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マイナス思考のスパイラルに陥り、一人苦しんでいます。

30代男(妻、子供1人)です。
昨年より総務部に異動になり、やりがいがみつからず、その内人間関係などが嫌になり、マイナス思考に悩んでいます。

はじめのうちは、それなりにモチベーションは保っていたものの、雑用的要素が強い(経理、人事の重要な仕事は本社実施)ので

「このまま、この仕事で良いのか?」という気持ちが大きくなる→マイナス思考になる→仕事のペースが落ちる→毎日が嫌になる→人の評価が気になる→人間関係が嫌になる。

といったマイナスのサイクルに陥って苦しんでいます。

親や、友人にもそんな暗い話をして、暗い気持ちにさせたくないので話せません。
嫁にもそうです。子供と一緒に笑っていて欲しいです。

そんな状態の中しばらくすると、割と気楽になったりするのですが、再びマイナス思考に陥り、「もう希望がない」「もう一度、はじめからやり直したい。」「なんでこんなに無能なんだ」などと、暗い気持ちになります。

そういう状態の時は、判断力も鈍っているので、先輩や後輩から何か質問されても、直ぐに答えが出ないし、おかしな回答をしてしまわないか気になって、ますます人間関係が嫌になりさらにマイナスの方向に・・・。

たまに、ゴルフの打ちっぱなしに行って、ストレス解消しているのですが、やはりマイナスの波がやってきます。

弱音を吐いて申し訳ありませんが、家族も含め身近な人には前記したように、暗い気持ちにさせたくないので深くは相談出来ません。

このような負のスパイラルを脱するのに良い方法はありませんか?

男性

31歳

2010年4月19日

カウンセラーの回答

SOSを出せるのは、あなたの強さや勇気です。

ごえもんさん。
はじめまして。
カウンセラーの西山奈緒子(にしやまなおこ)と申します。
この度は、ご相談いただきありがとうございます。

ごえもんさんのメールを拝見しました。
誰にも言えない胸中をよくご相談して下さったと思います。
少しでもごえもんさんの力になれるよう、
お返事を書かせていただきます。
どうぞよろしくお願いします。

ごえもんさんは、昨年、総務部に異動になり、
仕事にやりがいを見つけられずにいるのですね。
はじめのうちは保っていたモチベーションも、
徐々に下がってしまったようですね。

そして、
マイナス思考のサイクルに陥ってしまっているのですね。
親御さんやご友人を暗い気持ちにさせたくない、
奥様とお子さんには笑っていて欲しいというお気持ちから、
誰にも言わず、昨年からずっとお一人で抱えてこられたのですね。
とっても苦しかったことでしょう。
今も、しんどいでしょうね。

ごえもんさんは、
仕事に対して真剣な姿勢で
なんとか打開策を見つけようとしている
一生懸命な頑張り屋さん、
ご家族やご友人に対して心を思いやり気遣いのできる
とても優しい方なのだと私は感じました。

私も、以前、苦しみや悩みを誰にも言わず
ひとりで抱え込んでいました。
こんなことで真剣に悩んでいる自分なんて弱虫だ。
苦しんでいる自分は恥ずかしい。
悩みを誰にも知られたくない。
家族や友達を心配させたくない。
いつも元気な自分でいたい。
そんな思いから、長い間、一人で苦しんでいました。
非常にしんどかったのを覚えています。
全く同じ経験ではないですが、
身近な方には言わず、なんとか解決したいというお気持ちを
少しは理解したいと思っております。

まず、よくご自分のお気持ちを吐き出してくださいました。
私はとても嬉しかったです。
「弱音を言って申し訳ありません」
と、ごえもんさんのメールにありましたが、
実はそんなこと全然ないんですよ。
弱音を言うことは、恥ずかしいことでも、
負けることでもありません。

むしろ、本音を話すことは、ご自分やご家族を
大切にするための勇気や強さです。
ごえもんさんは、その勇気と強さをお持ちなのですよ。
そんなご自分の力を信じてくださいね。

