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容姿のコンプレックスを人に知られるのが怖いです

小学生のころまでは別に自分の顔が嫌になったりはしてませんでした。でも、だんだん自信がもてなくなってきて鏡を見るのが嫌になってきました。

仲の良い友達と3人で遊んだ時に
「○○って足、細いけど顔がなぁ…」
ってコソッと、もう一人の友達に言っているのが聞こえて、とてもショックでした。

それに、また違う友達には
「○○って小さい頃は可愛かったのに今は何か全然、可愛くないよなぁ」
って私に向かって言いました。
その子は笑いながら冗談で言っていましたが、とてもショックでした。

たしかに自分でも11歳頃までの自分の写真は今よりも、ましでした。目も11歳頃までは大きい方だったのに今は、顔が大きくなって目も小さくてニキビもあって最悪です。
今の自分に自信がなくてお母さんの顔も見れないぐらいです。

その他にも、また違う友達に
「○○って笑ったらアンパンマンみたいやなぁ」
って笑いながら言われました。冗談でしたが私はショックでした。

私のお母さんは鼻も高くて目も大きくて顔も小さいので、お母さんに似たかったとすごい思います。
小さい頃はお母さん似だったのに、だんだんお父さん似になってきました。最悪です。

13歳の時に学校の先生が目が一重か奥二重だったのが二重になっていました。それである子が「先生、目が変わったなぁ」って言っていたけれど、別にそれ以上は皆、何も言ってませんでした。

普通に面白いことを質問したりしてました。私も二重になりたいなぁっと思っていて、先生が噂されてなかったので皆、二重になっても何も思わないんじゃないかって思って二重にしてしまいました。今はすごい後悔してます。なんて恥ずかしいことをしてしまったんだろうって…。

お母さんや友達は何も言っていませんでしたが気を使って言わなかったんだろうと思います。
「あの子、二重になってるやんね」とか皆に言われてたと思います。実際、言われてましたし……。ほんと、恥ずかしいです。

そんなことがあったのに、高校に入っても二重にして学校に行ってます。今の高校は小学校と中学が同じだった人は行ってなくて、「二重にしても大丈夫だろう」と思って二重にしてしまいましたが、また後悔しています。

大学に入ったら小学校と中学校が同じだった人たちと今、行ってる高校の人たちが仲良くなって、一重だったことがバレるんじゃないかってビクビクしてます。噂される夢を見ます。怖いです。

女性

17歳

2010年1月19日

カウンセラーの回答

「コンプレックス」を味方にしてしまうという考え方もあります

まさきさま

はじめまして。カウンセラーの三吉野愛子と申します。
このたびはご相談ありがとうございます。

まさきさんのご相談内容を読ませていただきました。
まさきさんは、小学生の頃にはあまり気にならなかった
ご自分の見た目について、今はとても意識しているのですね。

とくにお父さん似の一重のまぶたが受け入れられず、
とても悩んでいるとのこと。

中高校生くらいになると自分の身体的な特徴が日に日に
はっきり出てくるので、本当に悩みがつきないですよね。

まさきさんが言うように、目が一重であるとか二重であるとか。
ほかにも、くせ毛でヘアスタイルが決まらなくてたいへんとか、
色が黒いとか白いとか、眉毛が濃いとか薄いとか、やせ過ぎ
とか太りすぎとか、背が高いとか低いとか、ニキビがあるとか。

私にも経験があります。
私は小学生の頃は一番身体が大きく大人も顔負けの立派な
体格でした。それに加えて気も強かったので、男の子たちに
「ブスゴリラ」とか「ジャイコ」とか散々な言われようでした。

大きく育ってしまった身体は急に小さくしようもなく、
ずいぶん肩身のせまい思いをして傷つき、ときにはやり場の
ない怒りを周囲にぶつけたりしていました。
そして、その後に待っているのは孤立でした。

本当は「自分も女の子らしく扱われたい」と願っていましたが、
まったくもって女の子らしい外見ではなかったので、叶わず・・。
当時はけっこう強がりでひねくれた性格だった気がします。

今はこうしてお話できますが、当時は本当に骨や肉を削って
でも痩せたいとか、顔を小さくしたいとか、脚を長くしたいとか
必死になって情報を集めていたように思います。

そしてそんなふうに自分を恥じていることを知られることが
また屈辱でした。ダイエットのことや美容整形のことを調べて
いるなんて親にも友達にも絶対に知られたくありませんでした。

そんなわけで、「死にたいくらい自分の存在が恥ずかしい」
という気持ちには、少しばかり寄り添えるかと思います。

さてさて、まさきさんのお話に戻りましょう。
小学生のときと比べて自分の意思とは無関係に身体が
どんどん変わっていってしまうのは本当に戸惑いますよね。

それに、世の中で可愛いと人気のタレントさんやモデルさん、
身近にいるモテるお友達と自分の容姿がまったくかけ離れて
いると、不安になるやら情けなくなるやら。
とにかく心が忙しいですね。

