付き合い始めた人と、お母さんのことで悩んでいます

カウンセラーの回答

自分の考えだけで結論をださず、相手に聞いてみましょう

チョコさん

はじめまして。
カウンセラーの會澤 真理（あいざわまり）と申します。
今回は無料相談にご投稿いただき、ありがとうございます。

チョコさんの相談、何度も読ませていただきました。
チョコさんの今のお悩みは２つあるのですね。
お付き合いを始めた人についてとお母さんについて。
どちらもチョコさんにとっては大切な人。

好きな人と付き合いだすことができたという喜びや幸せな気持ちがあるのと同時に、相手の人が何を考えているのかわからず不安になったり、お母さんに付き合っている人がいるということを話せずにいて辛いという、何とも言えない複雑な気持ちがチョコさんの胸に渦巻き、息苦しい様子が伝わってきました。

それでも複雑な胸の内を一生懸命言葉にして伝えてくれましたね。
とても難しく、勇気がいたことと思います。

今回の回答で少しでもチョコさんの気持ちが軽くなり、整理されれば嬉しく思います。
一生懸命回答しますので、よろしくお願いしますね。

チョコさんはお悩みが２つあるので、まずはお付き合いを始めた人についてのお悩みから回答します。

チョコさんはずっと前から思い続けていた人がいて、この前勇気を出して告白したのですね。
一度は振られてしまったけれど、その後ＯＫのメールがきて、お付き合いすることになったのですね。

チョコさんは人を好きになることができる、そして自分の気持ちを相手に伝えることができる素敵な女の子なのですね。
今回、好きな人とお付き合いができるようになったのは、チョコさんが勇気を出して告白したからなのですよ。
チョコさんは頑張ったのですね。

一度は振られてしまいショックのあまり無口になってしまったみたいだけれど、告白したからこそ一歩前に進んだということでしょう？
一度は振られたからこそ、その後ＯＫをもらった時はとても嬉しかったことと思います。

そして付き合うことになったからこそ、今回の悩みが出てきたのだと思いますよ。

なぜなら、告白する前は「告白する」「告白しない」で悩んでいたと思います。
次に告白した後振られた時はショックで無口になってしまい、自分の気持ちを持て余し、「告白しなければよかった」と後悔したのではないですか？
そして今回、相手の人から「お付き合いしてもＯＫ」をもらい嬉しい反面、相手の人の本当の気持ちがつかみ切れず、不安になっているのでしょう？

小さな部屋から脱出したくて悩んだ末に行動を起こし、扉を開けたチョコさん。
扉を開けたらまた別の扉があり、「また扉？」とチョコさんの心が疲れてしまったのかもしれませんね。

でもね、私には一つ一つ悩みを克服しながらチョコさんが少しずつ違う扉を開けて、未来を切り開いているように感じますよ。
だから今回もチョコさんは自分で答えを見つけることができると思います。
今までだってチョコさんは悩みながらも行動を起こしているのですもの。大丈夫ですよ。

だからって「大丈夫！」と言われても不安な気持ちがあることに変わりはないですよね。

チョコさんは相手の人が、
「気分的に彼女が欲しかっただけ？」
「“好き”というのは友達として？」
「周りには（チョコさん）を好きと言っているけど、友達に冷やかされることだけに満足して、私（チョコさん）は形だけの存在？」
など、いろいろな考えがぐるぐる頭の中を回って不安になっているのですね。

相手の人の気持ちがわからなくて不安になる時って、実は大人の私（會澤）でもよくあります。
ましてやチョコさんは初めての体験。戸惑うのも仕方がないし、戸惑って当然なのですよ。

だけどちょっと考えてみてね。
先ほどの「彼女が欲しかっただけ？」も「好きは友達として？」も「冷やかしに満足しているだけ？」もチョコさんが考えていることで、相手の人が本当にそう考えているかはわからないですよね。
自分の考えていることは、必ずしも相手の人が同じ考えであるとは限らないのですよ。

相手の気持ちを確かめるには相手の人に聞いてみるしか方法はないのです。

もしかしたらね、相手の人もチョコさんが告白する前はチョコさんを「友達として好き」という気持ちだけだったかもしれないけれど、告白されて「女の子として好き」に変わったからその後ＯＫがもらえた、という考え方もできますよね。

相手の人もチョコさんに告白された時はびっくりして思わずお断りをしちゃったけれど、その後冷静に考えたら「お付き合いしてもいいなぁ」と思えたからＯＫを出したのかもしれないしね。

