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これはうつ病なのでしょうか

うつ病なのかもしれません。

ここ半年以上、気持ちが沈みがちです。
うつ病チェックをネット上で行ったのですが、どのサイトでも専門家に相談しましょうとなります。
多分、鬱状態の原因になっているのは職場の事です。
悩みの一つにお酒の席があります。

非常に付き合いを大事にする会社で、私はお酒が飲めないのですが若手社員ということで毎回強制参加させられます。

飲めもしない酒を少し飲むだけで気分が悪くなり、異常なのでしょうがその後一晩中(平均8時間くらい)嘔吐が止まりません。
全身に痺れが出たり、吐血したこともあります。(多分、吐きすぎて胃がやられたみたいです)

最近、勇気を出して上司のついで来る酒をキッパリ断りました。その後も断り続けていたら「ノリの悪い奴」とのレッテルを貼られたようで、仕事上の人間関係にまで支障が出てきたように感じます。
皆で食事に行くときに誘われなくなったり、仕事の会話以外では会話が続かなくなりました。

仕事自体もやる気がうせてきてしまい、会社が嫌いになってきてしまいました。
それに合わせて、寝つきが悪い、眩暈が頻繁に起きる、便のリズムが不規則などの身体的な症状も出てきた気がします。

これはやはり鬱病なのでしょうか?
また自然に治ることはあるのでしょうか?

男性

23歳

2010年5月3日

カウンセラーの回答

いろんな考え方や方法を手に入れてしまいましょう

KENさん、はじめまして。
カウンセラーの小幡佳子と申します。
この度はご相談いただきありがとうございます。

半年以上も気分が沈みがちで、これはうつ病ではないか?と
思うほどに心身ともに消耗されているご様子。
ストレスを抱え、それに耐えながらなんとか毎日を送って
いらっしゃるKENさんの不安や戸惑いが文面から伝わって
きました。


うつ状態の原因は、職場・お酒の席とのこと。
付き合いを大事にする会社であり、KENさんは若手社員という
こともあってお酒の席に強制参加。
これがストレスの始まりですね。お酒の飲めないKENさんに
とっては苦痛以外の何ものでもないでしょう。

それでも会社ではうまくやっていきたいという思いがある
からこそ、誘いにも従い、お酒を勧められたときには
無理をしてでも飲まれたのだと思います。
辛かったですね。

吐き気や嘔吐も相当しんどかったと思われますが、それ以上に
こういったことがこの先ずっと続くのかと絶望的な気分や
不安にさいなまれたのではないでしょうか。

このままでは身がもたないと思われたKENさんは、
勇気をもってきっぱりと上司の注いでくるお酒を断られた。
ご自身の体を守るための、毅然とした立派な行動・意思だと
私は思います。

そのうちに今度は仕事上の人間関係という新たな問題が発生。
ここまできて、もう何をどうしていいか分からない・・と
無力感を抱えるようになったかもしれませんね。


人間関係がうまくいっていないと、仕事への意欲も減退
しますし、憂うつになり会社にも行きたくなくなります。
様々な身体症状が出るのも無理がないと思われます。

KENさんの場合、ストレスによるプチうつな状態が続いて
いるのではないか、というのがメールの内容から推測した
私の印象です。
(※病気の診断は精神科、神経科、心療内科、メンタル
クリニックなどでしてもらえますので、もし心配であれば
一度診てもらってくださいね。)

このまま不調が長引けば、症状が悪化し、うつ状態から
抜けられなくなって本格的なうつ病になっていくことも
考えられます。
ですので今回こうしてKENさんが自分に起こっていることを
客観的に受け止め、もっとひどくなる前に何とかしようと
行動に出られたことを、私は本当によかったなと感じています。


今KENさんが一番辛いのは、会社の人から距離を置かれている
ように感じていることだと思うのですが、いかがでしょうか。

KENさんからしたら、アルコールを受け付けない体ゆえに
お酒を断っただけなのに、結果、壁ができてしまった。
このことがストレスのもとであり、ストレス解消のカギと
思われます。

