時間にルーズな私を責める主人。。。そのことでけんかになる

カウンセラーの回答

けんかはお互いを許しあうきっかけになるかもしれません

バブルスさん、はじめまして。
「時間にルーズな彼」のご相談メールに回答をさせていただきました伊吹と申します。メールを読んでいただけたこと、バブルスさん自身がこうして時間にルーズだということを書いてくださったことで、「理解と協力」という部分に共感していただけたのだということを感じ、大変嬉しく思います。
バブルスさんの今の八方塞がりな状態から、少しでも道が広がってゆくことを願い、回答させていただきますね。

ご主人から時間にルーズなところを強く責められ、私は病んでいるのではないだろうか、ダメな人間なのではないだろうか、と
ご自身をも責めて、落ち込んでいるのですね。
バブルスさん自身も、約束を破ることが嫌いということですから、普段から守ろうと意識されていることと思います。

自分自身でも普段から気をつけていることを他者から責められることほど、辛いことはないかもしれませんね。

まずは、大切なご主人との約束の時間を、「バブルスさんなりに必至で守ろうとしていること」に自信を持っていただきたいと感じました。バブルスさんの文章から、他のことは多少おごそかになろうとも、約束だけは守ろうとなさっている懸命な姿や、ご主人や、お子さん、愛犬を大切にしている健気で誠実な姿、バブルスさんから湧き出る愛情を私はたくさん感じたのです。

けんかになると、お互いが感情的になり、冷静な判断ができなくなる場合が多いですね。ですから相手の「できないこと」や「嫌な部分」を上辺の言葉で責めるだけ、責められるだけに留まり、
また同じことを繰り返すという悪循環なパターンに陥ってしまい、そうするとお互い嫌な思いをすることになります。

仲良くなるためのけんかなら、とことんやっていいわけですが、お互いを傷つけるだけになってしまう言い合いは、出来れば避けたいですね。

バブルスさんはご主人に、理解してほしい、協力してほしいという気持ちでいっぱいなのかもしれません。けれど、バブルスさんがご主人に求めていることが今現在では伝わっていないようですね。本当に伝えたいことを、相手に伝えるのは難しいことなのかもしれません。だからけんかになるのかもしれませんね。

相手にも同じことが言えるのです。

まず、ご自身が辛くなるような、言葉尻だけを捉えて鵜呑みにしてしまうことを止めてみましょう。
ご主人の言葉をお借りしますね。
「どうしてお前はすべてにおいて早くできないのだ」という言葉を聞き、バブルスさんはどのように感じましたか？
もしかしたら、その言葉を鵜呑みにし自信をなくされているかもしれませんね。私は、バブルスさんの文章を読み、「早くできることもたくさんある」のでは？と感じたのですがいかがでしょうか。「遅い！」と怒鳴られたとき、バブルスさんはどんなお気持ちになりましたか？

確かに約束の時間には５分遅れて到着したかもしれない。
そのことに対してだけは「ごめんなさい」と素直に謝ればいいと思います。しかし、それ以上でもそれ以下でもないということです。何か他にご主人に申し訳ないことをしたという事実でもあるのでしょうか。バブルスさんの文章からは、ご主人との約束の時間を守ろうと必至で待ち合わせ場所に向かったこと以外は見当たらず、そんなに怒鳴らなくてもいいのでは？と私は感じました。バブルスさんはどうですか？

もし、少しでも悔しさや悲しさ、その他様々な感情を抱かれたようならば、是非そこを大切にしてください。

人がとった行動や、言葉には嘘もあるし、失敗もあるし、間違いだってあると思うのです。そのことに対して、腹が立ったりすることもあるでしょう。ただ、だからと言って人の存在そのものを否定していい訳ではないのです。

その人の「行動」や「言葉」や「気持ち」を別けてみるのも一つの方法ですね。
バブルスさんが今回メールで伝えてくださったことを例にあげさせていだきますと、
「約束の時間に間に合うように自分なりに精一杯やったのだ」ということをしっかりと自覚すれば、「約束の時間よりほんの少し遅れた行動」について、相手に対して素直に謝れるかもしれません。

「どうしておまえは全てにおいて早くできないのだ」という言葉に対しては「本当にそうだろうか？」と反論、疑問を投げかけてみる。例えば、「できることもできないこともあっていいのではないだろうか」と言った具合に、自分の気持ちがらくになる言葉で反論してみてください。

ご主人もまた、バブルスさんに本当に伝えたいことが伝えられないでいるかもしれません。だとしたら、言葉の奥底は何を伝 えたがっているのでしょうね。そこをちょっと理解してみようかな〜という感じで、言葉以外のことに興味を持って接してみるのもいいかもしれませんね。

許してほしい、と思ったらまず自分が相手を理解しようと思うこと。そのことが、バブルスさんがご主人に求める理解と協力につながるきっかけになるかもしれません。
けんかで辛い思いをしてきた分、今度はそれらをチャンスに変えてみてください。

お互いがぶつかるということは見方を変えれば、それぞれ大切にしたい気持ちが出てきているというチャンスの時でもあるのです。それらに互いに耳を傾けることができたとき、初めて理解できるのかもしれません。

それと。。。ご主人は、バブルスさんに頼み事をしていますね。何故だと思いますか？
あなたを信じているからかもしれません。

もし、バブルスさん自身が頼られることを重荷に感じたり、プレッシャーを感じたりしているのであれば、今度はバブルスさんがご主人や、お子さんを頼りにする番かもしれません＾＾一番傍にいる家族なのですから。
一番傍で、きっとあなたを思っているはずです。

あまり焦らず、ゆっくりと理解ある、協力しあえる仲をバブルスさん自身が築いていけるよう、心からエールを送ります。
メールをありがとうございました。