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過去のトラウマから、人の輪に入るのが怖い
はじめまして、私は昔から対人関係に恵まれず、
小・中・高と、クラスでいつも一人だったり、
友人ができなかったり、仲間はずれにあうという
いじめにあってきたせいで、
大勢の集団に自分からはいっていくことや、
挨拶しても無視されたりした過去もあって傷つくことが
怖くて自分から挨拶や中に入っていくことができません。
私に興味を持って仲良くしてくれる人が一人でもいるときは、
明るくふるまえて中に入っていくこともできるんですが、
自ら入っていくことは自分を守るためにしませんでした。
しかし子供が幼稚園に入ったり、近所の自治会などの人間関係が
増えることによっていままで避けてきたそういった人間関係も
排除できない環境になりつつあります。
何かこの心のトラウマを克服して、
人の輪に入っていくようにしていきたいんですが、
どう克服したらよいのでしょうか?
(ニックネーム: たあこ)
女性
35歳
2010年5月6日
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カウンセラーの回答
安心して自分自身をだせる場を確保して、一歩踏み出して。
たあこ様 はじめまして、カウンセラーの川村です。
たあこ様のご相談メールを読み、少しでもたあこ様のお気持ちが軽くなるお手伝いができればと思い、お返事させていただきました。
たあこ様が学生時代に経験したこと、とてもたあこ様を傷つけてきたのですね。
大勢の中で一人というのは言葉に尽くせないほど孤独だと思うのです。
周りは楽しそうに笑いあったり、ふざけあったりしている中で一人きりというのは想像以上に自分自身を傷つけるものです。
平気なふりをしていても心はいつも悲鳴をあげていたのではないでしょうか。
そんなつらく孤独な時をよく耐えてきましたね。
そしてメールからの推察ですが、現在では結婚されお子様もいらっしゃるのですね。
今の生活を得られたのはほかでもないたあこ様のお力だと思うのです。
たあこ様の本来持っている力を引きだすお手伝いを私にさせてくださいね。
私も学生時代、いじめられたり人前で恥をかかされたりひどいあだ名をつけられたりしました。
自分に自信がもてず、私が中に入って行ったら迷惑だろうとか私に好かれたら迷惑なのではないかと思い、常に目立たず背中を丸めていたような気がします。
自分では忘れていたつもりでもふとした瞬間に思い出すこともあります。
正直なところ、小学校、中学校の卒業アルバムはあまり見たくないのです。
それでもたあこ様も私も今を生きているのですよね。
そんなトラウマを抱えながらも人生をえっちらおっちら歩いているのはすごいことだと思いませんか?
今でも「私といても面白くないんじゃないかな?」と自分を卑下していることが多々あります。
そう思って自分から関係を閉ざしてしまうことも多いのです。
たあこ様は学生時代にとてもつらい思いをされたので人間関係にすっかり臆病になってしまったのではないでしょうか。
そのように自分に自信のない状態で、思い切って挨拶したのに無視されてしまったら、私だったらとても入っていく気にはなれないでしょう。
それでもたあこ様は学校に行かれたのですよね。
それはとても勇気が必要だったと思います。
学生時代の大変な状況に一人で立ち向かい、そしてくじけずに頑張った日々。
その時のたあこ様をほめてあげてくださいね。
「子供が幼稚園に入ったり、近所の自治会などの人間関係が増えることによっていままで避けてきたそういった人間関係も排除できない環境になりつつあります。」
お子様がいらして、幼稚園に入園されたのですね。
おめでとうございます。
少し、手を離れてホッとしているのではないでしょうか?
今までは家庭の中に向いていた目が外に向き始めたのでしょうね。
「何かこの心のトラウマを克服して、人の輪に入っていくようにしていきたいんですが、どう克服したらよいのでしょうか?」
たあこ様はいままでのことを乗り越え、人づきあいをしたいと考えていらっしゃるのですね。
よりよく生きたいというたあこ様の向上心は素晴らしいと思います。
年を経るにつれ、人間関係もまた広がってきますね。
学生時代は閉ざされた環境でしたが、現在の環境はそのころとまた違うのではないでしょうか?