さて、ごえもんさんは、
雑用的要素が強い仕事をご自分がすることに対して、
「このまま、この仕事で良いのか?」
という気持ちがだんだん大きくなって行き、
マイナス思考になり、
仕事のペースが落ち、
毎日が嫌になり、
人の評価が気になり、
人間関係が嫌になる。
というサイクルに苦しんでおられますね。

この状態の中でも、割と気楽になったりもするし、
ゴルフの打ちっぱなしに行って、ストレス解消しようと
努力していても、
再び、
「もう希望がない」
「もう一度、はじめからやり直したい」
「なんでこんなに無能なんだ」
と、ご自分や人生を否定し、
責める気持ちまで抱いておられるのですね。

マイナスの思考が働いている時は、
判断力も鈍っているとのこと。
先輩や後輩からの質問に、すぐに答えが出なかったり、
おかしな回答をしてしまわないか気になり、
ますます悪循環になってしまうのですね。
先の希望が見えない、暗い迷路のようなところを
一人彷徨っている感覚でしょうか。
抜けられないループにはまってしまった感じでしょうか。
なんとか浮上したくても、マイナス思考が
そうはさせてはくれないといった感じでしょうか。

そのような状態のまま、
やりがいを感じられずに、
自分を責め続けながら一人だけで戦っていたら、
それは、どんなに強いごえもんさんでも、
泣きたくなる程苦しいのも当然ですよ。
よく頑張ってこられましたね。
ごえもんさんの、どうにかマイナスのスパイラルから抜け出したい、
という悲痛な心の叫びが伝わってきます。
この状況、なんとかしたいですね。

私から、いくつか提案させていただきますね。
これが、ごえもんさんの解決になるかどうかはわかりませんが、
よかったら使ってみてください。


【休息をとる】

昨年から、相当頑張ってこられたはずです。
ご自分が思っている以上に、精神的に疲労しているかもしれません。
そんな時は、休息が大切です。
今日は徹底的に休むぞ!と決めて、
一日中何もしない日を自分に作ってあげる。
そして、可能な限りそんな日を増やしていく。
もしご家族に、どうしたの?と聞かれたら、
疲れてるんだよと普通に答えればいいのです。

休息を取ることによって、エネルギーが貯まり、
ごえもんさんら しさが戻ってきたら、
仕事に対する考え方もまた変わってくるかもしれません。
人間にとって、休息はとても大切です。
どうか、存分に休息をとってください。


【自分を大切にする】

今、ごえもんさんは、
スパイラルからご自分を奮い立たせようと、
毎日奮闘されているはずです。
何もしていない時でさえも、
心の中は忙しいだろうなぁと想像しています。
なんとかしなければ、なんとかしなければと、
焦っている感じも受けました。

こんな時は、更にご自分に鞭打つのではなく、
ご自分に優しくしてあげてください。
一旦、仕事のことは脇に置いて、
ゆったりと入浴の時間をとってあげる
お子さんと夢中になって遊ぶ
など、
ご自分の好きなことだけをして過ごしてみて下さい。

ごえもんさんは、世界に一人だけのとても大切な人です。
そんなご自分を責めるのではなく、
ご自分の心の声を聴いて、優しくしてあげて下さい。


【苦しみを受け入れる】

苦しみから逃れたいのに、苦しみを受け入れるとは
変な感じがするかもしれません。
しかし、苦しいという感情は、できれば避けたいものですが、
実はとても大切な感情です。
人間は、苦しみや悲しみや憎しみなど
ネガティブな感情を感じられるからこそ、
幸せや喜びや楽しみを感じることができるのです。

今のごえもんさんの状態は、とても苦しい状態だと思いますが、
その感情を抱えられる器を持っていらっしゃるのです。
ここは、ご自分の感情を感じ切ってみてください。
受け入れ、感じ切ったら、その感情はなくなっていきます。
時間はかかるかもしれませんが、
徐々にやってみていただけたら嬉しいです。


