出来ることは素晴らしいことです。しかしながら営業は決して机上の理論だけで出来るものではなく、相手とのコミュニケーションや経験、勢いや誠意というヒューマンスキルが非常に大切なのです。

もちろん、だからといってもしもかとうさんが“今の立場でのこういったことが苦手”という問題がはっきりしているのならば、それは少しでも是正していく努力は必要かと思われます。
でも現実をしっかり見ることの出来ているかとうさんのことですから、ご自分の苦手と思われる事でも逃げずにきちんと対処していかれると思うのです。

そしてね、どうぞご自分にもっと自信をお持ちになって下さい。
かとうさんはご家族の事を思い、お子様達に対しても本当に良いパパでいらっしゃいます。
きっとご家庭でも会社でも慕われ信頼されておられるのだと思います。まずはその事に対し大いに自信を持って頂きたいのです。

かとうさんのご家族はかとうさんがイキイキと働いて充実した思いを持ってこそ、そういった素敵な感情を共有できるのです。
そうなれば、かとうさんが理想とされ日々その為に努力されているような、より楽しく幸せなご家庭をもっと追求出来るかもしれません。

かとうさんは今どうしてもネガティブなイメージを抱きがちですね。心身ともにお疲れのようですからそれも無理はありません。

かとうさんは本来とても優しく、人を思いやる精神といったものが強い方だと思います。だから色々なところに気を配り、みんなが少しでも幸せな思いが出来るようにと頑張ってしまわれ るのですね。これはなかなか出来ない事ですし、それがかとうさんの強みでもあります。しかしその考えに振り回されることは、かとうさんご自身を疲弊させてしまう原因にもなりかねません。

まずはかとうさんが余裕を持つこと…そして“今は厳しいかもしれないけれど、少し踏ん張る事で将来こんなことが出来るかもしれないし、あんなことも出来るかもしれなし”等といった幅広い視点を持つこと。
今現在、出来ない事は出来ないと認め、それに対しては平均的な水準まで持っていく…と同時に得意なことをより伸ばしていく、といったバランス力が必要になってくると思います。

かとうさんは人間関係や営業経験、そしてご家族との絆などどれをとってみても、もっと自信をお持ちになって大丈夫だと思います。
今まで色々と克服して打ち勝ってきたかとうさんだからこそ、今回お感じになられている困難もきっと乗り切っていかれると思いますし、その後また一段と強くなられているお姿が目に浮かびます。

一番の敵は“我慢し過ぎてストレスを溜めこんでしまう”こと。

どうぞストレスが溜まり過ぎる前に、ご自分をリラックスさせてあげて下さいね。もちろんメールやお電話などを頂いてお話下さることもありですし、お好きな卓球にとことん打ち込むというのもありです。その他にもご自身がいかにリラックスして本来お持ちのポジティブシンキングに変えていけるかどうか…その為にはどうしたら良いのか…など視点を変える事で考えられてみてはいかがでしょうか?

かとうさんが今の困難を乗り越え、ご家族との幸せな時間を大切にされ、よりご自身が充実出来ますよう私も心より願っております。何かありましたらお気軽にご相談下さいね。

メールでのご相談どうもありがとうございました。(岡本)

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