苛立ちや不安をぶつけようにも、ぶつける相手は両親か
自分自身か、見た目をとやかく言う他人か・・。
どんなに理不尽な評価でも、自分のことが大嫌いだと
自信が持てず反論すらできないこともありますよね。

悲しい気持ちで自分を責めているまさきさんの場合は、
自分自身に怒りの矛先が向いているようですね。

毎日、鏡を見てはため息をついたりして、沈んだ気持ちで
過ごしていらっしゃるのではないかとメールを読みながら
心配になりました。

そんなまさきさんが元気になれるように色々考えてみました。
10代の頃はコンプレックスのカタマリで自分や親を呪うほど
だった私自身も、私のままでしぶとく生きています。

自分を許しながら、自分を受け入れながら、可愛がっていく
方法もあるということをお伝えしたいので、いくつかのお話を
させていただきますね。


【1.キレイになる努力は恥ずかしくない】
まさきさんは二重にしたことをとても恥じていますね。
でもその必要はありませんよ。

一重を二重にする方法は探し当てても、実際にやってみる
のは勇気が必要だったと思うのです。

まさきさんは、「少しでも自分が変われるんじゃないか」、
「幸せになれるんじゃないか」と思って踏み出したわけでしょう。
その行動力はすごいことですよ。

「イヤだな」と思いながらじっとしているのではなくて、実際に
やってみたことそのものを認めてあげてくださいね。

それから、これは気休めにしかならないかもしれませんが、
大学生になったり、社会人になったりすれば経済的にも
自由になりますよね。

そうすると多くの女性がコンプレックスを解消するために
化粧に懲り始めますし、各種サロンに通い詰めて永久脱毛
したり、歯を白くしたり、まつ毛が長く見えるようにエクステを
つけたり、クセ毛をサラサラのストレートにしたりします。

中には脚を長くみせるためにブーツの中に入れる底上げ
インソールなどもありますよね。
これを見つけたときはびっくりしましたが、コンプレックス
を知られたくない心理をよ く知っているなと感心しました。

見渡してみると、ありとあらゆる悩みのためのサービスが
世の中にあります。
どれだけ多くの人がコンプレックスがあるかということですね。

私もその多くのひとり。
なんと黒目が大きく見えるコンタクトを使っていますよ。
ときどき、「プチ整形じゃん」と自分で突っ込んだりしますが、
だからといって自分のことは嫌いではありません。

世の中にサービスがあって、悩んでいる人がいて、それが
マッチングしているだけです。

まさきさんが一重が嫌で二重にしたことについても、
「一重が二重になって何が悪い?」と私なら思います。
でも、二重になってもまさきさんが幸せを感じないのなら、
考え直した方がいいのかもしれません。


【2.お友達に正直な気持ちを伝える】
まさきさんは、お友達に自分の見た目のことをいろいろと
言われ、とても気に病んでいますよね。

「顔がなぁ」「とか可愛くないよなぁ」とか、ほんとうに
余計なお世話と言いたくなるような指摘ですよね。

お友達は悪気なくいったのだと思いますが、まさきさんの
心はとても深く傷ついてしまいましたね。

確かにお友達がまさきさんの気持ちをもう少しだけ深く
思いやれたら、出てくる言葉も違ったのだと思います。

でも、まさきさんのお友達も完璧ではないのですよね。
まさきさんと同じように、自分という存在を一生懸命探して
いる途中かもしれません。

お友達にもたくさんコンプレックスがあり、自分の中に嫌いな
部分があるとしたら、まさきさんはどう感じますか?