【今の仕事のやりがいをもう一度探してみる】

総務部でのお仕事は、雑用的要素が強いとのことですが、
本当に、経理や人事などの重要な仕事だけが
やりがいがある仕事なのでしょうか?
雑用と感じられるお仕事も、
ちゃんと会社の重要なお仕事ではありませんか?
ごえもんさんが今やりたいと思っている仕事と違っても、
今の経験が、いつか役立つ時が必ずくるでしょう。

例えば、お茶を出すお仕事でも、
飲む方が美味しく飲んでくれたらいいなぁと思いながらお茶を入れたら、
気持ちも変わりますよね。
お掃除などのお仕事でも、
ここを使う人が気持ちよく使ってくれたら嬉しいな
と思いながら掃除すると素敵ですね。

今、ごえもんさんがされているお仕事も、
必ず人のため会社のためになっていると思うのです。
今の総務部のお仕事でのやりがいをもう一度探してみて欲しいのです。
そこでのごえもんさんの大事な役割があるはずです。
雑用に見えるお仕事も、とっても素敵なお仕事だと私は思います。


いかがですか。
ご自分を大切にしながら、休息もとりながら、
じっくり感じてみてくださいね。

そして、
私からのお願いがあります。
もう、これ以上、一人で頑張らないでください。
人は、どんなに強くても、一人で背負える荷物には限界があります。
そんな時は、人の力を借りて欲しいのです。
そして、たった一人でもごえもんさんを理解し、
受け止めてくれる相談相手を見つけて欲しいのです。

今まで、一人で踏ん張ってこられたごえもんさんですから、
最初は、難しいと思います。
でも、勇気を出してこちらにメールを下さったように、
あと一歩踏み出してみてください。
身近な方への相談が難しいのであれば、
カウンセリングなどの専門機関を尋ねてみるのもいいですね。
味方がいると思うだけで、随分気持ちが楽になるものです。

もしできるのであれば、
信頼できる誰かに勇気を出して話してみるのもいいと思います。
今、ごえもんさんが苦しい状態でSOSを出さなかったら、
いざ大切な人が苦しんでいる時に
ごえもんさんがその方の力になりたくても
SOSを出してもらえない可能性もあります。
頼られたい人がいるならば、今自分も頼る時だということですよ☆
頭の片隅にでも入れておいてくださったら嬉しいです。

最後に、
ご家族も含め身近な人には、暗い気持ちにさせたくないため
相談は出来ないとのことですが、
ごえもんさんは周りの方々を
とても愛していらっしゃるのですね。
また、周りの方々もごえもんさんを
とても愛していらっしゃることでしょう。
その愛するご家族やご友人の悲しむ姿や暗い顔は
見たくないものですよね。
それが一番辛いのではないですか。
だったら、一人で苦しんだ方がましだというような
お気持ちなのではないでしょうか。

ここで、ごえもんさんに想 像してみていただきたいのです。
もし、ごえもんさんの愛するご家族、
例えば、奥様やお子さんや親御さん、
または大切なご友人が、
悩みを一人で抱え苦しんでいるとしたら、
ごえもんさんだったら
どうして欲しいですか。

たった一人で辛抱して
たった一人で解決して欲しいと思いますか?
それとも、
力になりたい・できることはしてあげたい
と思いますか?

きっと、ごえもんさんを愛する周りの方々も、
ごえもんさんと同じ気持ちでいらっしゃるはずですよ。
身近な方はもちろん、会社の方も、そして私も
ごえもんさんを大切に思っています。
愛されているご自身を大切に労ってあげて下さいね。

長くなりましたが、最後まで読んで下さり、
ありがとうございました。
これからのごえもんさんを応援しています。
そして、ご自分らしさを取り戻されることを
心から祈っています。
また、いつでもお気軽にご相談にいらしてくださいね。

西山奈緒子

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