「お酒が飲めない体質」だから「人間関係に支障が出る」を、
「お酒が飲めない体質」だから「工夫して人間関係を築く」
に、シフトしていくことをお勧めします。

お酒を断ったのであって、決して会社の人との関係を拒んで
いるわけではないのですからね。
お酒を飲まずとも、関係を大事にしたいというKENさんの
気持ちが相手に伝わることがポイントです。

とは言っても、お酒を酌み交わすことを重視している会社では
なかなか難しいかもしれません。
そんなときには、上司や会社の人が納得するような理由を
作ってしまうのも一つの手です。

嘘も方便と言いますよね。事をうまく運ぶための手段として、
ときには嘘をつく必要もある、ということです。
例えば
・家族がケガ(または病気)をして世話をしている
・親の介護をしている
・医者に止められている
など。

あぁ、だからお酒を飲まないようにしていたのか。
そんな事情があるのならしょうがない。
といった具合に受け取ってもらいやすいと思います。
人間には情がありますからね。受け取りやすい理由を伝える
ことは、相手に対する思いやりでもあります。

これで一時しのげますので、KENさんもちょっと楽になる
と思います。そしてこれはあくまでも一時的な手段として使い、
その間に話しやすい人からコミュニケーションをとっていき、
少しずつ関係性を作っていくのです。

気を許して話せる人、味方になってくれる人が一人でも
できたらKENさんも心強いと思います。
コミュニケーションが苦手、不安があるということでしたら、
電話カウンセリングで練習もできますのでお気軽にご利用
くださいね。


あと、KENさんは、お酒を飲めないということで自分を
責めたり、引け目を感じてはいませんか。
もしそうだとしたら、そんな風に思う必 要はありません。

日本人の約40%がお酒を飲めない体質なのだそうですよ。
体内のアルコールを分解する酵素の働きでお酒に強いか弱いか
の個人差があり、これは遺伝によって決まっているのです。

アルコールパッチテストやアルコール感受性遺伝子検査など
自分の体質をチェックできるものもありますので、一度
試してみてもよいでしょう。ご自身の体質についての事実を
しっかり知ることで、より自分を大事にできますし、
気持ち的にも割り切れると思います。

そば、ピーナッツ、卵など食物アレルギーの人もいますよね。
アレルギーのある人は、決してその食べ物を食べません。
じんましんや呼吸困難、対応が遅れると最悪の場合死に至る
こともあるからです。

KENさんも、場合によっては周りの人にも知ってもらう
などして、自分の体を守り、自分の体とうまく付き合って
あげてくださいね。


最後に、またKENさんがお酒の席に参加したときのために、
飲まずにお付き合いする方法をいくつか挙げてみますね。

・お酒を注ぐ役に徹し、常に動き回る。
・幹事や会計係になる。
・酔った人を介抱する役になる。
・アルコール検査をした話をネタにしてしまう。
・飲める人と仲良くなり、お酒を注がれたら代わりに
 飲んでもらう。
・ウーロン茶やノンアルコールをまるでお酒を飲んで
 いるように楽しそうに飲む
・会話を積極的に楽しむ

などなど、やったことがあるものもあるかもしれませんが
少しでも参考になれば幸いです。

お酒の席の良さは、アルコールで気が緩み、普段は見せない
側面が出るなど、心を許した付き合いができること。
距離が縮まり、人間関係を円滑にする効果があります。

お酒を飲まないKENさんは、これを逆手にとって、
活用することができます^^
つまり冷静な判断の上で、その場の雰囲気に合わせて振舞え
るということです。人の本音も垣間見えますし、この人には
こう対応するのが得策だとか、よーく観察しているKENさん
だからこそできるのです。

そんな風にして、こっそりいろんな人を相手にコミュニケー
ションの練習をしたり、実際に関係を深めたりできるという
点ではお得だと思いませんか。
これからの社会生活で役に立つこと間違いなしです。


いろんなことをお伝えしましたが、まずはKENさんの
もっかのストレスが少しでも軽くなることを祈っています。
KENさんらしい毎日が送れますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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