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仕事や人間関係で悩みが多く、転職しようか迷っています。

転職するべきか悩んでいます。
母子家庭になり、事務職に就きもうじき3年になります。
子供のために土日休み、残業が少なく家から近い事を条件に選んだ会社に、運良く正社員として採用していただきました。
母子家庭にもわりと理解がある所です。

ですが、仕事の内容の面と人間関係で悩んでいます。
まず仕事の内容は、簡単な経理もありますが、ほとんどが雑用で今日は何をして過ごそうか…と悩みながら時間を過ごす事が多いです。
たまにある残業と言えば、会議後の懇親会でのお酒つぎ。

人間関係はもう一人の女子職員との関係です。
15才年上のベテランの方です。
どんな小さな仕事でも、まず彼女に伺いをたてなければなりません。

小さい職場なので常に監視されているような気になります。
別の上司に指示され動いた仕事でも、否定されたり「まずは私に聞いてからにして。」など注意される事も多いです。
毎日気を張り詰めながらの仕事に、もう限界を感じる事も多くなりました。

それでも求人情報などをみると実務経験3年以上など記載されている会社を良く見かけるので、とにかく3年は続けるつもりです。

経理事務の仕事に就けないかと簿記2級の資格を取得しました。
年齢35才以下の応募資格の会社も良く見かけ、35才になる今年が最後のチャンスかなとも思ってます。

半年前位から精神的な事が原因で、体調を崩すことが多くなり(今は回復したものもありますが)現在は頭痛に悩まされ心療内科に通院中です。

毎日仕事へ行くのがとてもつらくてたまりません。
良かれと思ってやった事でもしかられる時が度々あり、どうしてもつらくで会社に行けなかった日がありました。

数週間は休日にも何のやる気もなく気がゆるむと涙が流れてしまう日々でした。
子供のおかげで少しずつ元気を取り戻している現在です。

子供のために優先すべき条件があるならば何かは我慢しなければと言う思いもあります。
でも自分自身のため、子供に対しても笑顔で元気なお母さんになるため一度退職しリセットしたいという思いが強いです。
母子家庭の身でやっぱり甘いですか??

現在両親と同居中、娘は4才です。
アドバイスいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

女性

34歳

2010年2月1日

カウンセラーの回答

選択肢の幅を拡げながら、ご自身がより充実出来るようにしていきたいですね。

はじめまして。カウンセラーの岡本礼子です。
この度はお仕事や育児でお忙しいなか丁寧なメールを頂きありがとうございました。

サチさんがお仕事をされている上でなかなか充実出来ないでいること、古くからおられる先輩職員との難しい人間関係、転職に対する年齢的な焦りや家庭環境のこと、まだ小さなお嬢様のこと等、
毎日色々と考えお悩みになられていらっしゃるのでしょうね。

全部がスッキリ解決出来て正しい答えが出てくれば言うことはないのでしょうが、まずは少しでもそういった状態に近づけるように、1つずつ考えていけたらと思います。

サチさんは本来経理のスタッフとして入社されたのですね。
でも実際はなかなか本領を発揮できずに雑用をされていらっしゃるとのこと。
仕事ですから、もちろん雑用も時には必要なのでしょうが“そればかり”ではお仕事をしていても充実感というのはなかなか味わえませんよね。

そればかりか“やることがない”となると手持ち無沙汰になってしまい、誠実なサチさんにとっては何となく心地の悪い思いまでしてしまうのではないでしょうか。
これはサチさんにとってもつらいことですが、何といっても“出来る逸材をきちんと活用しない”ということは会社にとってマイナスなのは間違いない訳です。

ただし会社の方で、小さなお子さんがいらっしゃるサチさんに気を遣って、大変な仕事をさせるのは可哀相だからやめておこうとか、もしくはお子さんの急な発熱などで仕事中帰らなければならないかもしれないから、あまり負担になるようなものは避けておいた方が無難かも・・といった“負の配慮”があるのかもしれませんね。

