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父親の事が昔から大嫌いで憎いです、 殺してやりたいです

くだらない内容ですみません。
私は今大学生ですが父親の事が昔から大嫌いで憎いです。
殺してやりたいです。完全犯罪を試みたいと思うほどです。

原因は幼少の時から何かあるとすぐにキレて物に当たり、家族に当たることです。
特に母親に対してはひどいです。
殴られて目が腫れることや骨折することもありました。

私の家は父親以外、全員女で抵抗できません。
しかも父親は警察官です。
意見を言うと「言葉に気をつけろよ」など脅してきます。

母親には離婚をしてほしいのですが、収入が無く、父親に頼るしかありません。
自分が男だったら、何かしらの抵抗が出来るのにと思います。
母親や姉を守れなくて、とてもふがいなくて悔しいです。

殺してやりたいのに、やはり自分の人生の事を考えているので、もちろん実行できません。
私の精神がおかしいのでしょうか。

家庭の事は恥ずかしくて誰にも相談できません。
回答お待ちしております。

女性

19歳

2010年1月8日

カウンセラーの回答

身の安全の確保が先決

みずたにさん
カウンセラーの池田です。

みずたにさんはとても思いやりがあって、優しいのですね。
相談内容を読んで、最初に家族を思う気持ちの深さと、自分が何かしなければならないという信念と責任感が感じられました。
その思いがあるから、お母様は耐えてこられたのではないかと思うほどです。

みずたにさんは、自分がお父様に受ける辛さより、お母さまやお姉さまを心配する気持ちの方がが強いのですね。
守ってあげるために、自分が男であれば良かったと思うのですね。
男であれば盾になれたとさえ考えているのですよね。
お父様の暴力を止められない自分を不甲斐なく思っているのですね。

文面からもどれほど脅威を感じる暴力なのか目に浮かぶようで、ただ事ではない状況と想像できます。

小さい頃から、良く耐えてこられましたね。もちろん、耐えたくて耐えたのではなく、耐えたくもないのに、日々どうしようもなく、ただ、ただ、暴力と共に日々が過ぎて行っただけだったわけですが。

殺してやりたと思うくらいお父様の暴力を憎んでいるのはとてもよく伝わって来ました。
お父様の暴力がなければ、そこまで憎いとは思わなかったでしょうけれでも、言い換えればそれほどお父様の暴力が激しいのだと分かります。

そのような親への反感がおかしいのではないかと疑心暗鬼になっているようですが、暖かい愛情で包んで欲しいと願う親からは暴力は受けたくないという気持ちは普通のことです。
それが過剰すぎて今は「殺したい」という過激な表現になでなっていると思います。

「殺してやりたいのに、やはり自分の人生の事を考えているので、もちろん実行できません」ということは、もちろん冷静だし、自分勝手では無く、正しい判断だと思います。
自分の人生のことを考えるからだけでなく、人としてしっかり歩んでいる証拠と思います。

実行出来ないのではなく、実行することが本当の解決にはならないと無意識に分かっているからではないでしょうか。

でも、このまま肉体的暴力を振るわれ続けては、心にも傷を深く負ってしまいます。

そこで今はとにかく、肉体的に安全を確保していただきたいです。
だからこそ、今、何かしなければいけないと思っているから相談されたと思いますが、現実的には、今、何が出来るでしょうか?

 1.まずは大学を出て、母親と暮らす生活力を得る
 2.自分だけ授業の無い時間にバイトしながらでも一人暮らしをする
 3.母親にバイトを開始してもらって自分の時間と経済力をつけてもらう
 4.離婚しなくてもいいから別居する
 5.父親を警察に通報する
 6.父親から怪我を受けたときに病院や保健所での手当を受ける最中に事実を報告する
 7.第3者(公的な機関、DVに関する活動者や心理カウンセラー)を立てて、父親に家族の辛さを伝え、理解してもらう
 8.第3者の助けで、離れて暮らす
 9.自助グループやグループカウンセリングなどに参加してもらい暴力を止める努力を父親にしてもらう
 10.親戚に相談し、援助してもらう(金銭的?精神的?物理的?)
 11.母親と共に(もしくは自分だけ)DV駆け込み寺に逃げ込んで専門家と相談する
 12.いとこなど(家族より離れていて適度に知って居る人)に同居してもらい、父親には常に冷静で居てもらう