お友達は自分のことに一生懸命で、うっかり発した自分の
ひとことが、そんなに相手を傷つけたなんて今も気づいて
いないかもしれませんね。

これからもその方とお友達としてやっていきたいならば、
「傷ついたよ」と伝えてみることもひとつの解決策です。

自分のひとことが人を傷つけることもあるという事実は、
人として知っておいてもいいことだと思います。


【3.「コレじゃない」を積み重ねて自分探しをする】
お友達に言われた痛烈なひとことについての続きでもう少し。

10代にかぎらず、大人だって「私のいいところは○○」とか、
「私の特技は○○」などと「私はコレだ!」と自信をもって
自分を表現できる人はなかなかいません。

そんな中、「コレじゃない!」というのはとても役立ちます。
お店で洋服を選ぶとき、レストランでメニューを選ぶときを
イメージしてみてください。

私たちが無意識にやっていることなのですが、「私はコレ!」
と言うまでに、数え切れないほど「コレじゃない!」
を並べ立てているのですよね。

たくさん、たくさん、「コレじゃない!」を並べているうちに、
自分の欲しいものがはっきり見えてくるのですね。

つまり自分の理想や自分の要求を知るために、「否定」や
「批判」は手っ取り早くて必要な手段だということです。

もちろん、「否定」や「批判」をすべて口に出していたら、
感じが悪いので間違いなく嫌われますよね。
今回、まさきさんがお友達の発言に傷ついたように。

そんなリスクはありますが、「否定」や「批判」が理想や
夢を生み出して人を磨いていくことも確かです。

これについてもちょっと考えてみてくださいね。


【4.コンプレックスは個性を生み出す力】
まさきさんがコンプレックスを持つことで感じている気持ちに
「悔しさ」があると思うのですが、これもまた大事だというお話。

人は「悔しい」と思うことがないと頑張らないのです。
そして「悔しい」と思えることには可能性があるのです。

タレントさんや女優さん、モデルさんを美しくするのが仕事
のメイクアップアーチストやスタイリストさん。
そしてネイリストやデザイナー、ヨガインストラクターなど。

このような美にかかわる人々は、はじめから美しい人で
センスがいい人で、スタイルがいい人でしょうか。

何が得意なことを生かして生きている人の多くは、
実はコンプレックスがあることが多いのですよ。

「あんなにキレイな人が?」とびっくりするような人が、
実はむくみがひどい体質を何とかしたくてヨガをはじめて、
それでインストラクターにまでなってしまったとか。

自分の顔が嫌いで何とかキレイになりたくて化粧の仕方を
研究しているうちにメイクアップアーチストになったとか。

バランスの悪い自分のスタイルが嫌いで、どうしたらバランス
よく服を着こなせるかを勉強し続けた結果、スタイリストとして
引っ張りだこになってしま ったとか。

個性的で素敵な人は、はじめからそうだったわけではなく、
自分を生かすにはどうしたらいいかと考え続けた人です。
自分のことをあきらめずに愛した人でもあります。

今のまさきさんは、まさに自分にこだわり抜いていますね。
それはとても必要なことです。

まさきさんのこだわりやコンプレックスから、何かが生まれて
くるかもしれないのです。まさきさんにしか生み出せないもの
で、世の中の悩める女性たちに喜ばれるようなものが。

目を二重にする方法だって、いつか誰かがものすごく悩んで
生み出したものだと思うのです。

コンプレックスや弱みがなければ、誰も工夫をしません。
今、コンプレックスを抱えながら工夫してがんばっている
自分をもっとほめてあげてもいいと思いますよ。

その姿が、むしろ容姿が完璧なひとよりも魅力的に映る
ことだってあるのです。

ほんとですよ。


【5.ないものを求めるより、あるものを精一杯磨く】
ここで大事なことをひとつ。

「今よりも、もっと良くなりたい」という気持ちは、工夫を生み、
頑張る力を引き出しますが、「今の自分ではダメだ」という
気持ちも呼び起こしてしまうものです。

もしかしたら、まさきさんの中でもそのようなことが起こって
いるかもしれないですね。

いくらがんばり屋さんでも、自分でないものになろうと
しなくてもいいのではないでしょうか。

自分にないものばかりを見るのではなく、自分が持っている
ものを今一度、調べていただきたいと思うのです。

ポイントは、ないものを求めるのではなく、あるものを磨く。
持っているものを全部磨いて光らせたときに、人はとても
魅力的に見えるのではないかと思います。

まさきさんが持っているものは、どんなものでしょうか。
小さなものでもかまわないので、ノートに書き出してみては?
わからなければ、人に聞いてみてもいいですね。

○好きなことや好きなもの
○何時間やっても飽きないこと
○人に喜ばれたこと
○人にほめられたこと
○ずっと継続していること
○大事にしているもの

こんなものの中から、将来のまさきさんの得意技や武器に
なるものが見つかるかもしれません。

ちなみに私はとっても心が弱くて、人づきあいが苦手でした。
すぐに傷つき、傷つきたくないから今度は人を傷つけたりして
人間関係がうまくいかないことが多かったのです。

それで心のことをたくさん勉強するようになりました。
それが高じて今ではカウンセラーになってしまいました。
これもコンプレックスを得意技に変えた一例かもしれません。

話が横道にそれてしまいましたが、キレイになりたいとか
賢くなりたい、いい人でいたいと思うとき、「認めてほしい」
という気持ちが強くあるはずです。

確かにだれかにほめられたら嬉しいし、認められたら安心
ですが、だれかの許可がないと生きられないわけではない。
自分が自分の味方であることを忘れなければ生きられます。

それでもツラくて「もうダメだ」と思ったときは、また私たちに
連絡してきてください。

人は、一人でも味方がいればまた明日も生きていこうと
思えたりするものみたいですよ。


さて、ここまで読んできてまさきさんの気持ちはどうでしょう。
「そんなこと言っても、急に気分は変わらない」という気持ち
もあるかもしれません。

「な〜んだ」とちょっと楽になった部分もあるかもしれません。
どちらでも、私のまさきさんに対する想いは変わりませんよ。

一生懸命、自分と向き合って頑張っているまさきさんを、
心から応援したい気持ちは一緒です。

私からのお願いは、どんなときも自分の味方になってほしい
ということ。そして自分の得意技や魅力が見つかるまで、
あきらめないでほしいということです。

先ほども書きましたが、それでもやっぱりツラくてたまらない
ときは、遠慮なく助けを求めてくださいね。

話題が飛んで読みにくかったかもしれませんが、最後まで
読んでいただきありがとうございました。

まさきさんの魅力が発揮され、心穏やかに過ごせる日が
くることを心から祈っております。

三吉野愛子

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