だけど私の「もしかしたらも」私の予想で しかなく、相手の人が本当に考えていることかどうかは定かではありませんね。
だからこそ不安に思っていることは相手に聞いてみないと本当のところはわからないということです。

それから相手の人に対して不安に思うことがあり聞いてみたいことがあるとき、相手に自分の気持ちを「伝える」も「伝えない」もチョコさんが選択できるのですよ。

５か月間、チョコさんは相手の人に思いを伝えようか伝えないでおこうか、ずっと迷っていたと思います。
先日「伝えよう」と決心をして伝えたわけですが、「伝える」を選択する前までは「伝えない」を選択していたのですから。

そしてもう一つ、これから相手の人とお付き合いを継続していくにあたり、相手の人との関係をどうするかは、チョコさんが選択することができます。

・不安で、しかも本当の気持ちを聞くのが怖いので、何も聞かずにお付き合いを解消する
（この時点でお付き合いは解消されます）

・不安に思うので相手の人に自分の気持ちを伝えてみる
（もっと親しくなれるか、関係が悪化してしまうかは五分五分）

・不安はあるけど相手の人に聞いて関係が悪化したら怖いので何も聞かずにこのままお付き合いをする
（不安な気持ちは募るばかり）

どれでもチョコさんは選択ができます。

チョコさんは初めてのことばかりで戸惑うことも多いと思うから、友幸や先輩に相談してみるのもいいと思います。
友達や先輩の意見を参考にして、最後の決断はチョコさんがするのです。

実は何を選択してもチョコさんの理想とする未来が手に入るかは五分五分です。
上手くいくかもしれないし、上手くいかないかもしない。
上手くいっても新たな不安が出てくるかもしれないし、上手くいかなかったらやっぱりショック。
そのために傷つくこともショックで落ち込んでしまうこともいっぱいあると思います。
それでも何かを選択しながら少しずつ傷を癒す方法も見つけて、チョコさんは少しずつ大人になっていくのだと思いますよ。

人は誰もが傷つきたくなくて、いろいろ考えて行動をするのだけれど、やっぱり傷ついてしまうときはあります。
でもその傷を乗り越えてこそ素敵な女性へと成長していけるのです。

恋愛は特に心の柔らかい部分にまで入り込んでいくものだから、傷つくこともたくさんでてくることでしょう。
だからこそ喜びも大きいのですよ。
現にチョコさんは今の相手の人を本気で好きになったからこそ、たくさんの喜びや幸せを与えあっているしね。

「恋愛は告白したら終了」ではないのです。
むしろ継続の方が難しい。

それぞれの段階で悩みはあるし、どの段階にいても悩みはつきもの。
そして段階が変わるたびに傷つくこともあるでしょう。
その傷を乗り越えていくだけの力を少しずつ身につけていく時期にチョコさんはきたのですよ。

だけど大丈夫。
チョコさんは人を好きになることができて、しかも自分の気持ちを相手に伝えることができる素敵な女の子。
傷を乗り越えてどんな素敵な女性に成長していくのか、私も楽しみです。

どうでしたか？


では、次にお母さんに対するお悩みですね。

チョコさんは５か月前まではお母さんに秘密もなく、何でも話をしていた仲だったのですね。
でも好きな人が出来てから秘密ができ、大好きなお母さんに好きな人の話ができなくて今まで苦しかったことでしょう。

チョコさんのお母さんは恋愛全てに反対なのですね。
人を好きになることは素晴らしいことだし、人を豊かにすることだと私は思いますけどね。
私はちっとも恋愛が気持ち悪いことでも、中学生がお付き合いをすることを「ませている」とも思いません。

チョコさんのお母さんはチョコさんがお付き合いをしている人がいることを知ったら激怒しそうなのですね

それでは怖くて秘密にしたくなっちゃいますよね。
一番喜んで欲しいお母さんに話せないのは辛いですよね。

チョコさんがお母さんに対する秘密ができたということは、実は喜ばしいこと。
秘密ができた分だけチョコさんが大人になったということなのですよ。

今までお母さんとぴったり重なっていた思いや考えが、少しずつチョコさん独自の思いや考えが出てきてズレが生じてきたということ。
チョコさんも１５歳。
小学校、中学校と家庭以外の社会で多くのことを学んだからこそ、お母さんと違う考えも出てきたということです。
だからお母さんに「秘密ができた」ということはチョコさんが成長している証なのですよ。