これ以外にも案は出てくると思いますが、5から12は第3者に委ねる部分が少しはありますが、それ以外は暴力を受ける側が行動するものです。
お父様がどうであれ、自分たちの意思で動くものです。

もし、自分たちができる範囲で、お父様と離れる事で、暴力から身を守れるのであれば1から4のような方法でも良いと思います。


もし、自分たちが適度な物理的距離をとるだけでは暴力から身を守れないとすれば、第3者に助けを求めていただきたいです。
事実、骨折など傷害といえる事が起きているわけですから、これ以上耐える事は難しいような印象があります。

ぜひ、第3者に助けを求めてでも、身の安全を確保していただきたいです。
今の時代は、少なくともお母様は法律で守られていますから。

お父様がなぜ暴力を振るうのか、なぜ、お母様が離婚しないのか、本当の理由が分かれば、より良い案が出てくるとは思いますが、それらを考える精神的余裕を作るためにも、まずは暴力を受けない環境を手に入れる必要があると思っています。
もちろん、それを望むならば、です。

残念ながら、暴力を振るわれる環境を望む人もいます。
体も心も苦しいのですが、暴力を受ける事を納得している人が居ます。

小さい頃から暴力が行われる環境に 居ると、暴力を振るう人は相手の顔を見るだけで理由も無く暴力を振るうクセが付いてしまいます。
もともとははっきりした理由があった行為であっても、段々と考える時間も無く反射的に暴力をするように無意識にプログラム化されてしまいます。

暴力を振るわないと落ち着かない、居心地が悪いと感じたり、バツの悪さをさらに暴力で隠そうとするなど、クセと分からずしてクセになります。
そのうち、暴力がコミュニケーションの技術のような感覚になり、その行為自体を暴行とは理解しなくなります。

反対に、暴力を受ける人は暴力を受けるクセが付いてしまいます。数日暴力がないと、ありがたい反面、「あれ?どうしたのかな?」と疑問が出てきたり、逆に不安になったり、さらなる恐怖の想像におびえたり、耐えた自分を誇らしげに思ってしまいます。
暴力が終わったときも「この程度は序の口よ」と感覚が麻痺してきます。

それがエスカレートしてくれば、「耐える自分」が規準になり、離れる事を考えなくなったり、離れない理由付けまでしてしまいます。

果てには、暴力を受けるプログラムが無意識に出来上がれば、暴力がない落ち着いた時期が続くと、「ちょっとおかしくない?いつもと違うよね?」と無意識が感じ、相手を怒らせるように仕向けてしまうのです。


もちろんこれは、お互いが意識して行っているわけではありませんから、普通に考えても、理解できない仕組みではあります。

お互いがマヒした環境では、暴力を甘んじる自分がおかしいのか、暴力をおびえる自分がおかしいのかさえ分からなくなります。
相談すべき事かどうかも判断出来なくなってしまいます。

どんな理由であれ暴力を肯定してはいけないと私は思っています。

まずは、身の安全と健全な日々をどのように確保するか、出来る事は何か考えてみてください。
それが決まれば、次に何を考えるべきか考えることが出来ます。
必ず、違う方向へ進めるはずです。

自分の力を信じ、また、助けてくれる人達が居ることを信じ、暴力のない良い未来を信じてください。
近い将来、肉体的にも精神的にも安心して暮らせる日々を過ごされる事を信じています。

今回はこのような回答とさせていただきますが、もし、もう少し話を深めたい場合は、個人的な要素も出てくるとは思いますので、あらためてご相談ください。

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