もしそういう配慮の上で今の状態になっているようであれば、サチさんが“どこまで出来てどこからはフォローをしてもらいたい部分なのか”等をきちんと伝えた方がいいのかもしれません。

では会社側がそういった思慮は一切ない上でサチさんの今の状態を黙認しているとするならば、それはそれで機会がある時にきちんと伝えていくことをされるといいと思います。

“今の状態では会社にとってもったいないですよ”というメッセージを出せばいいのだと思うのです。

サチさんはご自分の今の立ち位置や状況といったことを冷静に見られていますね。
そして常に感謝の気持ちを抱いて日々過ごされているのですね。

そういったお人柄だからこそ、家から近くの土日お休みという好条件でのお仕事がみつかったのではないでしょうか。そんなサチさんがやる事がなくて手持ち無沙汰というのはもったいない事です。

もしサチさんが“こんなこと言ってもいいのかしら?”と遠慮されているようなら、「もしよければこの辺の仕事もさせて頂きますが…」とか「何か他にお手伝いが出来ることがあれば言って下さい」等と上司や先輩社員に言ってみてもいいかもしれませんね。

サチさんは今、先輩の女性職員の方との関係にも悩まれているのですね。15歳年上ということと同性であるということ等色々と気を遣われることも多いのでしょうね。

先輩社員が後輩社員の一挙一足を気にして、全てにおいて知りたがる・何かしら指示を与えたがるといったことはよくありますね。

この場合いくつかのケースが当てはまることが多いのですが、
例えば“後輩がミスをしたり、自分が知らない事をしていてそれを他の人から指摘された場合、自分の責任になったり指導不足等と他人や上司に言われることを極端に恐れている”、“後輩(もしくは部下)は必ず先輩(上司)に全て報告しなければいけないと考える(もしくはその様に教育された)”、“後輩が他の人の仕事(自分の知らない事)をしていると、出し抜かれたような気がしたり裏切られたような気がする”等です。

サチさんの先輩はご自分に対して自信がないのかもしれませんね。
だから何もかも知りたがる…把握しておかないと心配で心配でたまらないと感じておられるのかもしれません。

もしくはサチさんを後輩というよりか、専属の部下といった感覚で思われているのかもしれません。
だから別の上司に指示されたことに対してのお仕事をサチさんがやっていらっしゃるのを見ると、必要以上に目くじらをたてられるのかもしれませんよ。

要はこの年上の女性職員は“顔を立ててもらえれば”もしくは“不安を取り除いてもらえれば”いいのだと思うのです。
サチさんからすれば面倒くさい話でしょうが、今まで以上にサチさんから報告する・連絡する・相談するといったビジネスの3原則(ホウ・レン・ソウ)をしつこくらいされてみてはいかがでしょういか?

先輩社員が「もうそんなにいいよ〜お腹一杯…」と思われるくらい意識してやられるといいかもしれません。

さてサチさんは転職も1つの選択肢として視野にお入れになって考えておられるのですね。

そして簿記2級の資格もお取りになったとのこと。
お仕事をしながら、また子育てをしながら大変だったことでしょう。
本当に努力家でいらっしゃるのですね。

また頭の中で思うだけでなく色々とアンテナを張られ、今どの様な求人がどこでどういう条件で行っているか等とリサーチもされていらっしゃるのですね。
とてもいいことだと思います。

今色々と考えられていらっしゃることや勉強されていること、習得されている知識は必ず将来良い方向に向かって繋がっていくと思います。

でもね、“考えすぎてしまう”のも考えもの。
努力家で真面目なサチさんだからこそ、物事を深く深く考え結果ストレスがどんどん溜まっていくことも多いのでは?

きっと「今はこれをしなくては!」「子供の為にはこうしなくっちゃ!」「私はこうあるべきなのでは?」等とご自分のことを厳しく律してしまわれることも普段多々あるのではないのでしょうか?