これからお母さんに対して、もっとたくさんの秘密が出来てくると思います。
そ れは悪いことではないからね。むしろ喜ばしいこと。

だけど秘密を秘密のままにしておくことは辛いこと。
チョコさんの思いとお母さんの思いにズレが生じたとき（今回は恋愛に関してですね）お母さんと話し合う必要が出てくるときがあります。

きっとこれもチョコさんにとって今までにない経験だから不安に思い怖くて当然。
でもね、時にはお母さんと対決しないとならない時があるのです。
これもチョコさんが一人の大人として成長するためにとても大切な過程です。

対決というと大げさに聞こえるかもしれないけれど、ここでいう対決とは「自分の意見を相手に伝える」ということ。

チョコさんが自分の手で掴んだ「相手の人とお付き合いができるようになった」という幸せ。
だけどチョコさんの予想ではお母さんはこの事実を知ったら激怒しそう。

それでも伝えないとならない時は来るかもしれないですよね。
伝えるタイミングはチョコさんが決心をしたタイミングかもしれないし、不測のタイミングかもしれないけれど。

でもね、ここでもチョコさんはいろいろな選択ができるのですよ。

・お母さんが噂を聞くまで秘密にする
・感情にまかせて気持ちをぶちまけ、お母さんと喧嘩をする
・自分の率直な思いをお母さんに伝える（伝え続ける）
・お母さんに内緒にしている間に相手の人とお別れをする

率直に思いを告げている間に感情にまかせて喧嘩になるかもしれないけれど、それでもＯＫ。

実は万事上手くいくタイミングって存在しないのです。
どんなにタイミングを計ってもチョコさんの思い通りになるか、ならないかは五分五分。

だけど初めは怒っていたお母さんもチョコさんが真剣ならいつか認めてくれるかもしれないしね。

なのでお母さんに秘密を「話す」も「話さない」もチョコさんの選択だし、話をした結果お母さんに「別れろ」と言われても絶対に別れなければいけないわけではないのですよ。

実はチョコさんの今回の２つのお悩み。
別々のようで根っこの部分は同じです。

・チョコさんの気持ち、思い、考えを相手の人に伝えることが必要。
・チョコさんの思いを「伝える」も「伝えない」もチョコさんが選択できる。
・伝えるならどう伝えるか。
・「伝えなくても相手が知ることになる時がある」など自分の思い描いた未来とは違う結果になる可能性がある。
・チョコさんの思いは伝えてみないと相手には伝わらないし、相手が考えていることも聞いてみないとわからない。
・行動を起こしても自分の思い通りになるか、ならないかの結果は五分五分。

そしてお母さんと少しずつ離れていき、好きな人と少しずつ近づいていく。

『「お母さんの庇護のもと、まだ子供でいたい」という思いと、「お母さんの意見とは違うけれど、自分の幸せのため。時にはお母さんと違う意見を持つこともある」と自分の意見をしっかり持ち、お母さんから少しずつ精神的に離れる』

チョコさんが子供と大人の間で揺れ動く時期にきたということです。

お母さんと離れると同時に親密な関係になれる人を手に入れる必要があります。
それが好きな人ね。

チョコさんはこれからシーソーのように「子供のころのようにお母さんと考えも行動も一緒」と「お母さんから離れ、好きな人と親密になっていく」を行ったり来たりすることと思います。
そのたびに悩みはついてくるし、傷つくこともたくさんあることでしょう。

それでもその傷を癒し抱え、また一歩前に進んでいくことが大人になるということなのですよ。

チョコさんは今がその入口。

初めてのことで戸惑うことがたくさん出てくると思います。
一人で悩まずお友達や先輩、お友達のお姉さんや親せきのお姉さん、先生や知り合いになった大人の人などへどんどん相談してくださいね。
チョコさんは一人ではないですからね。

「お母さん以外に相談できる人（秘密を打ち明けられる人）をたくさん見つける」も必要となってきた時期でもありますね。

十分に周りの人に相談したら、最後に何を選択するかはチョコさんが決めることができるのですよ。

いかがですか？

チョコさんが望んだ回答と少しずれているかもしれませんね。
それから長い回答文になってしまい、さらに混乱させてしまっていたら、ごめんなさい。
疲れたかな？

チョコさんは今、とても大切な時期にきています。
焦る必要はないですよ。ゆっくりでいいですからね。

それではここら辺で回答を終わりたいと思います。
今回は無料相談にご投稿いただき、そして長い文章をここまで読んでくれて、どうもありがと う。