今、まさに変わろうとしているし、変わるチャンスでもあるのですね。
まず、トラウマを克服したいのであれば、真実を誰かに語り、受け止めて貰う体験が不可欠です。
その時の感情と直面し、包み隠さず吐き出さないと悪夢は消えないと思うのです。
吐き出す必要があるのだけれど、そんな自分の弱い部分を告白するって、相手を相当信頼していなければ出来ることではありません。
傷ついていた学生時代、親にも全てを見せる事は出来なかったのではないでしょうか?
そんなことを話したら「ダメな子」と思われる恐怖を感じていたのでは?
けれど、今はどうでしょう?
こうしてメール相談してくださいましたね。
たあこ様ご自身で解決しようと自ら行動し始めたのですね。
私はたあこ様が少しずつでもご自分を好きになれる、安心してなんでも話せる、そんな場を持ってほしいのです。
そこでなら安心してありのままのご自分を表現できるはず。
身近に思い当たる場があるでしょうか?
ご自分を認めてあげられたらなにも諦めずに自由に飛び立っていけます。
その場を提供するための準備が出来ていますから、もし安心出来る場所がすぐに思い付かない場合はご連絡ください。
そして、安全な居場所が見つかったら、1つ心掛けて頂きたい事があり ます。
たあこ様は、誰かが自分に興味を持ってくれれば明るくふるまえるとおっしゃってましたね。
今度はたあこ様がお相手の方に興味をもってみませんか。
自分に興味を持ってくれる人って、うれしいですよね。
たあこ様も相手の方に興味をもって観察をし、感じたことを伝えてみてはいかがでしょうか。
その際、相手の方をちょっとほめることができるととってもいいと思います。
幼稚園ではお子様と仲の良い子のお母様に、話しかけてみてください。
たとえば
「うちの子と仲良くしてくれてありがとうございます。」
「お弁当、全部食べてくれますか?」
「今日はどんなことをしたんでしょうね、いつも楽しそうよね。」
お子様の送り迎えで毎日会うことによって会話の内容に広がりも出てくると思います。
日々、にっこりと声をかけていけば、知らず知らずのうちに皆さんの輪の中に入っていけると思います。
ちょっとした成功体験を積み重ねてたあこ様の自信につなげていければよいと思うのです。
おそらくたあこ様は繊細な方なのではないでしょうか
繊細なだけにいろいろ考えてしまい、行動に移る前にいい結果や悪い結果を予測してしまうこともあるかもしれません。
「また無視されたらどうしよう」「傷ついたらどうしよう」と悪い結果を考えてしまいませんか?
人は誰しも自分の苦手とすることを始めるときに恐れや不安を持つものだと思います。
恐れや不安という気持ちは持ってて当たり前だと思い、声をかけてみてください。
「怖いけど、できた」というご自分を認めてあげてください。
せっかくたあこ様ご自身が前に進もうとしているのですからあまり考えずにまずは行動してみてください。
そして、自分と違う考え方や価値観を受け入れ、それらとぶつかり合いが楽しめるようになると人生もさらに楽しくなってくると思います。
今までたあこ様を悩ませてきた人間関係が人を幸せにしたり力を与えてくれるようになるといいですね。
いくつになっても友人はできるのです。
地道にトライして、素敵なご友人を作ってくださいね。
たあこ様ならできると思います。
時々はうまくいかないときもあるかもしれません。
その時はぜひご相談ください。
そしてまた自由に歩きだせばよいと思うのです。
長くなりましたが、読んでくださりありがとうございます。
たあこ様が過去のトラウマから解放され、ありのままのご自分を認めて生きていくことを応援してます。