そんな時にはとにかく一呼吸!「こうしなくちゃ!でもこれでもいいかも?」とか「私はこうでありたい・・けど今はちょっと疲れているし少し違うタイプのママになってみようかしら?」とか少しだけご自分の意見や主張・ポリシーなどに他の選択肢を入れて視野を広げてあげるとご自分自身がちょっと楽になるかもしれません。

もちろんこういった考え方の切り替えといったことは今日明日すぐに出来るものではありません。
しかしそういった考えを頭の隅に入れておくことで、少しずつ出来るようになります。

もし今度そういった考えがおこったら、ちょっとお試しになってみてはいかがでしょうか?

サチさんは4歳のお嬢さんをすごく愛していらっしゃるのですね。と同時に愛情一杯に育てられているなぁというのがとても伝わって参ります。

そんな宝物であるお嬢さんの為にも笑顔で元気なお母さんに!と思っていらっしゃるのですね。
本当に素敵な考えだと思います。

子供の為に条件的なものは何かしら我慢しなければならないということも踏まえつつ、それでもお嬢さんとの幸せを求めようと前に進んでいかれようとする姿勢はご立派です。
今の前向きなお気持ち、是非大事になさって下さいね。

ただし焦りは禁物。昨今の不景気による求人倍率の低下や多くの会社が業績悪化によって待遇の改定を余儀なくしたりといったことはもうご存じかと思います。

確かに経理事務という職種で実務3年をされ、簿記2級の資格もとられていらっしゃいますから、何も資格のない方や未経験の方よりは有利かもしれません。

しかし油断は禁物。小さなお子さんがいらっしゃるママにとって、残念ながら日本はまだまだ開けていないと私は思っています。

ご両親と一緒に住まわれていらっしゃるとのことですから、娘さんが何かしら指定伝染病になって1週間お休みするとか登園許可証がいる感染症の場合であってもフォローという面では大いに安心出来るのでしょうが、会社というのは(特に採用時は)ネガティブな部分が大きく打ち出されてしまう可能性もあります。

ここはじっくりと考えながら少しでもリスクがなく、より満足出来る転職活動をして頂けたらと思っています。
もちろん今の会社で、もしサチさんが今より居心地が良くなり仕事に対して充実感を持てるようになったのならば、そのまま続けるというのも1つの選択肢としてあっていいとも思います。

どちらにしても優先順位を決めるのはサチさん。
どの部分を一番に考えていくかによって選択は変わってくると思います。

もちろんどの選択をされるにしても悩まれることだと思いますし、なかなか結論はでないことでしょう。
でも自信を持って頂きたいのです。
サチさんは今までたくさんの努力をされてきましたし、色々と考えられてきましたね。

それに必要なところにはアンテナも常時張っていらっしゃいます。そういったことを普段きちんとされているといないでは雲泥の差があるものなのです。

ですから“ここぞ”という決断をされる時、(今の会社に残るにしても転職されるにしても)前を向いてサチさんらしくポジティブに考えて頂けたらと思います。

それでも迷ったり悩んだり不安になったりすることもあるでしょう。当然のことだと思います。

そういった時は一旦考えていることを外において、お嬢さんと遊んだり寝顔を見てホッと幸せを感じたりと、サチさが リラックス出来る状態に持っていかれるといいと思います。

それでもなお悩んでしまい不安になってしまったら…?
その時はどうぞお電話でもメールでも遠慮なく下さいね。
色々な思いや考えを話すことによって、ご自分の中でご自分の考えが明確になり、整理整頓が出来ると思うのです。

サチさんがお仕事においてはより充実され実力が発揮されること、プライベートにおいては元気な優しい素敵なお母さん、常にお嬢さんにとって世界で一番素敵なママでいて欲しいと願っております。

メールでのご相談どうもありがとうございました。(岡本 礼子)

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